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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
愛を叫べ_1
プロポーズの続きになります。






「司」
「類・・・」

アイツのバースデーをふたりで祝う俺の目論みはものの見事に外れ・・・
結局はいつものメンバーが勢ぞろいした。
牧野が最近ハマってるっつーイタリアンの2階を貸切ってのパーティー。

「おめでとう」
「サンキュー」

シャンパンで乾杯した後。
サプライズとばかりに皆の前で結婚報告をした俺たち。
一気に場が盛り上がった。
アイツは三条たちに連行されて、俺はとりあえず近くにあったチェアに腰掛ける。

「類、今までサンキューな」
「どうしたの?司がお礼言うなんて激レア」
「茶化すんじゃねーよ」

この男は・・・。
普段はボーッとしてるのに。
牧野に関しては何倍もの嗅覚が働く。
俺以上に・・・。

「今日さ、牧野の顔見たら多分そうじゃないかなって思ったんだよね」
「あぁ!?」
「俺、牧野とソウルメイトだからさ」
「・・・・・・・・・・」
「言わなくても表情でわかっちゃった」

隣に腰掛けた類をジッと見入る。
類はそう言うとゆっくりと微笑んだ。

「類、いいんだよな?」
「何が?」
「俺が牧野と結婚すること」
「ダメって言ったら司、俺に牧野譲ってくれんの?」
「ふざけんな!!」
「でしょ?牧野は司じゃないとダメ。司も牧野じゃないとダメなんだよ」
「・・・・・・・・」
「牧野を幸せにしてあげて」
「ああ、わかってる」

カチンとグラスを合わせた。
きっと類は牧野が好きだった。
それはLOVEなのかLIKEなのかと言われるときっとどちらも違う。
牧野と類はきっとそんな言葉じゃ片付けられない何かがあるんだと思う。
かなりムカつくけど。
だから俺は全力で牧野を幸せにする。

「「司」」
「総二郎、あきら」

類との話が一段落したのを気に総二郎とあきらも寄ってきた。
手にはグラスを持って。

「ようやくだな、司」
「長かったぜ・・ったく」
「普通の恋愛じゃねーもんな、おまえらの場合」
「まぁな・・・」
「でも牧野がいたから頑張れたようなもんでしょ、司の場合は」

普通の遠恋とは訳が違う。
親父が倒れて仕事を覚えなきゃなんなくて、社会っつーもんに揉まれた。
道明寺司として立ち向かった。
日々が戦いだった。
気を抜いた方が負け。
そんな現実を目の当たりして、今がある。
牧野がいなきゃ俺はもっとゲス野郎と化してた。
牧野がいるから頑張れた。

「けど、おまえらホントすげーわ」
「何がだよ、総二郎」
「ん・・・お互い脇見もせずに、一途に思い合って初恋実らせるって」
「違うよ総二郎、牧野の初恋は俺だから」
「類、テメー
「だって本当のことでしょ?」
「類!!おまえ、もう黙っとけ」
「総二郎が間違ったこと言うからでしょ」
「まぁまぁ、司も怒るなって。それより式とかどうすんだよ、決めたのか?」

あきらが話を変えるべく軌道修正。
一番怒らせたら怖いのがあきらなのに、こういうところはさすがだ。

「籍は先に入れて、式は6月を予定してる」
「ジューン・ブライドだな」
「牧野のこだわりか?」
「違うよ・・・司でしょ?」
「まぁな」
「牧野より司の方が何かと拘りそうだもん」
「ブライズメイドはあいつら3人だな」
「じゃ俺らはグルームズマンか。それもいいな」

向こうで盛り上がってる牧野たちにおのずと視線がいく。
牧野が笑ってるならそれでいい。

「とうとうF4の中で既婚者が出るのか」
「やっぱり司が1番だったね、さすがリーダー」
「世間も騒ぐだろうな、大財閥の御曹司の結婚だし」
「牧野の名前だすのか?司」
「いや、出すつもりはねーよ。社交界では広まるだろーけどな」
「賢明だな、その方がまだ危険度は低いもんな」

公表するなら名前も出しちまえって考えた。
けど名前を出すことで二次被害が出ては困る。
俺もこいつらも幼少から身を護る訓練は受けてる。
だけど牧野は違う。一般家庭で育った普通の感覚の持ち主だ。
だからどれだけ危険を伴うか容易に想像できる。

「それだけじゃないんでしょ?公表しない理由」
「・・・・・・・・」
「どうせ牧野のことだ、仕事続けたいって言ったんでしょ」
「なんで知ってんだよ類」
「だから牧野のことなら何でもわかるって」
「ちっ・・・」
「アイツ、まだしないでもいい苦労すんのかよ」
「違うよ総二郎」
「何が違うんだよ」
「牧野はさ、司のために働きたいんだよ」

「「・・・愛だな」」

「結局、司はグダグダ文句言っても、最後は牧野の言うこと聞いちゃうんだよ」
「F4のリーダーも牧野にかかればぐうの音も出ないってか」
「さすが猛獣使いだ」

総二郎が笑い、あきらがつられて、そして類も笑う。
俺も怒ってはいたけど、最後には自然と笑いが出た。
そうだ。
結局はF4全員、牧野には適わないってことだ。
牧野はF4の総意だから。
そして、持っていたグラスを目線まで持ち上げる。
これからの俺らの素晴らしい未来を祝った。











=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
2015年締めくくりお話です。
つかつくで考えたんですが、こういうのもいいかなと
路線変更しました。
きっとF4は皆どんな形であれ、つくしのことが好き。
そう思います。
そしてやっぱり類と司のふたり語りは外せませんでした。
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=


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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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