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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
愛を叫べ_7.5
プロポーズの続きになります。








年明け。
1週間ほど日本に帰国することにした。
表向きは仕事の都合。
裏向けはつくしちゃんと食事に行くためだ。
久々の邸に足を踏み入れると昔とは違った温かさを感じた。
これもつくしちゃんのおかげなんだろうか。
装いはタマのおかげで以前と変わらぬまま。
変わってるところといえば・・・
廊下に置かれてる壷が多少無くなって、花に変わっているくらいか。

「昔、西の廊下の角に壷があったはずだけど?」
「それなら司が割りました」
「そうか・・・形あるものはいつかは無くなるけど」
「今更です」

楓はシンガポールに行くトランジットの関係で1日だけの帰国。
仕事に手をつけることなく、楓とふたり話ていた。
そんなところに司の来訪。
コンコンとドアを叩く音がする。

「入りなさい」
「失礼します」

世間一般の家庭ならばこんなことはしないが、うちではこれが普通だ。
会社のような受け答え。
但し、殺伐とした雰囲気じゃない。
人を射抜くような視線ではあるけれど、司にしては穏やかだ。

「チッ、ババァもいたのかよ」
「トランジットで寄ったまでです」
「まぁ、いいわ。頼みがあんだけど」
「なんだね」
「証人欄に署名してくんねー?」

司が取り出して私に向けて差し出した書類は「婚姻届」だった。
もうひとつの証人欄にはすでにつくしちゃんのお父さんが記入なさっていた。
書類に目を通してから、司を見た。

「話には聞いてたけど、上手くいったようだね」
「ああ。これ、俺の誕生日に出すつもりだから」
「えらく急ぐね」
「あいつの希望だ」
「わかった」
「じゃ、頼むわ」
「司、今日は邸に泊まるのか?」
「いや、マンションに帰るぜ?何でだよ」
「久しぶりに親子で朝食でもどうだい(笑)」
「はぁ!?何の嫌がらせだよ、冗談だろ」

昔の司なら確実に暴れてたけど。
苦笑じみた笑みを浮かべながら司は手を上げて部屋を出て行った。

「あの司がね・・・変われば変わるもんだ」
「まだまだですが、あの子なりによくやっています」
「相変わらず手厳しいね、楓は」
「あなたこそ、そうじゃありませんか?」

楓と目が合って、どちらかともなく笑った。
親の敷いたレールに乗ることさえ嫌がってた頃。
それを思えば司は180度変わった。
つくしちゃんに出会ってからだ。
先入観を持たず、彼女の人となりをタマに聞いた。
それから極秘で調査をした身辺調査。
どれを確認しても悪い話はひとつもなかった。
司が変わったのは彼女あってこそだと認識するのに時間はそう掛からなかった。
今となっては彼女のおかげも合間って、会社母体の基盤も揺るがないものとなってる。

「さて楓、どうしようかコレ」
「どうするとは?」
「司の頼みを聞くか、それともやっぱり反対するか・・・」
「それは・・・」
「楓も変わったね。普通、息子の嫁は気に入らないとかいうけど?」
「それこそ今更です」
「じゃ司の極稀にみるお願いを聞こうとしようか(苦笑)」
「あの・・・」
「何だい?」
「もしあなたさえ良ければ私に書かせて貰えないかしら?」
「昔の罪滅ぼしかい?」
「それもあります」
「それなら答えはNOだ」
「あなた・・・」
「時間は十分にある。ゆっくり時間を掛けて距離を縮めたらいいんじゃないかな?」
「・・・・・・」
「嫌われてるわけじゃないんだ。彼女は君を受け入れてる、違うかい?」
「ええ」
「幸い椿もタマもいる。君には強い味方がいるじゃないか」
「わかりました。出すぎた真似をしたわ」
「いや・・・」

まさか楓が書くと言うとは思ってもみなかった。
楓もつくしちゃんに変えられたひとりかな。
これからの道明寺の行く末が楽しみだ。

「なら前祝いにとっておきのワインでも開けようか」
「いいですわね。ですけどコレクションになさってたものは司が空けたのではなくて?」
「そうなのか?」
「ええ。確か高校の頃だったと記憶してますけど」
「・・・・・」


我が息子ながら、どうやってお灸を据えようか今更ながら頭が痛かった。








=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
司パパx楓さん+司
きっと楓さんなら自分も書きたいっていうだろうなと思って、
我慢しきれず書いちゃいました。
なのでお題は7.5です(苦笑)
そしてオチがなくてごめんなさい。
やりたい放題の司が大人になったーって感じに
受取ってもらえたら嬉しいです。
きっとあとで司パパと楓さんから嫌がらせがあるかと(笑)
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=



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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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