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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
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「あっ、おかえり?」
「おぅ。つーか、なんで疑問形?」

時計を見ると10時を過ぎたところ。
あたしは司がカウチにドサっと腰を下ろしたのを見てキッチンから移動した。
隣に座ろうとしたら、腕を掴まれる。
そして子供が膝に座るように司の膝に跨がされた。

「ちょっとっ!」
「何だよ」

そう言うとすぐ様、頬にキスされそして唇にも同様に優しいキスが降ってきた。
もちろん。
初めはソフトに。
それからディープに。

「生き返った」
「何よそれ。それより早かったね、今日は」
「あぁ、たまにはな」
「この時間に帰宅で早いって変な会話」
「普通はな。俺にしちゃめちゃくちゃ早ぇぞ」
「そうだね」

久しぶりの夫婦の会話。
月の半分は海外なダンナを持つとね。
感覚がマヒしちゃうのかも。
すると、可愛らしい足音がペタペタと聞こえてきた。

「あっ、パパ…」

翼が司を見つけて目を擦りながらこっちに来る。
最近、反抗期なのかイヤイヤ病なのかそんな翼を怒ってばかり。
誰に似たのか頑固だしいうこと聞かないし。
美作さん曰く、猛獣の子は猛獣らしい。

「ママ、どいて」

あたしの服を引っ張る。
さすがに教育上よくないなと思って司の膝から退くと、すぐさま翼が司の膝に跨がった。
そして司に寄りかかる。

「コイツどうしたんだ?」
「反抗期かイヤイヤ病」
「なんだよ、それ」
「言葉通りよ。嫌いなものは食べないとかお勉強したくないとかお片付けしないとか」
「ふーん」
「ふーんって。あたし毎日、怒ってばかりだよ?」
「今だけだろ、それも」
「まぁね。あんたまだ反抗期中だもんね?」
「当たり前だろ。ババァには一生反抗期。終わりはねぇ」
「それ全然笑えないから」

苦笑はしたけど。
ちょっと手を焼いてるのは事実。
ミニ司なだけあるよ。イヤの一点張りなんだもん。
最後の最後はパパに叱ってもらおう。
それくらいしても許されるでしょう。
いくらいつも甘いパパでも。

「おい翼。もう寝る時間だろ」
「ヤだ」
「眠いくせにヤダじゃねーっつーの。ほら行くぞ」

翼を軽々抱き上げて司も立ち上がる。
翼も安心してなのか抱かれてることに満足してる。

「寝かしてくるわ」
「うん、お願い」

司の背中をずっと見てた。
翼はあたしたちの寝室には寝かせず子供部屋で寝てる。
まだ小さいからいっしょに寝たら?と言ったけど、司は異議。
海外じゃ小さくても子供は子供部屋。大人とはいっしょに寝ないのが普通だからって。
そのために子供が泣いたらすぐわかるようにセンサーをつけてる。
司が大人の空間に子供が入ることを好まないのは知ってる。
それからすぐに司が戻って来た。

「アイツ、ベッドに下ろしたらすぐ寝たぞ」
「ありがとうパパ」
「なぁ…さっき翼を抱き上げた時、おまえめちゃくちゃ嫉妬してたぞ」
「してない」
「いや、してた。超羨ましそうな顔してたぞ」
「してないっつーの」
「まぁ、そういうことにしておいてやるよ」

司は元いた場所に座り、あたしの髪を撫でた。

「これからの時間はおまえにやるからよ、許せ」
「いらないっていうのは?」
「ありえねーだろ」
「あはは。やっぱり?それよりさ、翼が甘えてきて嬉しい?」
「 微妙だな、俺のミニチュアな顔してっから」
「息子だから?それが娘なら違う?」
「ああ全然違ぇーな。むしろめちゃくちゃ甘やかすな」
「そういうもん?」
「当たり前だろ。つーわけで娘作るのに協力しろよ」
「えーっ、なんでそういう話になるかな」
「おまえだって翼をひとりっ子にはさせたくないって言ってただろ」
「言ったけどさ、今じゃなくていいんじゃない?それに娘が出来るとは限らないでしょ?」
「出来るまで頑張ればいいだろうが」

おまえ、バカだなと言われたけど。
産むのはあたしだってば。
分単位で動いてるこのバカには時間がもったいないと言われ。
立ち上がらされ、そして手を繋がされて寝室に連れて行かれる。
子供は欲しいけど、翼にはまだ手がかかるしちょっと困るんだけどな。
けどこの男にそれを言っても無駄だ。
あたしの上に覆い被さるデカ図体のダンナから逃れられるわけなんてない。
司がもつ独特の高貴な香りに安堵を覚えつつ、幸せの波にのまれた。


翼には悪いけど、朝までパパとママはお休み。










==========
司にとって、つくしがいる場所が「home」なんだろうな。
そんなことがふと浮かんで書いてみました。
久々のファミリー。
サクサクと進みました。
私の中では、翼はパパよりもママが好きです。
パパよりグランマのが好きです。
ピラミッドでいうと、ママ、グランマ、グランパ、パパの順です。
パパが1番下です。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/07/03(火) 15:03:33 | | [編集]
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2018/07/04(水) 02:53:43 | | [編集]
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2018/07/07(土) 07:29:59 | | [編集]
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