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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
海の日_5
片手には翼、もう片方の手には浮き輪。
そして離れた場所にある浅瀬のプールに向かう。

「パパ、今日は僕と遊べる?」
「ああ」
「お仕事行かない?」
「行かねぇ」
「やったぁ♪」
「そんなに嬉しいんか?」
「うん!」

翼が満面の笑みで笑う。
俺は翼くれぇんときは姉ちゃんとタマだけだった。
親父もババァも仕事人間だった。
今でこそ、構いたくても構えない状況だったってことがわかる。
けど、当時は置いてけぼりとしか思えなかった。
だから絶対に俺は翼のためにそしてつくしのために少しでも時間を作る。
その努力をする。
俺のような思いはさせたくない。
きっと、あきら以外は、俺も類も総二郎も同じことを思ってる。
あきらんとこはあのお袋さんだ。
自分がされてきたことをするんだろう。

翼をプールサイドに降ろす。
翼は俺の足に纏わりつく。
入りたいけれど、勝手に入ると怒られると思ってるんだろう。

「パパっ」
「ちょっと待て」
「早く早く!」
「逃げねぇって」

俺は翼に浮き輪を被せる。
俺が先にプールに入ってから翼を引き寄せた。

「冷たい」
「 気持ちいいだろ翼」
「うん」

浅いところだからほとんどは翼くれーのガキとその親。
すぐそこに総二郎と禅もいる。
翼や禅にとっちゃ普通のこと。
けど俺と総二郎にとっちゃ始めてのこと。
それがなんか新鮮だ。
だから知っててつくしも松岡もここに来ねぇのかもな。

「翼、今度つくしと2人でプールに行くときゃ必ず教えろ」
「えーっ」
「えーじゃねぇ。でなきゃババァんとこには行かせねぇぞ」
「ヤダ…」
「だろ?なら言うこと聞け」
「…ママとお約束してても?」
「ああ」
「…わかった」
「その代わり、ババァんとこにずっと居てもいいぞ」
「いいの?グランマといっぱい遊んでもいいの?」
「ああ。その方がパパも嬉しいからな」

翼をババァんとこに行かせてしまえばつくしと2人っきりで過ごせるからな。
まだ20代半ばだ。
たまには夫婦でも恋人みたいな蜜な時間を過ごしてぇ。
だから翼。
ババァに拉致られろ。

「パパ、ママ…」
「あ?つくし?」
「うん。ママ誰かとお話してる」

翼がいう方向へ目を向けると、つくしがヤローに話しかけられてる。
明らかなナンパだな。
ほら見ろ。
何があたしは子どももいるんだし、声なんか掛けられないだ。
ちょっと目を離した隙にキョトりやかって。
だから心配だっつーんだよ。

「翼、つくしんとこ行くか」
「うん」

あんなバカ丸出しのヤローなんかと喋るな。
見られるな。
つくしが汚れるじゃねーか。

「翼、思いっきりつくしに抱きつけ」
「いいの?パパいるのに?」
「いいぞ。今日は許す。つくしを救え」

俺は翼の背中をポンと押して合図。
翼はつくしのところにめがけて一目散に走ってく。
そしてそれを後ろから見守りながら俺もつくしのところに向かった。
さて。
久しぶりに暴れるか。








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即席な海の日_5。
翼を楓さんに預けちゃうとその分司がお仕事しなきゃならないってことは頭から抜けてる設定で(爆笑)
相変わらずな翼はママが大好き。
そんな様子が伝われば嬉しいです。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/08/10(金) 21:55:00 | | [編集]
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