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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
マネーゲーム
「聞いて~!!彼氏のお給料より私のお給料の方が多かったの」

お昼休み。
同期の子数人とランチタイムの最中。
いきなり今日の本題をぶつけてきた。
たまたま昨日、彼氏の部屋に行ったら給与明細が置きっぱになっていたらしい。

「で、気になって見ちゃったんだ」
「そうなの!!見てくださいって言ってるみたいだったんだもん」

彼女にしたら、気になるんだろうな。
その気持ちはわかるようなわからないような・・・
だからといってアイツは規格外だから、比べようもナイ。

「そりゃうちら新卒のお給料にしたら、多いほうだよ」
「そうなんだよね~」
「牧野さんは置いてあっても見なさそうよね」
「へ?あっあたし?どうだろ・・・」
「それよりもまずは彼氏作らなきゃね。紹介したげるって言ってんのにこの子は・・・!!」

もう。
紹介って・・・
最後はこの話に行き着くんだもん。
勘弁してほしいよ~。
頑張って愛想笑いをしてみる。
きっと桜子ならもっと上手にこの場を乗り切るんだろうけれど、あたしはこれが精一杯。





***

ウチに帰って、ソファに座ってひと息付く。
就職してすぐにここに無理やり引越しさせられた道明寺所有の億ション。
何もかもが最新設備すぎて、最近ようやく慣れてきた。

「そういや、あいつも持ってんのかな?」

お昼に話題になっていた給与明細。
きっと副社長でもあるんだろうけれど、アイツが持ってるのかは定かじゃない。
あるにはあっても西田さんあたりが厳重に管理してそう。

「何を持ってるって?」

後ろから道明寺がしれっと声を出す。
そしてどさくさに紛れて頬にキスしてくる。

「びっくりさせんな!!」
「そこかよ!?俺様が珍しく早く帰ってきたのに出迎えもなしっつーのはいただけねぇ」
「気付かなかったんだから仕方ないでしょ」
「つーか、俺の気配にも気付かねぇーで何真剣に見てんだよ?」
「ああ、これ?給与明細。アンタもあるでしょ?」
「あ?あるんじゃねーの、イチイチ見ねぇけど」

道明寺はあたしが座ってる場所のとなりにどかっと腰を下ろした。
そしてジャケットを脱いで、ネクタイを緩める。
流れるような一連の動作につい見入ってしまった。

「これ以上惚れんなよ?」
「はぁ!?」
「ちげーな、もう惚れてるもんな俺様に」
「バカは休み休み言いなさいよ!!」
「俺様に向かってバカバカいうのはテメーぐらいだろ!?」

惚れてるのは・・・事実だ。
「いい男」になって戻ってきたんだし?

「で?こんなもん何、真剣に見てんだよ」
「ちょっ、ちょっと返してってば」

手元からするっと取られてしまったあたしの給与明細書。
あろうことか、道明寺がマジマジと見る。

「おまっ、これ・・・」
「何よ?軽率なこと言ったら怒るよ」
「マジ?こんなもんなんか?」
「あのね・・・道明寺HDの待遇って良いんだよ?そりゃアンタと比べたら天と地との差があるけどさ」

副社長のアンタと比べたらそりゃダメでしょ?
あたしのお給料なんて高校生の時のアンタなら1日の飲み代にもなんないんじゃない?
世間一般の常識もたまには必要だよ?アンタには。

「俺の場合、立場が立場だかんな。しゃーねーわ」
「なんたって道明寺HDの副社長だもんね」
「なりたくてなったわけじゃねーよ。まぁ振込まれても使う暇がねぇのが実情だな。おまえは俺が買ってやるって言っても、いらねーって拒否りやがるし」
「本当にいらないんだってば!!分不相応なの」
「まぁ今に始まったことじゃねーしな。それよりメシ行こうぜ」
「会食は?言ってなかったっけ?」
「相手の都合でキャンセル」

行くぞって言われて、急ピッチで準備して道明寺が待ってる玄関に向かう。
少しヒールのあるパンプスを履いてエスコートされながら外に出る。
そのちょうどタイミングを見計らってか、道明寺が私の耳元で囁いた。



「おまえひとり養うくらい今の俺にはビクともしねーから、<結婚>しようぜ?」














=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
道明寺の年収はもちろん億超え設定でございます(笑)
決算報告書みて、夏冬の報酬額にビックリするつくしちゃんがいたりして(笑)
給与明細見て思いついたネタ(苦笑)
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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