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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
Begin again_8
結局あの後、何度目かのラウンドに突入して気付けばもう時計は21時を過ぎていた。
俺は牧野を起こさないようにそっとベッドから抜け出し軽くシャワーを浴びた。
バスローブを着て。
そして会社用のスマホとタブレット、PCを置いていたデスクに向かう。
ほんの数時間なのに…
メールボックスにはありえねーくらいのメールが受信されていた。

「俺を殺す気かよ」

牧野からの連絡が来るまでは、これくらいのメールは朝飯前で寧ろ少ないと感じてた。
けど。
牧野が手元に戻った今は、正反対のことを思う。
スマホの履歴から俺は番号をタップするとこちらも1コールで繋がる。

「西田、牧野を取り戻した。何をするかわかるよな」
「心得ております。至急引っ越しの指示をいたします。司様のマンションで宜しいですか?」
「ああ。あと適当に服も入れておけ」
「畏まりました。スケジュールを調整してご連絡いたします」
「頼む」

デキた秘書だぜ、ったく。
俺が言う前に決定事項だったかのように動く機械人間。
電話を切った後、今は見たくもない未読のメールを既読にし始めた。
かちゃりと音がする。
その方向を見ると、俺のシャツを着た牧野が気恥ずかしそうに立ってた。

「起きたんか」
「うん、着るものないから借りた」

着るものないって、俺が脱がした自分の服あんだろ。
心の中でツッコミを入れつつも、口には出さず。
牧野にはデカいであろう俺のシャツから見える腿は透けるように白かった。
お前、俺を殺す気か?
どんだけ、俺を追い込むんだ。

「シャワー浴びてサッパリしてこいよ」
「そうする、あんたは仕事?」
「いや、おまえが起きるまでする事ねーからメールチェックだけしてた」
「そう」
「その後、メシ行こうぜ。何食いたいか考えとけよ」
「わかった」
「なんだよ?突っ立って」
「ううん、何でもない」
「俺に惚れてんだから、これ以上惚れるなよ」
「ぜぇったいに違う!」

笑いながら言葉を向けると真っ赤になって違うからと小走りにシャワールームに消えた牧野。
あいつを揶揄うのも久々だ。
それから程なくして西田が俺の選んだ服を持って来た。

「牧野様のお洋服でございます。あと不躾なのですが、牧野様とお付き合いされていた男性の調査はPCにお送りしております。それからスケジュールを調整いたしまして、明日は終日オフとしております。明後日、お迎えに上がります」
「わかった。この1週間は絶対に海外出張は入れるな、いいな」
「承知致しました。それでは私は失礼させていただきます」

西田から受け取った牧野の服。
イメージだけを伝えた。
西田は高級ブランドだと牧野が気後れすと思ったのか、女性雑誌に載るような牧野くらいの年のヤツが手が出そうなブランドの服を持って着た。
もちろんあいつには紙袋ごと渡す。
ブツブツ言いながらも顔は嬉しそうだ。

「こんなんでいいんだろ?」
「うん。いつか着たいと思ってたんだけど…ほら高いじゃない」
「そうなんか?」
「うん。私にはね…ありがとう道明寺」
「ああ」

もう一度バスルームに消えた牧野。
俺もバスローブから私服に着替え彼女を待つ。
それから程なくして、俺は牧野を連れて、軽く食事をすべく部屋を出た。









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司は成人男性よりデカいので…標準のつくしが司のカッターを着たらワンピースになりそう。
ちょっと萌えです。
きっと西門さんなら喰ってますよきっと。
そして。
西田さん登場。
花男には必ず必要な人物。ザ秘書ですね。
この回はもう司はつくしの犬(笑)
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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