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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
イースターを探せ_2
「禅」
「あっ、おとうさんだ」

ゆっくりと禅と優紀が並んでる列に割り込んだ。
本来ならばダメだろうけど・・・
ここはご愛嬌。
そして俺の脚に纏わりつく禅。
余程嬉しかったのかなと思う。

「どうしたの、お仕事は?」
「これでもちゃんと終えたけど?」
「今日は元々昼で終わりだったんだよ、言わなかったっけ?」
「聞いてないわ」
「ごめんごめん」

禅には悪いけど。
まずは優紀。
これは俺の中では変わることはないから仕方ない。
こういうサプライズもたまにはいいだろう?
恋人に戻った感じがして。

「仕事終えたところに司から電話」
「そうだったの。で、いっしょに来た訳ね?」
「そういうこと。優紀は俺が来ない方が良かった?」
「・・・そんなことないわよ?」
「間があったけど・・・?(苦笑)」
「もう!!茶化さないで」

優紀が少しだけ慌てたのを見て俺が笑う。
それから、禅と同じ目線になるようにしゃがんだ。
まだ前は動かないから平気だろ。

「禅」
「なぁに?」
「これから閉園までおとうさんも禅といっしょに遊べるぞ」
「ホント!?」
「本当。これ乗ったらあとでモンスターズ・インク行こう。面白いぞ」
「うん♪」
「あれ・・・身長制限ってなかったっけ」
「ないから大丈夫だよ」
「でも、人気アトラクションだから並ばないと・・・FP取ってないし」
「これ、なぁんだ?」

心配そうに優紀が言う。
そりゃ子連れだったら長時間並ぶのは大変だよな。
だけど・・・
大丈夫なんだな、これが。
しゃがみながら視線を優紀に向ける。
優紀が首をかしげる。

「司んとこに便乗した」
「そうなの?」
「だからコレ持ってて。禅もな」

司だから手に入るパスカード。
優紀に1枚渡し、禅の分は俺が首から提げてるパスケースにそれを入れてやる。
入れ終わると禅が俺に体を抱きついてきた。

「入れてもらったら、何て言うんだ禅?」
「ありがとう」
「正解」

抱きついてきた拍子にバケットが当たる。
ふたは開いてねーけど、甘い香りが漂ってきた。
好きだよな・・・女や子供って。
優紀と付き合う前なら、裏では「こんなのよく食えるよな」と悪態ついてたけど。
今じゃ全然正反対。
食べてる様子が俺を落ち着かせる。
こうも変われるんだな俺ってって思う。
それを知ってて禅に問いかけた。

「これ何?」
「コレ?ポップコーンだよ」
「ふぅん。おかあさんが食べるものを禅が代わりに持ってんの?」
「禅といっしょに食べるのよ。ひとりで全部食べるわけないでしょ!?」
「俺はてっきり優紀がひとりで食べるものとばかり・・・それなら太らないように手伝おうって思ったんだけど?」
「手伝うって・・・食べるのを?」
「イヤ、運動に決まってるだろ?」
「なっ///総?!」
「禅もおかあさんが太ったらヤだよな?」
「うん」
「ほら。子供の言うことはちゃんと叶えなきゃ。つーことで今夜は泊り」
「お泊まり?」
「目の前のホテルの最上階。翌日のブッフェ付き」

だから悪いけど・・・
今日は早く寝てくれよ禅。
昼間は禅におかあさん貸してやるから、夜はおとうさんに返して。
その分、おとうさんがいっぱい禅の言うこと聞いてやるから。
そして、立ち上がって禅を抱き上げる。
さっきまで俺に視線を送ってたヤツらがこの光景を見て一気に視線を逸らした。
ついでに優紀の真っ赤になった顔も爆弾発言同様に功を奏したらしい。

「ほら・・・止まってないで行くぞ」
「あっ、うん」

優紀に手を差し伸べる。
家族なんだからそこまでしなくても・・・と思うけど。
優紀も俺の手に自分のを重ねた。
こういう夫婦もいていいよな。
恋人同士なら出来てたことを家族になったからって止める必要性はどこにもないんだし。
それに・・・
俺ら以上に後ろのバカ夫婦も子供がいるのに自分たち中心だし?
やっぱり類は友を呼ぶってか?(苦笑)

本来のハチミツの甘さを感じるまであと数時間・・・





















俺の耳元で禅が呟く。
優紀には聞こえないくらいの声で問い返した。

「おとうさん」
「何だ?」
「今日ねぼく、おかあさんとずっと手を握って歩いてたんだよ」
「へぇ~」
「おかあさんいつもよりずっと楽しそうだった」
「そっか。おとうさんも見たいな、そんなおかあさん」
「みたことないの?おとうさん」
「うん。だからおとうさんに協力してくれる?禅」
「いいよ!!!おとうさんにきょうりょくする」

夜が楽しみだな、優紀。
今日の禅は、俺の味方みたいだぞ(笑)










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ちょっと大人仕様?
イースター関係ない会話でしたね。
最後の会話は嫉妬心丸出しです、総二郎。

一体、あの目の前にあるホテルのスイートって
いくらするんでしょうか・・・・。

総ちゃんはきっと教育パパになりそう。
アメと鞭を上手く使いこなしていそうです。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2016/04/27(水) 00:13:26 | | [編集]
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2016/04/27(水) 22:46:59 | | [編集]
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