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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
小話
「なぁ、あのプリンは何だよ⁈」
「何が〜」

拘りぬいて購入したキングサイズのベッドに腰掛けながら、風呂からあがったつくしに問いかけた。
温まった身体は全身からつくし特有のいい香りが漂ってくる。

「翼が食ったプリンだよ」
「ああ、プッチンプリン⁈」
「確かそんな名前だったか…」
「それがどうかしたの⁈」
「翼に食わせて、平気なんかよ⁈なんかあったどうすんだよ」
「何かなんてあるわけないでしょ⁈」

道明寺のシェフが作ったもんじゃねーんだろが。
それに材料だって、どんなもん使われてるかわかったもんじゃねーだろ。

「あのね。あんたたちみたいな特上の人間は食べないのかもしれないけど、庶民に至っては普通の食べ物なの」
「つーか、何でそれを翼が知ってんだよ」
「そんなの、あたしが食べさせたに決まってんでしょ」

あんた、バカじゃないの⁉︎って。
俺に向かってバカとか言うなっつーの。
俺は、目の前に立つつくしを引き寄せて腰に手を回した。

「俺は知らなかったぞ」
「当たり前でしょ。言ってないんだから」
「おまえな…」
「だって、食べたかったし」
「食べたかったしって、おめーは」

大っぴらにつくしの前でため息ついてやった。
俺に隠し事すんじゃねーよ。
それも食いもんだろ。
おまえは平気かもしれねーけど、翼に何かあってからじゃ遅ぇーだろ。

「言わせてもらうけど‼︎」
「何だよ」
「翼を籠の鳥にしたいの⁉︎」
「はぁ⁉︎」
「翼が世間知らずのボンボンって言われてもいいのかって言ってんの‼︎」
「………」
「食べるものはシェフが作ったもの以外は認めないとか、カードはブラック以外知らないとか、1万以下の服は服じゃないとか⁉︎電車の乗り方とかね」
「おまっ、それ俺にケンカ売ってんの⁈」
「そんな面倒なことしないっつーの」
「………」
「あのね司」
「何だよ」
「司にしか教えられないことがあるようにね、あたしもあたししか知らないことがあるの」

ほらみろ。
どうせつくし、おまえのことだ。
最後は俺が折れなきゃなんねーんだろ⁈
でも癪だから面と向かっては言わねーけどよ。
もう少しだけ、俺はつくしが言い足りねーことを言わせるために黙ってた。

「例えば、何だ⁈」
「ん…上流階級のことは司が知り尽くしてるでしょ」
「まぁな」
「けど庶民のことは知らないでしょ⁈だから、あたしが色々教えようと思って」
「………」
「知識はないよりあったほうがいいでしょ⁈」
「確かにな」

なら、俺もおまえに教えることかまだまだたくさんありそうだよな⁉︎
翼よりもまずは俺だろ。
俺はつくしをベッドに引き込む。
そして、何時ものように覆い被さる。

「ちょっと、司‼︎」
「何だよ。俺しかしらねーことをこれから手取り足取りおまえに教えてやろうと思ってよ」
「話をすり替えるな‼︎」
「すり替えてなんかねーよ。おまえがさっき言ったんだろうが」
「………」
「翼の為に俺らも知識深めようぜ。ママはパパのことが大好きで仕方ないってな」
「違う‼︎」
「違わねー。嘘つくんじゃねーよ。身体は正直だぜ⁈」
「っ……」
「ほら、さっさと観念しろ」


じっと視線を逸らさずにいると、観念したのかゆっくりと腕を俺の首に回してきた。
翼には悪りぃけど、パパにママを返してもらうぜ。
これも翼のためだしな。
さぁ、どうやってレクチャーするか楽しみだな。









==========
あとは皆さまのご想像にお任せします(笑)
4/22の小話は時間掛かったのに、この小話はすんなり書けました。
楽しいわ、やっぱりつかつく。
そして。
司の粘り勝ちですかね。
ウチの道明寺さんはやっぱり色々子育てに口挟むタイプみたいです。
もちろん、西門さん宅も。
でも甘いですけどね。もっと甘いのはつくしに対してですが。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/04/23(月) 19:33:41 | | [編集]
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2018/04/24(火) 14:37:39 | | [編集]
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