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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
イースターを探せ_1
「急に誘っちゃってごめんね優紀」
「いいのいいの気にしないでよ、つくし」

翼のわがままがうるさくて。
結局根負けしちゃって行くことになった夢の国。
パパは今日お仕事なのよって言っても、行くの一点張り。
ったく、この頑固さは誰に似たんだか。
あたしひとりじゃちょっと心配だったからダメ元で優紀と禅くんを誘った。
ちょうど禅くんも行きたかったようですんなりOKの返事を貰え、あたし的には助かった。
移動もどうせならと普段乗らない電車。
きっとこっそりとSPが付いてるんだろうけど・・・
そこはもう見てみぬ振り。
見た感じ、いつもの黒スーツたちはいなかった。

夢の国に到着してからは翼はずっとニコニコ。
エントランスではキャラクターがお出迎え。
翼は禅くんの手を取ってふたり揃ってミッキーの元へ駆けていった。
写真撮影後、隠れてるEGGを探しながらパーク内を歩く。
そしてアトラクションに並びながらチュロスを食べたり。
翼も普段とは違うことが出来て楽しそうだった。
夕方ちょっと前。
次のアトラクションに向かって歩いてると翼が急に立ち止まった。

「ママ、あれ買って」
「あれって・・・ポップコーン?」
「うん」
「翼、食べれるの?」
「うん。パパにはナイショ」
「あはは」

翼の視線の先はポップコーンワゴン。
同じくらいの年の子たちがすれ違い様に食べてるんだもんね。
横を見れば禅くんも優紀に同じこと言ってる。
かわいいなぁ。
お菓子でもジャンクフードの類は司はもちろんのこと西門さんもあまりいい顔しないから。
多分、甘いのが苦手だから余計なのかもしれないけど。
でも。
郷に入れば郷に従えだよね。

「キャラメル味だって。ママも食べたい」
「でしょ?でしょ?」
「食べたこと、ママと翼のヒミツだからね」
「うん☆」

繋いでいた手をぶんぶん振って嬉しさを表現する翼。
実はあたしも食べたかったんだよね。
列に並んでキャラメル味のポップコーンを購入。
もちろん、バケット付きの方。
キャストのお姉さんにストラップの長さを調整してもらい、翼も禅くんも肩からポップコーンの入ったバケットを提げた。

「Thank you」
「翼・・・今日はお外だから日本語」
「あっ、そうだった。ありがと」
「どういたしまして」

キャストのお姉さんがポッと赤くなる。
先がちょっとだけ・・・ほんのちょっとだけ不安になった。
司に瓜二つだから仕方ないといえば仕方ないか。
それから笑いながら優紀たちと歩いてハニーハントに並んだ。
待ち時間表示は40分。
周りではいつもより全然早いって興奮気味。
もちろん優紀もそうだった。

「ねぇママ」
「ん?どうしたの翼」

翼の目線の高さに合わせて屈む。
何か言いたげな表情なのは見て取れた。
だから翼が言うまでじっと待つ。

「・・・・抱っこ」
「抱っこ?疲れちゃった?」
「ん、ダメ?」

さっきまで前を歩いていた子が急にお父さんに抱っこしてもらってるのを見たからね・・・。
疲れもあって羨ましくなったのかもしれない。
さすがにアトラクションに乗るまでまだ時間はかかる。
前が少し動いたからあたしは立ち上がって翼の手を引いて前に進んだ。
何度か折り返されたレーンを歩いて、今立ち止まってる場所がちょうど入口付近のレーンの中。
再度屈むと、翼が抱きついてくる。

「ママ、抱っこ」
「もう仕方ないないなぁ・・・」

荷物持ちながら翼を抱くって結構ハードなんだよね。
幼稚舎に通いだしてから、食べる量は相変わらずの少食でも成長はしてる。
だからやっぱり重い。
まぁ、あたしに甘えてくるのは今だけの特権かなと思いながら・・・
翼を抱き上げようとしたらふわっと翼を誰かが抱きあげた。
すかさず後ろを振り返る。

「司?!西門さんも?」
「よぉ・・・」
「よっ牧野」

今朝見たスーツ姿の司じゃなく完璧なオフ仕様。
ジーンズにスニーカー。
インナーは白のシャツにオシャレなモノトーンのジャケット。
西門さんもラフな装いでこちらはパーカーだったけど。

