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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
天使と悪魔-Break Time-
道明寺と会議室に篭って数時間。
壁にかかった時計を見ると、12を半ば過ぎたところだ。
今朝は道明寺と言い合いのケンカをして朝食を食べ損ねたのと、
いつもと違う脳を使ったからなのか、気を緩めたら無性にお腹が空いた。

「ねぇ道明寺」
「なんだ!?」
「えっと・・・お昼なんだけどどうするの!?」
「ああ、もうそんな時間か・・・」

道明寺は左手に付けた腕時計で時間を確かめた。
それは、付けている人のセンスや名刺代わりにもなるもの。
あたしは、道明寺が付けている時計の価値ってわからないけど。
きっと知ってる人からすれば、すごい高価なものなんだろうって思う。
今日のスーツにも、とても合ってる気がする。
確か、何だっけ!?フランク・・・なんちゃらって言ってた気がする。

「昼から、会議だったハズだから外に食いには行けねーな」
「はぁ!?アンタ、外に出るつもりだったの!?」
「おまえとランチ行くつもりしてた」
「ありえないっつーの!!」
「なんでだよ!?テメー、類とは行けて俺とは行けねーとか言うんじゃねーよな」
「いやいや違うでしょ!?仕事中でしょ、今」
「関係ねー」

この男は・・・
公私混同するなっつーの!!
でも、副社長が社食ってありえないのも事実なんだよね。
普段、会食やらが当たり前の人だから。
いや、勇気を出して言ってみるか。ちょっと気になるじゃない?

「えっと社食は・・・ナシだよね!?」
「ああ!?ふざけんなよ、テメー」
「ふざけてなんかないわよ。安くて美味しいんだから」
「・・・・・マジで言ってんのか?」
「マジマジ大マジ!!」
「・・・・・おまえが行くなら、行く」
「なんであたしと?目立つからヤダ。西田さんと行きなよ~」
「なんで西田とガン首揃えて、メシ食わなきゃなんねーんだよ」
「アハハ・・・」

ちらりと自分の腕時計で時間を確認する。
今行くと混んでるけど、少し時間をずらしたらいいか。
それなら道明寺もイライラがMAXにはならない気がする・・・。
まずは会議の時間を西田さんに確認してからか・・・

「おまえ、まだその時計使ってんの?」
「だってこれしか持ってないもん」
「今度、買ってやる」
「いいよ、いいよ。アンタ基準だと高すぎて使えない」
「ぬかせ!!ちゃんとおまえに合うの選んでやる」
「ハイハイ・・・じゃ、ちょっとお昼行く準備してくる」
「俺も電話1本入れるわ」

資料を整理してPCの電源をOFFにする。
ドアの取っ手に手をかけたところで、窓際で流暢な英語で話し始めた道明寺が手で合図する。
こっちに来いといった手の振り方。
言われるがままにドアとは正反対の方へ足を進めた。

"wait..."
"it's OK"

「牧野」
「ん?」

不意打ちに唇が合わさった。
びっくりして目を見開いていたけど、その唇の感触を体が覚えているのか目を閉じた。
道明寺の唇があたしからそっと離れて、ゆっくりと目を開ける。
してやったりな道明寺の顔。

「今朝の分」
「アンタね!!何してくれてんの!?」
「欲しかっただろ?」
「欲しくなんてないし!!///」

"Thank you for waiting"
"OK.Regarding to our project, That..."

言い終わればなんとやら。
言いたいことだけ言って、また英語で話し始める。
この真っ赤な顔をどうしてくれるんだ!?
見栄えもよく、そして高級なスーツを着て、それに似合う時計に靴。
とどめは話している言葉は日本語じゃなく英語しかもネイティブ。
こういうのをデキル男って世間ではいうのだろうけど・・・
こんなことするのはデキル男じゃないと思うのはあたしだけ!?


あたしは、あたしの首が定位置である”土星のネックレス”を触って、
深呼吸して気持ちを落ち着かせてから・・・そっとドアを開けた。




=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
司の腕時計のイメージは、
フランク・ミュラー カサブランカシリーズトゥールビヨンかな。
お値段は・・・約2千万弱(笑)
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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初めまして。
伊藤啓子です。
nbonebo3110jp@yahoo,co,jp
1954.0701生まれです。
ハナダン歴20年以上です。ここの部屋はランキングで知りました。つかつくのオフィスものが好きです。司のオフィスからみえるふうけいを想像しながら読ませて頂いてます。これから少しずつ先を読ませて頂くにあたり、パスを教えていただきたく、コメントさせてもらいました。よろしくお願い致します。
2015/10/10(土) 17:55:22 | URL | 伊藤啓子 [編集]
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