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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
愛を叫べ_3
プロポーズの続きになります。








「美味しい」

シャンパンとは別に飲んだカクテル。
オレンジジュースみたいで飲みやすい。
滋さんと桜子が盛り上がってる横であたしと優紀が盛り上がる。
あたしも優紀もお酒にはてんで詳しくない。

「つくし、何飲んでるの?」
「何だろう・・・」

グラスを目線の高さまで持ち上げる。
グラスはフルート型のシャンパングラスだし、色はどこから見てもオレンジ。

「ミモザだ」

さっきまでF4で盛り上がってたのに。
司があたしの隣に陣取る。
そして西門さんは優紀の隣。
いつもの定位置かな。

「ミモザ?」
「シャンパンをオレンジジュースで割ったもん」
「そうなんだ」
「贅沢なオレンジジュースって言われてる」
「酒に弱い牧野にはもってこいなやつだな」
「もう。これでも少しはマシになったんだから!!!」

司と西門さんの掛け合いに危うくハマりそうになっちゃったじゃない。
優紀はこう見えて意外にお酒強いからな。
本人は普通って言ってるけど・・・。
お酒の弱いあたしからしたら滋さんも桜子も優紀も強いと思う。

「てかさ、カクテルの名前って判らないから困るよね」
「そうだよね」
「どういうこと?」

西門さんが相槌を打つ。
これはあたしたちしかわからないことなのかもしれない。
ミモザをもうひとくち飲んでから答える。

「ほら、あんたたちと飲むときってさ・・・たいてい頼んでくれるじゃない」
「そりゃそうだろ」
「まぁ、女には頼ませねーな」
「その時の気分とか体調とかにも合わせてさ」
「そんなん、当たり前だろーが」

司にしても西門さんにしても、ううん・・・美作さんも類もお酒にはめっぽう強い。
ほとんどお茶代わりなんじゃないのてくらいのザル。
酔ったところ見たことないんじゃないかな・・・。
スマートなんだよね、飲み方も。
タバコは吸わないけど。
お酒は早い段階から手を出してたって言ってたから頷ける。

「だからね・・・」
「さっさと言えよ、牧野」
「つくしが言いたいのって他所で飲むとき、どれを飲んでいいかわからないってことでしょ?」
「うん」
「同期とさ、この前メープルのバーに行ったんだけど」
「はぁ!?聞いてねーぞ」
「だって言ってないもん」

司のこめかみに薄っすらと浮き上がる怒りマーク。
でも今日はおめでたい席だから・・・
本人も自覚してるからなのか、あたしがプロポーズを受けたからなのか
どちらが正しいのかわかんないけど。
言い合いには発展しなかった。
あたし的には構えてたんだけどね。

「話戻すけど。12月限定のカクテルがあるとかでさ、行ったわけ」
「限定って、女を酔わす口実だろ」
「まぁまぁ、とりあえず聞こうぜ司」
「行ったはいいんだけどさ・・・メニュー見てもわかんなくて」
「まぁ裏の意味もあるから余計わからんわな」

裏の意味?
優紀は知ってるみたいで・・・薄っすら紅くなったけど。
あれかな・・・。
美作さんがカクテルに付いてる名前は意味があるからって言ってたやつ?
司は横で盛大なため息。
それを見て西門さんが苦笑してた。
あたしってそんなに危なっかしいのかな?

「応対してくれたお店の人もいつものマネージャーじゃなかったし」
「牧野的にはちんぷんかんぷんだったってとこか?」
「そう」
「そんで!?」
「さすがにバーなんて行ったことないって言ってんのに「いつもの」なんて言えないじゃない」
「あははは!!!」

西門さんが腹痛いって言いながら爆笑する。
それにつられて司も苦笑。
優紀だってくすくす笑ってるし。
もう、あの時はほんと参ったんだから。

「で?どうしたんだよ、おまえ」
「何が?」
「何、頼んだんだよ。限定か?」
「違うよ。場違いかなって思ったんだけど、カシス・ソーダにした」
「バーテンも可哀想に(苦笑)まぁ、牧野にしたら正しい選択なんじゃね?」
「でもさ、違ったんだよね」
「何が違ったんだよ」
「味がさ・・・アルコールが入ってるってちゃんと判ったんだよね」

司と飲むときもだけど。
F4と飲むときはお酒でもものすごく飲みやすいの。
お酒にランクがあることは知ってるよ。
同期と行くってことは、世間一般的なことで特別待遇されてるわけじゃない。
お値段も普段設定されてる金額なわけだし。
なんら普通なの。

「そりゃわかって当たり前だ(苦笑)」
「どういうこと?!」
「アルコールの量が普段客に出すもんと同じだったんだろ」
「意味わかんないんだけど・・・」
「マネージャーに言ってあんだよ。おまえが口にするもんはアルコール半分にしろって」
「えっ!?」
「おまえだって酒に弱くてもそういう場じゃ飲みたいだろ?」
「そりゃ多少はね」
「俺らと一緒なら酔っ払ったって全然構わねーけど、そうじゃねーなら困んだろーが」
「愛されてるね~つくしちゃん♪」

つくしちゃん言うな。
でも知らなかった。
司が陰でこんなことしてくれてたなんて。
あたし自身もメープルのバーでなんて酔っ払いたくないのは事実。
知らない間に司に守られてたんだね。

「酔っ払わなかったんか?」
「うん。すぐに酔いも冷めたし」
「てめ、酔ってんじゃねーかよ・・・」
「ほろ酔い?でもホントにすぐに冷めたの」
「どういうことだよ・・・」
「バー出てさ、ホテル出ようとした時に逢っちゃったんだよね」
「誰に」
「ん・・・楓さん」
「ババァ!?」
「そう。そりゃ一気に酔いも冷めるって(笑)」

同期は前を歩いていたから気付かなかったかもしれないけど。
あたしはしっかりちゃっかり逢っちゃって。
でも前みたいな殺伐とした雰囲気じゃないから平気。
昔みたいなことはもうないだろうけど・・・。
守ってくれるんでしょ?

アンタはいつもあたしに”愛を叫んでる”から。







=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
同期編はまた機会があれば(需要があれば)
書きたいと思います(笑)
「愛されてるね~つくしちゃん」ってフレーズを使いたくて
書いたお話です。
オチになってないけど、オチはもちろん楓さんです。
「いつもの」って言葉で色んなシチュのお話が書けそう。
F4って基本、過保護ですからね(笑)
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=

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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
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2016/01/02(土) 15:44:46 | | [編集]
おめでとうございます。
今年もめちゃくちゃ楽しみにしています。
このつかつくのお話、好きで好きで、更新ないかな?・・・と何度もしつこいぐらいにチェックしています(笑)
同期編ぜひぜひ見たいです。
あの白石君が鈍感つくしに、どのように接していたのか、気になります。
ぜひよろしくお願いします。
もちろん結婚式も、披露宴も、公になってからの二人も早くみたいです。
2016/01/03(日) 20:35:12 | URL | みわちゃん [編集]
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