FC2ブログ
SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
B・U・T_その後の同僚さんと牧野つくし
「副社長、カッコいいな」
「同じ男でも明らかに違うよな…」
「副社長と同類ってきっとあとのF4のメンバーじゃねぇの?」

至る所で副社長が牧野さんの席に座ってる最中に遠巻きから口ずさむ。
今まで雑誌では見かけたことがあったけれど…
直接近くで姿を見るなんてことはない。

「なぁ…あれ」
「牧野さんかさっき淹れたコーヒーじゃねーか?」
「副社長が飲んでる。けど、あれ牧野さん飲んでなかったか?」
「ああ俺も見た」
「私も見た見た!牧野さんが珍しくコーヒー飲んでるから声掛けたもん」
「下世話な話すると…間接キス」
「後で牧野さんに言っちゃうか」
「牧野さん喜ぶんじゃない?手に届かない副社長と同じカップでコーヒー飲んだなんて知ったら」
「普通は嫌だろうけど…今回は女なら嬉しいんじゃない?」

そんなやりとりがずっと続く。
おっ、フランス語?
フランス語が話せたら、何を話してるかわかるのに。
残念。
きっと、今このフロアでフランス語が出来るのは牧野さんしかいない。
牧野さんは留学経験ないのに、英語はもとより数カ国語が堪能なのはすごいとしかいいようがない。
きっと副社長もそういう努力を高く評価してるんだろう。
そして副社長が席を立ち、牧野さんがお見送りをしに行く。
さて、戻ってきたら言ってあげよう。



「戻りました」
「牧野さん、牧野さん!」
「何ですか?」
「さっき副社長…牧野さんの席に座っていたじゃない?」
「そうですね…」
「でね、牧野さんマグカップにコーヒー淹れてたでしょう?」
「あ…はい。それが?」
「牧野さんが飲んだ後、副社長も飲んでらしたの!」
「はぁ…」

嬉しくないの?って言われても…ねぇ。
普段なら絶対他人のものに口を付けることはない。
けど、あたしが飲んだものは平気で口を付ける。
情事のあととかに飲むミネラルウォーターとか?
自分の飲みなさいよって言ってもめんどくせぇの一言であたしのを奪う。
おぼっちゃまなはずなのに。
そのことを思いだして頬を染めた。

「ほら牧野さんも満更じゃないじゃない」
「へっ⁈」
「だって、副社長が飲まれたのよ?しかも同じカップで。だから頬染めてるんでしょう?嬉しくて」
「えっ、いや…違…」
「何が違うのよ!そんな隠さなくていいわよ」
「違っ…」

本当に違うんだってば。
桜子や滋さんとの話なら大声だせるけど、ここは会社だしそんな訳にもいかない。
小さくため息を吐いた。
あのバカと喧嘩して、自分にムカついて。
でも言い返せなくて…。
だからいつもアイツが飲んでるブルマンを飲んで気持ちを落ち着かせようとした。
ちょっと席外してる間にあのバカが来るなんて想定外だったけど。
私とあのバカもとい道明寺司と付き合ってるなんて今の状況じゃバレてない。
それはホッとしてる。

「ねぇ、フランス語で何を話してたの?」
「別にこれといって何も?」

言えるわけないじゃない。
そんなの。
バレないためにフランス語話したんだし。

「ウソウソ!副社長、いらした時より表情和やかだったわよ?」
「そうなの?いっしょでしょ?」
「牧野さんの目は節穴?副社長間近で見て目がおかしくなった?」
「いや、普通だと思うけど?」
「副社長の雰囲気明らかに違ったもの」

そんな力説しなくてもいいんじゃない?
そりゃ普段、人を見抜くような目をしてるけど。
あたしといるときは至って普通の男だもん。
帰ったら言ってやらなきゃ。
司の所為で仕事にならなかったって。勝手に人のコーヒー飲むなって。

あたしは同僚からの質問から逃げるために、もう一度ブルマンを淹れに
マグカップ片手に給湯室に逃げ込んだ。










==========
きっと、同僚からこんなこと言われるよね?と思いながら書きました〜。
だって。
みんなから崇拝されている司がつくしの飲みかけのコーヒーを口にしたとなると絶対興味津々で聞くかなと。
おウチに戻ったら司からの愛情を受けるんでしょうなつくしちゃん。
次の日動けないパターンだ。
想像しながら読んでください〜miru
==========


関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する