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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
手のひらのぬくもり
3月の下旬からいつもの如くNYへ飛んだ。
1週間の予定だったのにも関わらず、結果2週間近くも足止めを食らった。
そして今日ようやく帰国の途に着く。
愛しい愛妻がいる場所に。
普段なら自分でオートロックを解除して部屋に入ることなどしないのに、今日は特別。
朝の6時に起こすのはさすがの俺でも悪いと感じた。
そっと足音を立てずに寝室に向かう。
扉を開ければ、気持ち良さそうに寝息を立てて眠る愛妻がいた。

「ただいま」

寝込みを襲いたくなる性分に駆られたがそこはぐっと我慢した。
額にそっとキスをする。
すると彼女は寝返りを打つ。
俺の気配を感じたからなのか、キスをしたからなのかは定かじゃないがゆっくりと閉じていた目を開けた。
まだ焦点が定まってく何度も瞬きを繰り返す。
そしてようやく俺に気付く。

「あ・・・れ、つ、かさ?」
「おう」

もう一度これみよがしに目を閉じて数秒して覚醒。
大きな瞳を俺に向けた。
そして俺はもう一度、起きた愛妻に告げる。

「ただいま」
「お、かえりなさい」

ホンモノかどうか確かめようと手を伸ばしてきた。
その手がそっと俺の頬に触れた。

「ホンモノ・・・」
「あたりまえだろ」

俺がニセモノなわけねーだろ。
ニセモノなら今ごろ、こんな悠長なことしてねーぞ。
確実に犯られてるぞ、おまえ(苦笑)

「今、何時?」
「6時ちょっと過ぎたとこか・・・」
「気持ちよく寝てたのに、起された・・・」
「俺がいなくても寝れたんか?」
「当たり前でしょ?子供じゃないんだから」
「子供じゃないか・・・なら平気だよな?こういうこと。大人なんだし」
「へ!?」

俺はそっと愛妻の頭の下に腕をもぐり込ませ腕枕をする。
広いキングサイズのベッドに体を横たわった。

「ちょっと///」
「なんだよ・・・うるせーな」
「あたし、仕事なんだけど」
「俺はオフだ」

腕枕をしていた方の手で愛妻の頭を撫でる。
ストレートな黒髪。
じっと顔を見ていると瞬く間に真っ赤に変わってく。
その様子に笑が込み上げてきた。
帰ってきたと実感する瞬間だった。

「今日は休めよ」
「ダメ。新入社員も入ったのに、そんなこと出来ません」
「ババァに過酷労働を強いられた旦那を労うつーことはねぇのか?」
「お母様とお父様からは個々に楽しそうに仕事してるって聞いたけど?」
「そりゃ老眼が進でるな、間違いなく。病院行けって言え」
「何、それ・・・」
「なぁ、マジ休めって。1日くれー休んだって仕事は回るんだからよ?」
「だけど・・・」
「俺のモチベーションが下るより上がる方がいいだろ?」
「それ卑怯」
「何とでも言え。どうする?道明寺つくし・・いや違うな、牧野つくし」
「・・・・・・わかった」

そっと俺の胸に顔をくっつける。
それが合図。
1週間通り越して2週間もお預け食らった俺の身にもなれって。
おまえだって寂しかっただろ?
口では強がってても体は正直だからな。
とりあえず今は何もせずにいてやるから。
体力だけ温存しておけよ。

逃げ出さないように体を密着させて愛妻のぬくもりを感じた。














*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
リハビリ(苦笑)
当初、子供あり設定で書いていたんですが、
しっくりこなくて社会人設定ver.に急遽変更しました。
つくしちゃん、家族付き添いで有休(笑)
つくしあっての道明寺HDです。
道明寺HDの未来はつくしにかかってる、そんなところです。
書いてて楽しかった。
miru
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
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2016/04/11(月) 00:26:29 | | [編集]
おかえりなさい!miruさん
miruさんのつかつくはホンの些細な日常の二人が描かれててホッコリ温かくなるので大好きです☆
これからも楽しみにしてます!
2016/04/11(月) 18:00:25 | URL | いちご [編集]
おあずけ1週間?
2週間?
ちょろいちょろいっ(*´▽`*)
いやいやいや坊ちゃんには死活問題、か。

わてら陽気な二次ストーカーは1か月半おあずけくらってたぜーっ♪わははは
miruさま、おかえりなさーいっ。待ってました。
2016/04/12(火) 13:14:35 | URL | 委員長→ゆみきち [編集]
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