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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
海の日_2
早朝のブレックファーストミーティングが終了するや否や俺のプライベートスマホが音を鳴らした。
画面に出た番号は総二郎。

「おう、どした」
「司、おまえ今日の予定ってどうなってる?」
「あ?」
「牧野と優紀が子ども連れてプール行きやがった」
「はぁ?聞いてねーぞ」
「俺もSPの口割らせて今知った」
「で?どこだよ、あいつらが行った場所ってのは」
「市民プールだよ」
「……総二郎、行けるか?」
「ああ。無理くりスケジュール調整したぞ」
「俺は今日は1日オフィスだったから西田に言って調整させる」
「OK。じゃ◯◯で待ち合わせしようぜ」

総二郎からの連絡に、多少なりとも怒りはあるがアイツらしいと苦笑する。
普段、プライベートビーチ自体をよしとしなかったかんな。
俺にする言い訳なんて、「翼に混雑してるプールを体験させたかったの」とか言うに決まってる。
今から俺の予想をどう覆してくれるか楽しみだな。
どうせ俺が顔を出せば翼の相手をさせられるんだ。
水着持参だなとこれまた苦笑を漏らした。

「西田、悪りぃけど今からのスケジュール全てキャンセルしてくれ」
「かしこまりました。格段急ぎの案件もございませんので調整致します」
「おまえも今日は休め。仕事すんじゃねーぞ」
「ですが…」
「たまにはゆっくりしろ。命令な」
「ありがとうございます」
「おぅ」

西田と少しリスケしてから執務室を出た。
マンションの方に戻って必要なもんだけ準備してまた出かける。
久しぶりに自分で運転し、総二郎との待ち合わせ場所に向かい車を止めた。
俺が着くとすでに総二郎の愛車が停まってる。
車から降りて総二郎と合流する。

「司」
「総二郎おめー、日焼け厳禁じゃねーのかよ」
「厳禁に決まってるだろ。絶対に焼けない日焼け止め持ってきた。つーか、司もじゃねーの?」
「ああ。日に焼けて交渉なんざ出来るかよ」
「だな。優紀も日焼け厳禁だけど、今日は禅と一緒だからいつもより詰めが甘そうだ」
「アイツはぜってえ抜けてる」
「牧野はそうだろうな。翼と一緒になって遊びそうだ」
「だろ?」

俺らも素早く着替えてアイツらのもとに向かう。
SPにつくしたちの場所を調べさせて既に遠くから監視。
着替えするのも普通のロッカールームじゃなく、株主優待が使用する特別室。
水着に着替え、パーカーを羽織り部屋を出た。

「俺らが揃って水着着るなんてな」
「まぁな。こんな格好してりゃまた周りが騒ぐぜ司」
「関係ねぇ」
「確かに。俺、奥さん大好きだし?」
「昔からは考えらんねぇわ。おまえとあきら」
「昔は遊び、今は本気。でなきゃガキ作るかよ」
「俺はずっと牧野一筋だったからな。すぐにでもガキ欲しかったぞ」
「俺も優紀と付き合ってからはそうだぞ」

さて。
アイツらは一体何してやがんだ?
俺と総二郎がプールサイドに姿を出すと、一瞬にして一斉に女どもがこちらを見る。
昔からのことだから全然気にはなんねぇ。

「F4健在ってか?」
「ウゼェ」
「そう言うなって。俺らの水着姿は超激レアだろが」
「普通に着てるだけだろ?」
「俺ら極上のハイスペックだからしゃーねわな」

普通なヤツがハイスペックというとちゃんちゃら可笑しいが、俺らが言うと本当だから仕方ない。
自惚れでもなんでもない。
本当のハイスペック。
もちろん惚れてる女も。
俺らからすればつくしも松岡も極上なんだ。

「なぁ司」
「なんだ総二郎」
「優紀も牧野もいくら場所がねぇって言ってもあそこはいただけねーと思わねぇ?」
「俺に聞くな。いくら言ってもあのバカ女は危機感がねぇ」
「優紀も…後でお仕置きだな。翼に教えておけよ司」
「そういう禅もだろ」

俺も総二郎も女からの視線には目もくれず、女たちのざわざわした声もシャットアウトし。
俺らの視線の先にいる惚れた女のもとに歩いていく。
俺にナイショでかき氷食うって?
聞こえてるからナイショじゃねーぞ翼。

「俺にナイショで何食うって?」

腕を組みながら少しばかり睨みを利かせながら、最愛の女の元へ顔を向けた。
つくしも松岡も驚いた顔をして、固まってる。

「パパ!」
「お父さん!」

翼は俺に。
禅は総二郎に。
ふたりは俺らを見つけて抱きつく。
そして、周りへのウゼェ奴らの牽制のひとつとして俺は翼を、総二郎は禅を抱き上げた。










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3話じゃ終わらなさそうです。
そして、ファミリーネタ好きですって沢山の方からコメントいただきました。
ありがとうございます。
私もこの家族大好きです。
ねたに困るとファミリーネタ書いてる気がします。
毎日猛暑ですが、少しでもお話読んで元気になってもらえたら嬉しいです。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/07/19(木) 12:36:40 | | [編集]
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