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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
リアル・メイキング-スーツにご用心-
道明寺HDの中階層にあるフロア。
アイツがいつもいるプレジデントオフィスがある階からは数階下の階。
私が入社してからお世話になってる場所。
いつも通り仕事に従事していると、出入口付近がざわざわしているのに気付いた。

「ねぇ・・・アレ」
「副社長じゃない?!」

言われるがままに、ざわついている方向に目を向けた。
道明寺と西田さんのふたりだけ。
あたしの隣に座っている先輩は、芸能人を見るような眼差しで彼らを見る。
このフロアにいる人たち皆が副社長-道明寺司-に目を奪われていた。
当の本人たちはこちらを見ることもせず、そのまま素通りして部長の元へ向かう。
同じ部長職でも西田さんの方が立場が上らしい。
そして言葉を交わしたのもつかの間。
今度はあたしの方へやってくる。
必要以上に話すことなどない部長の言葉がいつも以上に丁寧なのが気にかかる。
嫌な予感がする・・・。

「牧野さん、今日の業務はどんな感じ?」
「特に急ぎの案件はありませんが・・・」
「そうか良かった。ならこれから西田部長に付いて、1日業務を行なってほしい」
「はい?!」

えっと・・・
入社数ヶ月のペーペーに出来ることなんて高が知れてますが?!
っつか、西田さんの下には優秀な秘書がわんさかいるじゃないか!!
それを何故あたしが!?
断ろうか・・・と思った矢先、敵はこの場を収めかかってきた。

「どうしても急を要します。お願い出来ますか?」
「いえ・・あの」
「悩まれた分だけ、副社長のスケジュールが押します」

なら、ここに来なきゃいーじゃん。
西田さんだけで十分じゃない。
なのに・・・
当の本人は澄ました顔であたしのデスクを興味本位で物色してるし。

「・・・わかりました」
「ご決断が早くて助かります」

公私混同!!、横暴!!と愚痴ってやる。
あたしが使ってる3色ボールペンをくるくる器用に回してる道明寺をひと睨みしてやった。

「公私混同なんかすっかよ、かったりー」
「何言って・・・」
「おまえの声、相変わらずダダ洩れ(笑)」

あたしにしか聞こえないくらいの小さい声で道明寺が口を開く。
やっちゃった・・・。
けど、悪いのはアンタだからね!!
部長はホッとひと安心したかのように西田さんに問いかけ、それに西田さんが応えた。

「本日は終日オフィスですか」
「そのご予定です」
「珍しくノーネクタイなお姿だったので伺ってしまいました」
「・・・だそうですよ、副社長」

その言葉のやりとりを聞いて、アタシは沸騰湯沸かし器のように顔が火照った。
だから昨日、タイ選べって言ったのに////
隣にいる道明寺はシテヤッタリ!!という表情だ。
西田さんも問い返さないで!っつーか、含み笑いもしないで!と声を張り上げたくなった。
道明寺はこの状況を楽しんでいるようで更に爆弾を投げる。


「彼女がこれしか選ばなかったんだからしょーがねーわ。なぁ、牧野?」



モデル顔負けの見目麗しい・一寸も狂いのないこの顔。
身内しか判らないであろうニヤけた顔をしながら放った言葉で、道明寺HDは1日この話題で持ちきりだった。




=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
最後の言葉が書きたくて書いたお話。
普段きちっとスーツ着用している司がノーネクタイなら
周りはざわめくだろうなと(苦笑)
きっとつくしちゃんはいくら眠かろうと疲れていようとも
これからは手抜きせずに選ぼうと思ったに違いないハズ。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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