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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
Begin again_2
牧野と別れた。
お互い合意の上の別れ。

「はぁ…」

アイツのことを思い出さなくていいように仕事に没頭した。
何かに没頭してなきゃ自分を保てない。
睡眠薬を服用し、水の代わりに酒を飲む。食事は会食の時以外は死なない程度に口にするだけ。
休みも碌に取らず、機械のように仕事をしていた。
ババァには牧野と別れたことでこれだけは譲れねぇと早々に啖呵を切った。

「仕事は何でもする。休みはいらねぇ。けど政略結婚だけは絶対にしねぇ」
「そんな甘えたことを言える立場なのかしら」
「言える立場ってもんになるっつってんだよ」
「ようやく目が覚めたのかしらね?」
「目は覚めてる。前からな」
「まぁ良いわ。嫁の実家に大きな顔をされても困りますから」
「認めろよ、頭の悪りぃ女は嫌だって」
「………」
「あとは俺の私生活に口出しすんな」
「口を出されなくてもいいように改めることね」
「うっせーよ

言うだけ言ってババァの部屋を出た。
それから俺は数年間、誰にも指図されないように仕事の成果を上げ専務にまで上りつめた。
私生活は牧野がいないならどれも同じ。
だから、その手のプロで俺自身を鎮めてた。
それも年に数回あるか無いか。
淡白じゃねぇ。
牧野以外に興味がないだけ。はっきり言えば勃たないから。
用意される女といえば、後腐れのない女、俺に落ちない女、靡かない女。
それから牧野以外の女の中では絶対に果てない。
それが俺の絶対的なルール。
ひと言でも俺の気をひくような言葉を言った時点でそいつはtheEND
そんな生活を続けてた。

世界中にある道明寺の支店を転々とし久しぶりにあきらとイギリスで落ち合った。
気を許せる数少ない俺のダチ。

「司、おまえ大丈夫か?」
「何がだよ」
「おまえ自分の顔、鏡で見たことあるか?」
「あるに決まってんだろーが」
「おまえ、今にも泣きそうな顔してんぞ」
「…………」
「まだ牧野のこと吹っ切れねーんだろ」
「そんなことねーよ」

あきらにはお見通しってことか?
虚勢張っても心の奥底では牧野のことが忘れらんねー。
だから思い出さないようにと仕事してんだよ。

「牧野を思い出さないように仕事に没頭してる司くんに教えてあげるわ」
「前置きはいいから早く言え」
「あいつな、ウチの傘下の会社に内定決まった」
「あぁ⁉︎」
「牧野、知らなかったみたいだぞ美作の傘下って」
「………」
「今日の酒は司の奢りな」
「……わかった」

なんかふとした隙を狙ってボディブロー浴びた気分だぜ。
久々に他人から聞いた牧野という言葉。
類のとこじゃねーんだな。
そう思うだけで顔がにやける。

「司、思い出し笑いか?エロいな」
「そんなんじゃねーよ」
「飲む前に見た顔と今の顔と180度違うぞ。単純だね〜司くんは。お兄さんは嬉しい」
「俺に兄貴はいねーっつーの。でもThank you あきら」
「Sure」



そして、歯車はどんどん加速していく。









==========
司くん視点でございます。
書き出したら止まりませんでした。
司の暗黙のルール。
総二郎の3回ルールと内容は違えど根底は同じですよね。
そしてあきら登場。
本当は登場予定なかったんですが 急遽登場。
その方が話が進んだのです。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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