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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ショコラティエ_5
あいつに濃いディープキスをして俺も出勤。
自分のオフィスに入って、今日のスケジュールを西田が読み上げた。
午前中はずっと部屋から出ずの決済処理とプロジェクトの確認。
間違って1歩でも外に出たらピラニアの餌食だ。
そして午後は会議とある意味、オフィスに缶詰状態だった。
ちょうどひと息ついたころ、類の来訪が告げられた。

「類、来るなら事前に言え」
「言ったでしょ?牧野に」
「俺にだ!!!」

類はソファに座るなりすぐさまあくび。
これでも花沢物産の専務だもんな。
業界の評判もいいのに、本人はいたってこのザマ。
ゴーイングマイウェイ。

「牧野は?」
「仕事」
「そんなのわかってるよ。呼んでいい?チョコも渡したいし」
「ダメだっつーの」
「ケチ。いいじゃん別に、減るもんじゃないし」
「アイツ、怒り狂うぞ」
「それだけじゃ牧野怒らないでしょ。どうせ朝から司が怒らせたんじゃないの」

クソッ。
類にはお見通しかよ。
どっかに監視カメラでも付けてんじゃねーのかよってくらい当てやがる。
ソウルメイトってこーなのか?
とりあえず類は観念したのか、あいつに渡すチョコを俺に差し出した。
西田に飲みもんでも頼もうと内線の受話器を取ろうとしたら執務室の扉が開いた。
類はめんどくさそうに振り向く。
俺は受話器を置いて視線を向けた。

「「よっ司」」

視線の先には総二郎とあきら。
チッ。
あいつの言うこと、当たりやがった。

「おっ。やっぱ類いるじゃん」
「うるさいのが来た。俺の睡眠・・・」
「類、寝るな。おまえら、何しに来たんだよ」
「総二郎が俺んとこ来て時間潰してたんだよ。で、いっしょに類のとこ行ったらこっちだっつーからさ。来た」
「用もないのに来んじゃねーよ」

こめかみに青筋。
おまえら、揃いも揃って暇ぶっこきやがって。
とりあえず、一応聞いてやる。

「おまえら暇なんか?」
「暇なわけねーだろ、ちゃんとやることやって来たっつーの」
「俺は周りが煩いから労働者の権利として有休にした」
「いいなぁあきら・・・俺も休みたい」
「類、田村は?」
「田村は俺の代わりに書類とにらめっこ。あいつ、俺の睡眠時間削ったからその罰」
「おまえ普段何時間寝てんだよ」
「最低7時間は確保してる」
「ガキかよ・・・」

2週間振りのF4揃い踏み。
それならラフな格好がしてぇぜ。
スーツが窮屈だ。
俺はソファから立ち上がり、デスク付近に置いておいた例の紙袋を手にした。

「ほれ、アイツから」

類、総二郎、あきらの名前を確認して目の前に差し出す。
早く受け取りやがれ。

「牧野やっぱスゲー。猛獣使い健在じゃん」
「だよな。司がこき使われてる(笑)」
「俺、牧野からが良かった・・・」
「おまえらな類の彼女の分も入ってるって言ってたぞ」
「うん、牧野から聞いてる」
「テメー、いつ連絡取ったんだよ
「俺、牧野とはしょっちゅうメールしてるもん」

羨ましいでしょ司って言われたらそりゃ羨ましいに決まってるだろーが。
けど。
俺らいっしょに住んでるからそれこそ羨ましいだろ。
ヤリたい放題だし?
隣にはアイツが寝てるし?
夫の権利ってやつだ。

「そうだ司・・・忘れるとこだったぜ」
「なんだ、あきら」
「これ桜子からだ」
「三条?」
「おまえといっしょの時に食わせろって伝言。伝えたからな」
「意味わかんねーぞ、あきら」
「どうせ三条のことだから、媚薬でも入ってるんでしょ?あきら」
「ああ。量はごく僅かだからって言ってたぞ」
「あきら、俺のも?」
「そりゃそうだろ。類のもなんじゃねーの」
「サンキュ、あきら」
「礼なら桜子に言え」

媚薬入り・・・
そりゃひとりで食わせらんねーな。
あっ、待てよ。
ひとりで食わせて、よがってみせるのもいいか?
あいつのことだ。
三条からなら、疑うことなんてこれっぽちも考えず食うだろ。
どうせ今朝濃いのやったんだ。
その延長戦上で夜も・・・いいかも。
たまにはいつも以上に大胆に足開かせてみるものいいかもな。
やっぱチョコも俺も食わせてやる方が男の醍醐味?
楽しめそうだな。

「どうせ夜は各自お楽しみなら少しだけ軽く飲まねぇ?」
「いいねぇ、場所は?」
「メープルでいいなら連絡するぞ」
「類もいいよな?」
「ああ。司、いちご食べたいから出すように言って」
「チッ、めんどくせーな。とりあえず行くか」

俺らは一斉に立ち上がり出かける準備。
俺は内線で出ることを西田に告げる。
執務室のドアを開けると西田が待機していた。

「お疲れ様でした」
「悪ぃな、出るわ」
「いえ、今日の分は全て終了しておりますので」

そういって西田は頭をさげた。
それを見て俺は片手を上げて、こいつらと共にEVに乗り込んだ。
時計を見ると退社時間を少し過ぎたころ。
どこからともなくキャーと黄色い声が聞こえる。

「うぜぇ・・・」
「久々じゃねぇ?こういうの(苦笑)」
「司がいるからでしょ。あっ、牧野発見」
「おっ、つくしちゃんの浮気現場発見」
「司、牧野見て暴走すんなよ」

類に総二郎そしてあきら。
俺は猛獣じゃねーっつーの。
それより、横にいるヤツ・・・白石だよな。
何やってんだ、アイツ。
まぁいいわ、ベッドの中で包み隠さず白状させてやるから待ってろ。
つーか、ダダ洩れなんだよおまえの声。
「ゲッ」はねぇだろーが。
アイツの横を通る時。
おのおのが口ずさむ。
俺は口ずさまない代わりに白石をギッと睨んで通り過ぎた。

「Merci pour le chocolat、makino」
「Grazie per il cioccolato」
「Vielen Dank für Schokolade」




周りがざわつく中、アイツだけが呆然としてるのを見て肩を震わせる。
とりあえず今は知らぬ顔をしてリモに乗り込んだ。











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翻訳機能を使って言語は書きました。
「チョコありがとう」の変換です。
フランス語はもちろん類。イタリア語はあきら、ドイツ語は総二郎です。
オチは(あるのか微妙ですが)最後の浮気現場発見でしょうか。
白石くんガンバっ(笑)
きっと彼は初めてF4をナマで見たんじゃないかな
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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