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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ショコラティエ_12
あのバカ男。
どんだけ体力有り余ってんの!?
あたしを殺す気かっての。
いつかアイツのお腹の上で腹上死させられそう。

「朝からニヤけるの止めたら?!」

あたしにキスした後。
本当に満面の笑みで笑ってるんだもん。
いつも眉間にシワ寄せてたり、青筋立ててたりしてるのに。
ほーんとヤな感じ。
あたしはまだ動けるまで回復してなくて、横になりながら問いかける。

「ニヤけてねーし」
「はぁ!?鏡で自分の顔見た?」
「いい男、違うな・・・いいダンナ目の前にしていう言葉じゃねーだろ」
「「いい」は余計だっつーの」
「じゃあ極上」

コイツ、本当にバカだ。
こんなバカ男が曲がりなりにも世界経済の最先端にいるなんて。
大丈夫なのかな、日本経済。
先行きが不安だわ。

「おっ、忘れてた」
「何を?」
「おまえへのバレンタインプレゼント」

嬉しそうにベッドを抜け出す。
キャっと小声をあげて目を逸らした。
さすがに部屋の中は薄暗いとはいえ、朝から裸なんて直視できない。

「ちょっと!!何か着るか纏うかしてってば」
「今更だろ、今更」
「怒るよ
「もう怒ってんじゃねーかよ。つーか、今更純情ぶるな。なにが「キャ」だよ」

聞こえてたんだ。
ヤな感じ。
でも、後ろから見てもホント無駄のない体だなって思う。
この上なく不摂生してるのに筋肉もちゃんと程よく付いてるし、体のラインもきれいだし。
手足が長いから何着ても似合う。
フォーマルなスーツは当たり前だけど、普段着てるスーツも例外じゃない。
昔・・・まだ高校生だった頃、安い服着ても似合ってたもん。
そう思ってると、その場しのぎでタオルを腰に巻いて戻ってきた。

「めんどくせーな。これでいいんか?」
「うん」
「俺の体に早く慣れろって」
「慣れるわけないでしょ
「ヤることヤってんだし、別にいいじゃねーかよ」
「よくない///」
「まぁいいや。それよりこれ」

差し出されたのはジュエリーケース。
しかも両方の手のひらに乗せられたソレ。
ここは日本だよ?
普通は女の子が男の子にチョコを贈るんだよ?
言ったじゃない。
高いものはいらないって。

「受取れよ」
「高いものはいらないって言ったじゃん」
「今回はマジ高くねーって」
「本当に?」
「ホントだって。ほら右か?それとも左?どっちから開ける?」
「じゃ・・・右」

右だなって言って右の手のひらに乗せられたケースをあたしに渡した。
司は横になっていたあたしを起き上がらせる。
そしてあたしの後ろに体をすりこませて、ベッドに背中を預ける。
あたしは恥ずかしいかな、司と向かい合わせだ。
司の脚をまたいだ格好にされてる。
あたしだけ裸は恥ずかしくて、シーツを引っ張ってきて胸を隠した。
せめてもの抵抗。
肌蹴て落ちないようにしつつ、ジュエリーケースを開けた。

「ピアス?」
「そう」
「キレイなピンク色」

キツイピンク色じゃない。
淡いベビーピンクのような色。角度によって光り方がが違う。
薄暗い部屋でも存在感が半端なく、光り輝いてる。

「これってやっぱりダイヤ?」
「当たり前だろ、何に見えんだよ(笑)」
「やっぱり・・・色も控えめだし付けやすそう」
「だろ?貸せよ、付けてやるから」

司はあたしからピアスを取り、右耳そして左耳と付けて行く。
手元に手鏡がないから付けた雰囲気はわからないけど。
きっとキレイなはず。

「ブルガリにしちゃ珍しいんだよな、このデザインにこのピンクダイヤ」
「えっ!?ブルガリなの、これ」
「ああ」

見てなかったんかと苦笑がられた。
暗くて文字がよく見えなかったんだってば。
まさかとは思うけど土星のネックレスみたいに・・・オーダーじゃないよね?!
さすがに聞くのは野暮だし。
すると案の定、あたしの声は洩れてたみたい。司が教えてくれた。

「気にしてるようだから言うけど、オーダーじゃねーから」
「良かった」
「だから高くねぇし、外すんじゃねーぞ」
「・・・・・わかった

ピアスを贈るって・・・
独占欲が強い証拠って言うよね。
やっぱり司だわ。

「ねぇ、もうひとつの方は何だったの?」
「ああ、これもやる」
「開けていい?」
「いいぞ。おまえならピアスよりこっちの方が喜ぶんだろうな」

そう言われながらゆっくりと開けると中にはチョコレートが入ってた。
直径5センチくらいのチョコレート。
これって・・・
あたしが雑誌で見て食べてみたいって言ってたチョコだよね。
ぼそっと呟いただけなのに、覚えててくれたんだ。

「これもブルガリだよね」
「食いたいって言ってただろ」
「うん。すごい気になってたんだ・・でも高いから買えなくて」
「まっ、礼は体で返してくれればいいぞ」

そりゃ司からしたら全然高くないかもしれないけど。
あたしにしちゃ高いんだってば。
礼はって・・・やっぱりこのパターン!?
でも、金曜の夜からずっと翻弄されっぱなしなんだけどな。
少しは体も休憩が必要だと思うの。

「やっぱりナシはダメ?」
「おまえはそれでいいんか?我慢出来んのかよ」
「我慢・・・出来るよ?」
「出来るわけねーだろ。俺の体見て欲情してるやつがよく言うぜ」
「違う!!!」
「違わねーよ。体火照ってきてんじゃねーの、つくし」

こんな時に名前で呼ぶなんて反則。
じっと見つめられると逃げられないじゃん。
名前で呼ばれて、さっきよりも鼓動が早くなってる。
あたしは手を伸ばしてチョコレートをチェストの上に置く。
そして、司の鎖骨を指でなぞった。
それが答え。

「おまえ何気に好きだよな、俺の鎖骨」
「ん・・・そうかな」
「鎖骨フェチなんか?」
「フェチって・・・変なこと言わないで///」
「違うな、俺の全部が好きなんだったな。ほら、付けていいぜキスマーク」
「・・・・・・・」

司だけいつも余裕でムカツク。
でもその余裕に勝てないあたし。
スイッチが入った司に勝てるわけもなく、あたしは言われるがまま司に鎖骨あたりにキスをした。

「言っただろ、俺を料理しろって」
「ム・・リっ///」
「ならショコラティエのレシピ通りに俺が動いてやるよ」

さぁ、次は何だって・・・。
そんなの考えられるわけないじゃん。
言うが早いか、それとも司の手が早いか。
視線が絡み合い、あたしは口を開いた。


「きて」


司に開花されたあたしの体が司を欲した。














=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
ピアスはブルガリって言われなきゃわからないデザインとお思いください。
きっと司のことなので、ゼロは間違いなく多いはず。
やっぱり朝から欲情してます。このダンナ。
ブルガリのチョコ。
見てすんごい悩んで止めました。
きっとそのうち買いに行きそうです。お手頃価格のものですけど(笑)
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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