「俺に内緒で夢の国か?」
「SPから報告行ってんでしょ(苦笑)」
「直接おまえから聞いてねーんだから、内緒だろうが」
「ああ・・・そっか」
「まぁいいけどよ」
「それよりあんたたちふたりがここ歩いてるって・・・キャーキャー騒がれたでしょ?」
「そうでもねぇぞ、なぁ総二郎?」
「ああ振り返りはされてるだろうけどな。まっ司も俺もコレがあるし?」

そう言って見せられたのは左手の薬指に納まった指輪。
オシャレなアクセサリーではなく、普通のマリッジリング。
西門さんは仕事柄付けてない。
そしてもちろん司も。
付けるのは余程の重要なパーティーの時のみ。
昔、なんで付けないのって聞いたら別に意味はねーってかわされたんだよね。
それに付けても付けなくても注ぐ愛情に変わりがないからとか恥ずかしいことを言ってたな。
多分。
何かしらよくスクープされるからたまに付ける時の方が真実味があるのかも。
あたしが付けてないとめちゃくちゃ怒るくせに。
ほーんと心が狭いんだから。

「仕事は?」
「昼で終了。だから来たんだろーが」
「パパもいっしょ?」
「ああ」
「やったぁ♪」

それを聞いて喜ぶ翼。
腕の中で翼がはしゃいでも、司が抱くと全然ブレない。
あたしだと動かないでって言うところだけど、やっぱりリーチがある分、司は違う。
翼も司に抱かれてるからか、いつものように大満足。
背が高いから目線も上がるし、普段忙しいパパだから尚のこと上機嫌。

「なぁ・・・これ何だ?」
「パパも食べる?あっ

司が翼を抱いていないもう片方の手で指差したのはバケット。
そして咄嗟に口に手をあてた翼。
ナイショねって言ったこと覚えてたみたい。
あたしはふたりのやりとり見て笑ってたけど。

「どうせ、つくしが食いたいって言ったんだろ?」
「あははは・・・司も食べる?美味しいよ」
「いらねぇ」
「そう言わずに。翼、パパにもあげて?」
「うん」

あたしがバケットのふたを開ける。
すると翼が中からキャラメル味のポップコーンを取り出して司の口元に運んだ。
さすがに司でも断れなかったようで差し出されたポップコーンを口に入れる。

「甘ぇ・・・」

その予想通り出た言葉にあたしと翼は声をあげて笑った。
さっきまでぐずってた翼も元通り嬉しそうな顔。
あたしは司と翼がここにいて笑い合ってるのが嬉しい。

「コレ、全部食うとか言わねーよな?」
「どうして?食べるよね翼」
「うん」
「ダメだっつーの。メシ食えなくなんだろーがおまえそれでも親かよ」
「えーっ」
「えーじゃねーっつーの」
「パパ、横暴だよね?翼」
「うん。パパ、ママいじめちゃダメなんだよ」
「イジメてねーって。イジメるのは夜だけ。だから翼、今日はウチ帰らずにホテル泊まるから早く寝ろよ?」
「?」
「ちょっと泊まるってどういうことよ?」
「ここの目の前のホテルに部屋取った」
「ウソ・・・取れたの?」
「あたり前だろ。俺を誰だと思ってんだよおまえは・・・」
「あははは・・・
「ほら、前動いたから行くぞ」

司にはナイショで来たのに。
結局は司に手を繋がれた格好になっちゃった。
しかも、いつかは泊まりたいと言ってたホテルまで用意して。
どうせ司のお願いを聞かなきゃいけないのなら・・・あたしだって。

司には超不似合いなハニーポットに乗ってもらって家族サービスしてもらいましょ。














=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
インしてハニーハントに並んでいた時に見たファミリーの光景です。
実際はパパが抱っこじゃなくママがお子さんを抱っこされてました。
それを見て、つかつくで書くって急に妄想が舞い降りました。
待ち時間を有意義に過ごせましたよ~(笑)
きっと司はいいパパなんだろうなぁと勝手に妄想。
司に総二郎が並んで歩いてたらそりゃ・・・
女子の方やキャストさんも振り返りますって(笑)
これ・・
ちらっと書いた「子供が寝た後で」もいりますかね!?(笑)
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2016/04/25(月) 23:33:25 | | [編集]
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2016/04/26(火) 06:17:45 | | [編集]
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