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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ドクター_11
久しぶりに訪れた道明寺邸。
あたしは道明寺のお母さんの後をついて歩いた。
部屋に通されるとそこには道明寺のお父さんも居て、急に緊張してきた。
どんどんと不安が体を襲う。

「牧野さん、お久しぶりだね」
「はい。ご無沙汰しております。体調はいかがですか?」
「随分と良くなったよ」
「それは良かったです」
「牧野さん、担当直入にお聞きするわ。あなた妊娠してるわね?」
「………はい」
「何週なの?」
「7週です。もうすぐ3ヶ月と言われました」
「そう…司の子どもね?」
「………はい。あのっ」
「何?」
「あたし、まだ実感はないですけどこの子のことちゃんと愛情を持って育てます。だから…」
「だから?」
「だからこの子のこと、あたしから奪わないでください」

必死におばさまに問いかける。
もちろんおじさまにも。
裕福な生活はさせてあげられないけど、愛情たっぷり注ぐから。
だからあたしから奪わないでと切願する。
するとおじさまとおばさまが互いに見合わせてくすりと笑った。

「最後まで話を聞きなさい」
「すみません…」
「まずはあなたが妊娠してるのかを確認したかったの」
「はい」
「言い方はキツいかもしれないけれど、あなたには予想外の妊娠だった。違う?」
「はい。でも嬉しかったです」
「それも医学部に学部変更した矢先よね?」
「はい。でもなぜそれを…」

言った後に後悔する。
そうだった。
この人たちに隠し事なんて皆無だ。

「片手間で出来る学部じゃないことはご存知よね?」
「はい」
「それでも産むのかしら?」
「はい。下ろすなんて選択はあたしにはありません」
「じゃ本題に入るわ」

おばさまとおじさまがすっと背筋を伸ばした。
ついさっきまでの雰囲気とは一変する。
経営者の顔?のような一寸も気を抜けない表情に変わった。

「今日からここに住み生活なさい。これは命令です」
「えっ?」
「あなたの当座の目標は元気な子どもを産むこと。それから最短で医者になることです」
「あの…それって」
「相変わらず頭の悪い人ね。一度で理解なさい。子どもとここで生活しなさいと言ってるんです」
「でもあたし…道明寺、いえ司さんとは」
「司とは距離を置いているんでしょう?ですが生まれてくる子に何も罪はありません。ましてや道明寺の血を引く子どもです」
「はい」
「牧野さん、お腹の子が生まれてくる頃に私は日本に戻ろうと思ってる」
「えっ?」
「日本で療養しようと思ってね。だからこの子の世話は私が引き受けるよ」
「総裁が日本にいるということは司はNY在中です。会う心配には及びません」
「あの…この子のせいでご無理をなさっていませんか?」
「あなたが心配する必要はございません」
「牧野さん、楓はそう言ってるけど、本当は嬉しいだよ」
「あなた!」

おじさまがくすりと笑う。
今まで魔王と思ってすみません。
柔らかい雰囲気なのはプライベートだからだね。
おばさまも刺々しい雰囲気もない。
この子のことを受け入れてもらえたのかな。

「それから…相談なんだけどね?」









==========
ちょっと話が動いたでしょうか?
楓さんはイメージ通り。
道明寺パパは、意外にふんわりとした雰囲気かなぁと。
ただ、仕事に対してはシビアかな。
そんなイメージで書かせて頂きました。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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