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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
wish_13
「ん……」

ゆっくりと目を開く。
目の前には超絶キレイな顔をした総。
彼はまだ夢の中。

「長い睫毛…」

こんな未来を想像してなんてなかった。
むしろ、西門総二郎と付き合うなんて思いもよらなかったから。
平凡な私と超ハイスペックな彼。
左の薬指に嵌めてもらった結婚指輪を見てもまだ信じられないもの。

「本当に私のダンナさまなんだ…」
「そんなに信じられない?」
「総?」

目をパチパチさせる。
まさか起きてるだなんて思わなかったから。
幼い頃から武道もしていて、人の気というかものすごく敏感な彼。
ちょっとした物音でも気づくくらいだからゆっくりと寝かせてあげたかったのに。

「起こしちゃった?」
「いや、起きてたよ」
「ごめんなさい…」
「優紀がさ、俺の顔をマジマジ見てるから視線に気付いただけだよ」
「そんなに見てた?」
「ああ。穴があくくらい。散々見てきたのにまだ慣れない?」
「う…ん。総の顔、キレイだから」
「そのイケメン超絶キレイな顔のダンナ様は奥様にゾッコンです」
「本当に?」
「当たり前だろ?」

私の髪に手を添えて、そして撫でる。
総の手が好き。
大きくて安心出来る手。
どんなことでも包み込んでくれる手。

「体は平気か?」
「うん平気よ」
「俺らの子供も大丈夫そう?」
「うん。お腹も痛くないし…なんともないわ」
「そっか。本当にいるんだよな、優紀のここに」

総の手が下腹部にそっと添えられる。
総の手の温もりがダイレクトに私に伝わってくる。

「うん。まだ全然わからないけど…」
「優紀はさ、どっちが欲しいの?男と女」
「西門にお嫁にきたんだから男の子を生まないと…」
「優紀…優紀は絶対に男の子を生まないとっていうプレッシャーを感じてるだろ」
「うん」
「それ、違うぞ」
「えっ⁈それは…」
「見合いで好きでもねぇ女と結婚させられるんならソイツには子供は作らないっていう。でも優紀は違うだろ」

総は私にわかるようにゆっくりと優しく伝える。
怒ってるような言い方じゃない。

「優紀は俺に、そして親父やお袋に望まれて嫁に来てる。だろ?」
「うん…」
「だからそんなプレッシャーを感じる必要はねぇし、感じてほしくない。OK?」
「うん。でも…」
「でももない。俺と優紀が愛しあって出来た子供だろ?性別なんて気にしなくていい」
「本当?」
「ああ。親父もお袋も女の子の孫が欲しいって連呼してたぞ」
「えっ?」
「親父さ、女の子なら服も可愛いのがいっぱいあるし、連れて歩きたいらしい」
「お父様が?」
「ああ。だからどっちが生まれてもいいんだよ。優紀はどっちがいいんだ?」

総は優しく笑う。
信じていいのかな?
西門の代々続く血筋には男の子が必要。
やっぱり次期家元である西門総二郎の後に続くのは自分の息子じゃなくちゃでしょう?
もう私のお腹にいる子は、まだわからなくとも性別は決まってる。
もし、今いるお腹の子が女の子でもいいのかな?

「私はね…」
「うん、どっち?」
「総に似た男の子がいいの」
「俺似?」
「うん。総は?」
「俺は娘がいい。俺と優紀のいいとこ取りした娘ね」
「ふふふ…」
「笑うことねーだろ?娘ならとことん甘やかして絶対に嫁にはやらねー」
「生まれてもいないのに?」
「生まれる前だからだよ。でも娘が出来ても優紀が1番」
「あら、娘じゃないの?」
「そ。超絶可愛い娘と愛してる奥さんを両手に花って男のロマンじゃん」
「総の男のロマンとやらはたくさんあるのね」
「ああ。だから元気な子供を生んで」

総は私を気遣って言ってるかもしれないけど。
でもお式を挙げた後の彼の優しさは普段の優しさとは違ってもっと優しい。
だから信じてみるね。
男の子じゃなくてもいいっていう言葉。

素敵なパパになりそうだね。
腕まくらしてもらっていた位置をもう少し、二の腕辺りまで頭を動かせて、総の近くにいく。
そしてゆっくりと目を閉じた。









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iPadでお話を書いているのですが、地震でiPadが床に落下して充電器が壊れちゃいまして。
平日買いに行く時間がなく、UPできませんでした。
ごめんなさい。
自宅は全然被害無かったのにまさかのiPad被害。
お待たせしてしまいました。
まったり甘い総優でご想像いただけると嬉しいです。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/06/25(月) 10:27:00 | | [編集]
はじめまして!読破しました(^^)
はじめまして。昨日こちらにたどり着き、どハマりしまして全部読み終えました!途中消してしまった記事もあるとのことで非常に残念です(><)
ここ10年ほど花より男子二次小説を読み続けている私ですが、久々にこんなにハマれるブログに出会えて嬉しいです。
自分好みの口調とかエロ度合いとかありますよねっ。
また、優紀が道明寺で働いていたり、つくしのような人生を送る設定も楽しく読めました。
また更新楽しみにしています!
2018/06/25(月) 14:12:36 | URL | ラー子 [編集]
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