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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ドクター_5
「あたしたち、別れよっか」

牧野に会った途端に爆弾を投げられた。
もろに直撃を受けた。
蔑ろにしたつもりはない。
俺がNYに行ってから、気の休まる時間なんてもんは皆無に等しい。
昼間は大学。
終われば仕事。
夜は大学のレポート、そしてメールチェック、それから企画書他色々。
睡眠時間なんて平均で3時間あるかないか。
それでもなんとか前に進めたのは牧野との将来があったから。
M&Aを取るためにも3年でこっちの大学を卒業した。
遊び呆けていたツケが回ってきたのは理解していた。
けど、それでもやるしかなかった。
将来のためのこれは試練だって自分に言い聞かせて。
それが俺の原動力だった。

「俺のこと好きじゃねーの?」
「……好きだよ」
「なら何でだよ」
「じゃなんで連絡くれなかったの?一言で良かったのに。それすらも望んじゃダメなの?あたし彼女なんでしょ?」
「……」
「あたしはあんたの仕事には勝てなかったの」
「仕事とおまえを比べたことなんてねーよ」

当たり前だろ。
誰がおまえと仕事を比べるかよ。
確かに数ヶ月も放置してたのは認める。
ラインやメールが入る度に俺は顔を緩めてた。
でも牧野は1度決めたことは絶対に変えない。

「牧野、おまえの中じゃ距離を置くっていうのは決定事項なんだろ?」
「うん」
「俺が何を言っても変わらねぇんだろ?」
「うん」
「なら、抱かせろよ」
「へっ⁈」
「俺もおまえが来た時に抱くって決めてた。好き同士で別れるんだろ?なら別に抱いても問題ないだろ」
「道明寺は後悔しないの?」
「後悔なんてするわけねぇだろ?」
「なら…いいよ」
「本当にいいんか?俺に遠慮してんじゃねーの?」
「遠慮なんかするわけないでしょ」
「ならいいんだな」

俺は牧野の返事を聞かぬまま、抱きしめて数年ぶりにコイツの唇に触れた。
牧野の体温を肌で実感する。
ずっと触れたくても触れられなかったこの真っ白な肌。
最初で最後かと思うと死にそうなくらいに気持ちが昂ぶる。
お互いが初めてなのに、ずっと前からお互いを知り尽くしてるかのように順応する。
牧野のこの柔らかな肌もストレートとの髪も何もかもが俺のどストライク。

「牧野、こっち向け」
「恥ずかしいよ」
「そんなん最初だけだろ、いいからこっち向け」
「道明寺…時間はいいの?」
「おまえな、そんなん今更だろ。おまえが来るっていうから明日1日オフだ。だから…」
「だから?」
「悔いのない時間を過ごそうぜ?俺もおまえも」
「うん…」

涙を堪えて笑う顔が牧野らしい。
本当が別れたくなんてねぇ。
そんな未来を想像してたわけじゃねぇ。
いつか…
いつか絶対に牧野を手に入れる。
もし、こいつが他のヤローと結婚していてもだ。
俺は心にその思いを抱きながら、牧野を組み敷いた。









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坊ちゃん暴走中。
「好きなら抱かせろ」このセリフいつか書きたいなぁと思っていて書けて嬉しい。
この司はものすごく我慢してます。
ほんとうなら暴れだすよなぁとか思いながらもこうなりました。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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