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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ショコラティエ_3
「ただいま」

今日は定時に仕事を終えてちょっと道明寺のお邸に寄り道。
あたしの行動なんてSPさんからの情報で筒抜けだろうからあえて弁解しない。
行き先もわかってるからね。
そして本人は仕事で遅いだろうから深くは考えない。
そう思いながら、玄関の扉を開けると司の靴が目に留まった。
音を立てないようにリビングに向かう。

「遅かったな」
「珍しいね、こんな時間に帰ってるなんて」

ちょうどお風呂から上がった司とリビングでばったり遭遇。
かばんを床に置いて、お帰りなさいのキスをした。

「会食もなかったしなって言っても帰ったのついさっきだぞ」
「そっか、晩ごはんは食べる?」
「おまえは?」
「お邸でごはん持たせてもらったから暖めて食べる」
「俺の分もあんの?」
「あるよ。急いで準備するね」

コートを脱いでクローゼットにしまう。
あっ。
作ったコーヒーブラウニーとダークとホワイトのチョコトリュフ。
涼しい部屋に置いておかないと。
どちらも数日ならば日持ちするからとレシピから選んだ。
先日買ったチョコといっしょに普段使わない部屋にそっと置きに行った。
リビングに戻ると司の姿に頭がクラクラした。

「上、着てくんない?目のやり場に困る」
「好きなくせに」
「バカ言うな!!!」
「ホントのことだろーが」

着るのが嫌ならバスローブでも着てろっていうのよ。
その方がはるかにマシだわ。
お邸から持たせてもらったメインの晩ごはんをレンジで温める。
スープはお鍋。
ご飯じゃなくパンだけど、明日の朝の分もと多めに持たせてもらった。

「邸に用事だったんか」
「そう。バレンタイン前だからね」
「毎年の手作りか・・・」
「そう。アンタの分もちゃんとあるからひと口だけでも食べてよね」
「いらねーつっても食わすだろ、おまえは」
「当たり前でしょ。アンタにあげるんだから」

遠距離の時は貰ってばかりだった。
20才を過ぎたあたりからだったかな。
お姉さんがこの時期に帰国して、戻るときについでに持ってってもらって。
忙しい司にチョコを渡したりしてもらってた。
去年の話とかなのになんだか懐かしい。

「甘くねーやつにしろよ」
「チョコはどれも甘いけど?」
「おまえよりは甘くねーだろ(苦笑)」
「飲んでもいないのに、西門さんみたいなこと言うなっつーの」
「つーか、総二郎といっしょにすんなっつーの」
「・・・・・気持ちはこれ以上ないってくらいこもってるから」
「ああ。俺の方も期待してろ」

なんだかやっぱりバカップル!?
会話だけ聞くとそう思えて仕方ないや。
最近司に流されっぱなしでおかしくなってるのかも。
いかんいかん、軌道修正しなきゃ!!
軽めのごはんを食べて司はメールのチェック。
あたしは片付けとお風呂。
時間はすでに11時を過ぎてる。
あんまりお風呂で長居する時間でもないから早めに上がった。
髪を乾かしてると後ろには司。
振り向かずにそのまま話しかけた。

「メールチェック、終わった?」
「ああ」
「貸せよ、ドライヤー」
「ありがとう」

子供のように髪を乾かしてもらう。
あたしの髪に触れる司の手が好き。
安心する手だなっていつも思う。
乾かし終えると司に手を引かれた。

ベッドにもぐると冷たさが頬を伝う。
けどそれもつかの間。
すぐに気持ちの良い温かさになる。
眠気がすぐにやってきそう。

「今日はしないから」
「わかってる」
「ホントに?なら猛獣さん、この腰に回った手は何なんですか」
「置いてるだけ。奥さんのご要望なら頑張るけど?」
「いい」

悲しそうな目をしても無駄。
ぷっと笑う。
ホントに今日は疲れたの。
帰りは送ってもらったけど・・・手作りチョコを作るのは結構体力いるんだ。
だって気持ちがこもってるから。

「ねぇ司」
「なんだよ」
「お願いがあるんだけど・・・」
「内容による」
「あのね、金曜日に類が会社来るでしょ?あたしからのチョコ渡してくれない?」
「却下」
「類と類の彼女に渡したくて作ったのに・・・」
「却下」
「わかった。司がダメっていうなら仕事終わってからふたりっきりで会って渡してくるよ」
「・・・・・・テメー卑怯だぞ」
「だってダメなんでしょ?」
「・・・・・チッ、わかった」
「ありがとう」

ダメって反対しても結局はいつもOKな司。
お願いを聞いてもらった分は明日、あたしがいっぱい司に愛をあげるから。
だから今日はこのまま眠らせてね。
司の大好きな手に守られながらあたしはゆっくりと目を閉じた。










=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
司・・・きっと風呂上りって無駄にフェロモン放出してるんだろうな。
チョコブラウニーならぬコーヒーブラウニーのレシピを発見しました。
それを採用。
つくしが使ったのはきっと高級なものに違いない。
あえて豆の種類は書きませんでしたけど。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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