FC2ブログ
SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
イースターを探せ_6
そおっと音を立てないようにベッドから出る。
あたしの隣で眠っている人はほんの小さな些細な音でも気付いてしまうから。
もしかしたら気配ですでに起きてしまっているのかもしれないけど。
そこは考えないことにした。
ささっと着替えてルームキーを片手に部屋の扉を開ける。
そして部屋から出て、ゆっくり扉を閉めた。

「なんか悪いことしてるみたい」

決してそんなことはないのに。
まだ小さい自分の息子。
本来なら同じベッドで眠るのが普通なのに。
やっぱり英才教育って違うのかしら。
そんなことを考えながら翼が眠る部屋に向かった。
どうやら優紀もあたしと同じ気持ちだったようでEV前でばったり遭遇した。

「おはよ優紀」
「おはようつくし。眠れた?」
「う・・ん、どうだろ!?優紀は?」
「私も同じかな(笑)やっぱり禅のことが気になっちゃって」
「あたしも同じ」

ふたりしてダンナの悪口。
きっとあのバカたちのことを悪く言えるのってあたしたちくらいだね。
そう言いながら部屋に向かった。
翼たちが眠る部屋の階に到着するとお互い気持ちが焦った。
何もないハズなんだけど、もしかしたらっていう気持ちがあって足早になる。
そしてルームキーで中に入る。
さすがにキャラクター部屋だけあって、見れば気持ちが和らぐ。
一目散にベッドに向かえば、スヤスヤとふたりは気持ち良さそうに眠ってた。

「気持ち良さそうに眠ってる」
「ほぉんと。親の心子知らずなんだから」
「つくしってば(苦笑)」

あたしも優紀もベッドに腰掛けて眠ってる子供の頭を撫でた。
さすがに時計を見るとまだ7時前。
いつも起きる時間より早い時間。
昨日はいっぱい遊んだから疲れてるんだね。
しかもパパといっしょだったから尚のこと。
普段は仕事仕事でウチにいないからこんなときほど翼はハメを外す。
司もそれを知ってるからやりたい放題。
きっと優紀のところもウチと大差ないはず。

「ん・・・ママ?」
「起きた、翼」
「ん・・・」

ゆっくりと目を開けて、体を起き上がらせる。
そしてあたしを見ると手を伸ばして抱きついてきた。

「どうしたの?」
「抱っこ」
「抱っこ?まだ眠い?」

寝ぼけてるのかと思うけど、そうじゃないみたい。
やっぱりいつもと違う部屋だったから寂しかったんじゃないかな。
翼の体温を感じてあたしは嬉しくなった。

「優紀、あたしは先に上あがるね」
「うん。それじゃね翼くん。またあとで」
「うん。バイバイ」

着替えさせて朝の準備をして優紀と別れた。
結局、着替えたあともずっと翼を抱っこしたまま。
いつもだったら「もう!」って怒るところだけど。
今日は特別と言い聞かせて、司が待つ部屋に戻った。

「ママ、パパ起してもいい?」
「いいよ」

手を引いて部屋に入る。
ベッドルームは一番奥。
TVの音も聞こえないから、まだ眠ってる。
本当ならばもう少し寝かせてあげたいけど残念ながらここはウチじゃないから。
するとベッドが見えた途端、翼はあたしの手を離して司の元へ走った。
あたしはその様子をイスに座ってじっと観察。
翼はベッドに上がって司の上に飛び乗った。

「パパ、おきて。あさ」
「ん・・・」
「パパってば、お~き~て~」
「もうちょっと寝かせろ、翼」
「パ~パ~」

寝返りを打ったっぽい司。
それは、司の上に飛び乗ってた翼の体が少し揺れたから。
翼のこれに困ればいいのよって内心グチる。

「わかった。起きるからそこどけ、翼」

司は体に乗ってた翼を下ろす。
すると掛けていたシーツから上半身が見えた。
ヤバイと思ったけど、時すでに遅し。

「パパ、パジャマ着てない」
「あ?」
「ママに怒られちゃうよ?」
「いいんだよ。ママもだから」
「ママも?」
「そう。パパといっしょに寝るときはいつもこうだから」
「?」

こんな時だけ、パパママ言うんじゃないわよ
さすがにこれ以上の話を聞いていられなくなってふたりのもとへ駆け寄る。
そしてソファにかけてたバスローブを司に投げた。

「バカなこと言ってないで早くそれ着て」
「本当のことだろうが。子供にウソついてんじゃねーよ」
「真顔で言うな、このバカッ」

翼には目の毒よ。
ホントに何考えてんだか。
こんな恥ずかしいことを西門さんたちに言ってみなさいよ。
からかわれるでしょ。

「翼、パパ着替えるみたいだから向こう行ってよ」
「えーっ、ここにいる」
「ダメよ。ほらベッドで暴れない」

翼の前なのに・・・
司は恥ずかしげもなくバスローブを羽織ってバスルームに消えていった。

翼のイースターは夢の国にあるキャラクターのイースター。
あたしのイースターは翼だったのかもしれない。
ちょっと離れただけなのに、心配で朝早く迎えに行ったくらいだから。
司のイースターは翼?それともあたし?
きっとその答えはすぐそこ・・・。














=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
居た堪れないつくしちゃん。
さすがに司の裸は翼には目に毒ってことで。
こんな感じになりました。
どうせ司のことだから「起こすなら翼じゃなくておまえが起せよ」
とか言ってそうですね。
なんか残業続きで急に道明寺さんファミリーを書きたくなりまして(苦笑)
心が荒んでるんでしょうか(苦笑)
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=










関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する