普段鳴らないスマホからあいつに繋がる番号を呼び出す。
呼び出すっていってもあいつの番号しか登録されてない。
何度か呼出音が鳴って聞きたかった声がスマホ越しから聞こえた。
「牧野?」
「道明寺…?」
「なんだ、どしたんだよ」
「…うん。あのさ…」
「悪りぃ、時間ねぇんだわ。要件はなんだ?」
「…時間作ってくれないかな。1時間でもううん30分でいいの。道明寺に話たいことがあるの」
「今、マジ忙しい。もう少し落ち着いてからじゃダメか?」
「…ほんの30分、10分もあたしには時間割けないの?」
「牧野?」
「あたしってあんたの何?彼女だよね?電話すらも全然無くて、掛かったと思ったら時間ないってひどいよ」
「おまえだって今の俺の状況知ってるだろ」
「知ってるよ。知ってるから言ってんの」
「……わかった。西田に調整させる。それでいいか?」
「ありがとう。じゃ、仕事頑張って」
「ああ」
ほんの数分の会話。
結局はケンカみたいな話し方になっちゃった。
これじゃ付き合ってるなんて言えないよね。
なんでこんなことになっちゃったんだろ。
通話を終えたスマホを握りしめる。
どこの企業も今は食うか食われるか。
小さなミスが命取りになる。
だからあいつは頑張ってる。
それはあたしにも痛いくらいわかる。
だけど、ほんの1分でいい、あたしに使う時間はないの?
そんなに切羽詰まってるの?
すると、握りしめていたスマホが音を立てて震えた。
「はい」
「牧野様でしょうか?」
「はい、西田さんですね」
「ご無沙汰しております。司様が緊急の会議に出席されましたので、代わりにご連絡を差し上げました」
「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」
「とんでもございません。早速本題ですが、今週末の夜に司様のスケジュールを調整いたしました」
「はい」
「こちらまでいらしていただけますか?」
「NYにですか?」
「左様でございます。あいにく司様が日本に行く時間までは確保出来ません」
「…わかりました。伺います」
「eチケットをご用意させていただきます。後ほど牧野様のメールアドレスにお送りさせていただきます」
「自分で手配します」
「それはいけません。司様に叱られてしまいます」
「わかりました。お言葉に甘えます」
「それではお待ちしております」
道明寺からの連絡じゃない。
結局は西田さん。
なんでよ。
連絡ですら、道明寺からじゃないんだ。
あんたって本当にあたしのこと好きなのかな?
==========
まだまだプロローグ的な感じですよね。
しかも短い。
普段、楽しいお話ばかりかいてるので、こういうお話は正直キツいです。
でも後々は違いますので、もう少し耐えてくださいね。
途中で明るいお話書いちゃうかも?笑
miru
==========
呼び出すっていってもあいつの番号しか登録されてない。
何度か呼出音が鳴って聞きたかった声がスマホ越しから聞こえた。
「牧野?」
「道明寺…?」
「なんだ、どしたんだよ」
「…うん。あのさ…」
「悪りぃ、時間ねぇんだわ。要件はなんだ?」
「…時間作ってくれないかな。1時間でもううん30分でいいの。道明寺に話たいことがあるの」
「今、マジ忙しい。もう少し落ち着いてからじゃダメか?」
「…ほんの30分、10分もあたしには時間割けないの?」
「牧野?」
「あたしってあんたの何?彼女だよね?電話すらも全然無くて、掛かったと思ったら時間ないってひどいよ」
「おまえだって今の俺の状況知ってるだろ」
「知ってるよ。知ってるから言ってんの」
「……わかった。西田に調整させる。それでいいか?」
「ありがとう。じゃ、仕事頑張って」
「ああ」
ほんの数分の会話。
結局はケンカみたいな話し方になっちゃった。
これじゃ付き合ってるなんて言えないよね。
なんでこんなことになっちゃったんだろ。
通話を終えたスマホを握りしめる。
どこの企業も今は食うか食われるか。
小さなミスが命取りになる。
だからあいつは頑張ってる。
それはあたしにも痛いくらいわかる。
だけど、ほんの1分でいい、あたしに使う時間はないの?
そんなに切羽詰まってるの?
すると、握りしめていたスマホが音を立てて震えた。
「はい」
「牧野様でしょうか?」
「はい、西田さんですね」
「ご無沙汰しております。司様が緊急の会議に出席されましたので、代わりにご連絡を差し上げました」
「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」
「とんでもございません。早速本題ですが、今週末の夜に司様のスケジュールを調整いたしました」
「はい」
「こちらまでいらしていただけますか?」
「NYにですか?」
「左様でございます。あいにく司様が日本に行く時間までは確保出来ません」
「…わかりました。伺います」
「eチケットをご用意させていただきます。後ほど牧野様のメールアドレスにお送りさせていただきます」
「自分で手配します」
「それはいけません。司様に叱られてしまいます」
「わかりました。お言葉に甘えます」
「それではお待ちしております」
道明寺からの連絡じゃない。
結局は西田さん。
なんでよ。
連絡ですら、道明寺からじゃないんだ。
あんたって本当にあたしのこと好きなのかな?
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まだまだプロローグ的な感じですよね。
しかも短い。
普段、楽しいお話ばかりかいてるので、こういうお話は正直キツいです。
でも後々は違いますので、もう少し耐えてくださいね。
途中で明るいお話書いちゃうかも?笑
miru
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