FC2ブログ
SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
道明寺さん家の1週遅れの父の日after
風呂から上がり、バスタオルを首から提げて寝室に入る。
入ると中は薄っすらと間接照明だけ。
窓から入る月夜の光りが部屋を演出してくれてる。

「お疲れさま、パパ」
「パパ言うな」
「パパはパパじゃん(笑)」

おまえのパパじゃねーだろ。
俺はおまえのことママなんて呼んだりしてねーぞ。
つくしが横たわってる隣にすっと体をしのびこませた。

「歯磨きさせた?」
「ああ」
「トイレも?」
「ああ」
「絵本読んでって言われたでしょ」
「いや。ベッド入ったらソッコー寝たぞ」
「なんだ残念。そこまでしたら100点満点だったのに」
「こんだけでも充分だろーが」
「まっ、昔の司からするとそうだね」

肩肘ついた格好でつくしを見れば彼女はえらく笑ってる。
昔も今も全然変わらない。
俺にとって唯一無二の女。
俺だっててめーのガキの世話くらいするぞ。

「ちょっとはマシになったんか」
「うん、薬飲んだし。もうこれさえなきゃ全然いいのに・・・」
「協力してやろうか?」
「はぁ?!」
「妊娠すりゃ、たとえ数ヶ月でも痛みから解放されっぞ?(苦笑)」
「生理痛から逃れるために妊娠してたんじゃ、一体あたしは何人子供産まなきゃなんないのよ」
「別に何人でも?稼ぎは十二分にあるぞ」
「あたしがイヤよ」
「そりゃそうだな。デキない時期もあっからな・・欲求不満になるか」
「それはアンタでしょ?」
「おまえだろ?たまに俺の体見て欲しそうにしてんじゃねーか」
「絶対に違う!!!」

つーか。
もう俺ナシじゃ生きていけないだろ。
そんだけ愛情を注いでるんだ。
気付けよな、バーカ。
数週間の海外出張から帰って、俺の顔を見たときのおまえの顔。
めちゃくちゃ安心しきった顔してたぞ。
たとえ、翼を怒っててもな。

「ねぇ、父の日のプレゼント嬉しかった?」
「あれプレゼントっつーのかよ(笑)まぁ気持ちは嬉しかったぞ」
「翼なりに考えたみたいよ?ママ以外で好きなもの(笑)」
「おまえはくんねーの?父の日のプレゼント」
「あたしがあげるのは、パパとお義父さんによ」
「チッ」

舌打ち後。
俺はつくしをもう少し近くに引き寄せる。
俺とは違うソープの香りが鼻をくすぐる。

「そうそう。翼がパパにお願いがあるんだって」
「お願い?何だよ。もったいぶってねーで言えよ」
「翼がね、グランパのとこに行きたいんだって」
「別にいいんじゃねーの?」
「アメリカだよ?幼稚舎休んでよ?あたしがダメって言ってもきかないんだから」
「で、俺に聞けって?」
「そう。だから明日にでも言うんじゃない?」
「良いこと言うじゃねーか。行きたいっつってんなら行かしとけ」
「翼には甘いんだから。あたしが叱った意味ないじゃん」
「そう怒るなって。翼がいない間、ふたりで楽しもうぜ」
「そっちが目的?」
「当たり前だろ」

思いがけないお願いに笑みがこぼれる。
さっきのゼリーより断然、俺にとっちゃこっちが本命のプレゼントだな。
親父は翼に思いっきり振り回わされればいいわけだし。
翼も喜ぶ。
俺もつくしとふたりっきり。
皆が円満じゃんか。

ならばママがいないと泣かないように言い聞かせなきゃな。
最高な父の日のプレゼントだぜ、翼。
もしかしたら俺の頑張り次第じゃ、翼の弟か妹が出来るかもしんねーし?

俺はその時の状況に思いを馳せながら、つくしを抱き寄せてゆっくりと目を閉じた。














=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
つくしは絶対に幼稚舎とか休ませなさそう。
そして、たまに子育てに参加する道明寺さん(笑)
意外にちゃんとパパしてそうかなと想像しちゃいます。
つくしは翼のお願いにすごく怒った感じがします。
「グランパもお仕事してるの。邪魔しちゃダメでしょ?」とか「ママいないんだよ?」とか。
でも埒があかず、最後は怒ると怖いパパに聞けと言った感じですかね。
でもそのパパも基本甘いから結局は翼の勝ちみたいな。
皆さまのご想像と同じなら嬉しいです。
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=


関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/06/26(日) 20:08:09 | | [編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/06/26(日) 23:01:43 | | [編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する