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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
愛を叫べ_6
プロポーズの続きになります。









「楽しかったね」

結構、いい時間まで店で飲んでおのおのが帰宅の途についた。
メープルで続きでもやるかって話したけれど、今日はこいつのBD。
皆、珍しくすんなり解放してくれた。
車を呼んで、俺らが住むウチに帰る。

「フラフラすんじゃねーよ」
「大丈夫だよ。ほろ酔いだから」

部屋までのほんのわずかな距離。
怪我でもしたら大変だっつーの。
肩を抱くのもいいかと思ったけど、普段しない恋人つなぎっつーもんをしてやった。

「危ねぇーだろが」
「心配性なんだから」

触れ合った手からは牧野のぬくもりがダイレクトに伝わる。
それが妙に男心をくすぐった。
文句を言いつつも嬉しい証拠。
待機していた直通のEVに乗り込み、最上階へと向かう。
誰も見ていないのをいいことにピタっと体を密着させてきた。

「酔ってんだろ、おまえ」
「酔ってないってば。くっつくのはヤなの?」
「ヤなわけあるかよ」
「ならいいじゃん」

俺が我慢してるのわかってんのかよ。
一応道明寺の所有物件で、一応直通EVなわけで、何しても大概は許されるけどよ。
けど他人が見てるとことではって散々言ってたよな。
なのに今日はこれかよ。

「キー貸して」

言われるがままに俺は持っていたカードキーを渡す。
初めてロック解除した時みたいに嬉しそうにカードをスライドさせた。

「出来た♪」

出来たって・・・毎日してんだから当たり前だろーが。
嬉しそうに微笑んで重厚な扉を開ける。
開けられた扉が閉まらないようにもう片方の手で押さえながら先に牧野が入る。
そして俺も引っ張られるかのように中に入った。
扉が開いたと同時に明かりが灯る。
LEDの柔らかい明かりに包まれた。
お互い靴を脱いでもまだ手は繋がれたまま。
先に歩く牧野に付いていくカタチでリビングに入る。

「今日はありがと」
「おう」

ソファの前でピタっと止まり、牧野が口を開いた。
言ったそばから恥ずかしいのか体温が上がった気がした。
繋いだ手がさっきより幾分か温かい。
本来なら顔を見て言ってほしいところだが、思うとおりにいかないのがこいつ。
結局はなんだかんだ言いつつも尻に敷かれてるのは俺か・・・。
苦笑半分、嬉しさ半分で顔が緩んだ。
俺に顔が見えるように牧野の体をくるっと回して問いかける。

「何か飲むか?」
「ん・・・美味しいお酒?」
「バカか。許容範囲超えてるだろーが、水にしておけ」
「えーっ、聞いたのにソレ?」
「いいからそこ座ってろ」

ソファに座らせて俺はキッチンにミネラルウォーターを取りに行った。
冷蔵庫から冷やされたソレを取り出し、キャップを開けてひと口体に流し込む。
視線を牧野に向けると、アイツは嬉しそうに薬指に嵌められたエンゲージリングを見入ってた。

「ほら」
「ん、ありがとう」

ゴクゴクと飲み、あっという間に半分近く飲み干して口を離した。
もういいのかと問いかけると首を縦に振る。
手に持っていたミネラルウォーターを受け取り、キャップを閉めた。
そして牧野のとなりに腰を下ろした。

「嬉しそうだな、さっきからずっと見てる」
「嬉しいに決まってんじゃん」
「そりゃどーも。贈った俺からしたら最高の褒め言葉だわ」
「本当にキレイ」
「おまえの細い指によく似合ってる」

そう言った矢先。
まだ酒が抜けきれてねーのか。
牧野がゆっくりと俺の首に手を回して抱きついてきた。
俺はそっと腰に両手を回す。
それから逃げられねーように回した手を組んだ。
耳元で小さな声が聞こえる。

「珍しいな、おまえから抱きつくなんて」
「もう、人が折角・・・」
「折角?何だよ・・・」
「・・・・・素直になってんのに」
「そりゃ男としちゃ、それに答えねーといけねーわな」
「なっ、違っ」
「違わねーよ(苦笑)」

俺は首筋にキスを落とす。
吸い付くんじゃなく軽く触れるように。
本当は俺の印を残してやりてーけど、さすがに今日はそれをするのは憚られた。
牧野が素直になってんなら、この際だ。
普段以上にめちゃくちゃ優しくゆっくり抱くのも悪くない。
忘れられない最高のBDにしてやるよ、心身ともにな。


お前が翻弄してるんじゃなくて、きっと俺が翻弄されてる。
今宵はここからふたりの密の時間が始まる。







=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
司BDを書こうにも、つくしBDの終わりを書いていなかった
ことに気付き、慌てて創作。
書き終えたらこれ・・・つくしじゃなくない?(苦笑)
素直すぎるつくしではありますが、こういうつくしもアリかなと
開き直り(苦笑)
恋人つなぎってしなさそうってことから発生したお話です。
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=










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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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