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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ドクター_12
「あの…本当にいいんですか?」
「あなたはどうなの?」
「あたしより司さんです。この子のことも知らないのに…そんな」
「司のことは考えなくてもいいの。今はこの子の方が大事なの」
「ですが、無事に生まれてからでも…」
「生まれてきてからでは遅いのよ」

公的な書類に父親がいないという事実を残したくない。
なら後々、お互いが納得の上で認知すればいい。
だけど、曲がりなりにも道明寺の血を引く子どもにそんなマイナス要素は不要だと意を唱えられた。
そりゃあたしの、牧野つくしの戸籍に父親空欄で入るより道明寺の戸籍に入る方がいいに決まってる。
だけどあたしと道明寺は別れてる。

「なら私の戸籍に入れようか?司とは兄弟になるけど?」
「それは…いくらなんでも」
「あなたが首を縦に振らないなら必然的にそうなるわね」
「どうする牧野さん。ビジネスもだけどスピード決裁は大事だよ」
「もし司さんに好きな人が出来たら?そのお嬢様と結婚したいとおしゃったら?」
「楓、どうする?」
「まぁそんなこと考える必要など不要でしょうが、その時はあなたを養子にするわ」
「そうだね、そうしよう。ならこの子とも離れる必要はないからね」
「司は詰めが甘いからこうなるんです」
「相変わらず司には手厳しいね、楓は」
「牧野さん、こういうことだから君の心配は不要だ」

だからと…
目の前に婚姻届けが置かれた。
道明寺司と既に記載されているこの書類。
承認欄にはおじさまと先輩。

「これ…」
「司がね、初めて指揮する大きなプロジェクトをまとめることが出来たら証人欄にサインしてほしいと持ってきたものだ」
「えっ」
「だから司の直筆。あいつの希望ってやつだね」
「偽装じゃないわ。まぁ多少隠してはいますけど問題ないでしょう」
「気付かない司がバカなんだ」
「あの…司さんが悪いんじゃなくてあたしが…」
「妊娠させたのは司。こういう時は男が悪者になればいいんだよ、つくしちゃん」
「あの…」
「これを出せば君は道明寺家の嫁。私の娘。だからつくしちゃん。OK?」
「ありがとうございます」
「あなたはこれからが大変なの。泣いてる暇などありません。逐一タマから報告させますから気を抜かないように。いいですか?」
「はい、ありがとうございます。お義母さま。お義父さま」

頭を下げて部屋を出た。
すると先輩が出迎えてくれる。
先輩の顔を見たら嬉しくて笑いながらも涙が止まらなかった。

「つくし…若奥様と呼ばなくちゃね」
「いえ、今まで通りつくしでお願いします」
「わかったよ。じゃつくし。おめでとう」
「ありがとうございます」
「司坊っちゃんがいなくても旦那さまと楓奥様が付いてるんだ。よかったね」
「はい」

あたしは先輩の部屋に通してもらい。
そこで暖かいお茶を飲む。
そのお茶がいつも頂くお茶なのにものすごく体の芯からほっこりした。









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爆弾投下。
緩和させるのに、司パパに動いてもらいました。
また台風がくるみたいですね…
いやだなぁ
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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