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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ドクター_12.5
「楓…よかったな」
「何がですか?」
「君の思い通りになって」
「意味がわかりませんけど」
「司の嫁にはつくしちゃんがと言っていただろう?」
「お飾りの外見やネームバリューだけを重視するお嬢様など邪魔なだけです」

本当は司のパートナーにはそこそこの家のお嬢様をと昔から考えてた。
道明寺に利害がない血筋の。
だけど、あの子が熱を上げたのは想像に反した子だった。
貧乏でどちらかといえば毎日の生活でさえも危うい家庭の子。
だけど頭は賢かった。
勉強が出来るということだけじゃなく、器用な子。
こちらの意図することも先回り出来るような、はじめは毛嫌いしていたけれど、いつのまにかあの子のペースに飲まれていたのは私の方だった。
司は人の目を見る力はあったということだ。
語学も数年でマスターした。
お飾りの娘よりも彼女の方がいい。
そう結論付けるのに時間もかからなかった。

「つくしちゃん、手に職をつけたかったみたいだよ」
「どういうことですか?」
「司の為に今まで頑張ってきたけど司とは別れた。手に職があればひとりでもやっていけるって思ったみたいだ」
「それで医者ですか?」
「そう。普通ならそうだね…看護師とかだけど彼女は違ったらしい」
「彼女らしいわ」
「だろ?僕が病気になったっていうのも一理あるらしいってタマが言ってたよ」
「あなたの?」
「ああ。元気にしてあげたいとね」
「そうですか。あの子は決めたら何が何でもやり遂げますから」
「司の女を見る目は親として褒めてあげるかな」

あの人が珍しく笑う。
普段あまり笑うことなどない人が人を褒めて笑う。
あの子にしちゃ笑うことが普通のことでもここ道明寺では違う。
きっとあの子が、道明寺に関わってから変わってきてる。
彼女のおかげなのかしらね。

「あなた、本当に年明けから日本に拠点を置かれるの?」
「そのつもりだよ。だって初孫だよ?初孫。司がいればきっと邪魔されるけどいないからね、好都合じゃないか?」
「あなた…あなたの子どもではないんですよ?」
「わかってるって。でもさ、司の子育ては失敗したからリベンジ?しようかと」
「リベンジって…あなた曲がりなりにも道明寺の総帥、会長ですよ?」
「仕事は無理しない程度にはするよ。ただ父親がいない分を埋めてあげようと思ってね。つくしちゃんはこれからが多忙だろ?」
「ええ。サポートはするつもりです」
「もちろんだ。司はNYで頑張ってもらって僕たちは生まれくる孫に愛情を注ごう」
「司で失敗しましたから今度は失敗は許されません」
「つくしちゃんの意見を尊重しつつ、ね?」
「ええ」

道明寺の嫁が必ずしも経営に携わっていなきゃいけないことなんてない。
医者で何が悪い。
この子が医者になれば、今後医療分野にもさらに参入しやすくなる。
笑いが止まらないわね。
久しぶりの夫婦らしい会話で部屋の空気が暖かくなった。










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楓さんたちの会話です。
ちょっとだけ休憩です。
楓さんって、一度認めてしまえばものすごく情が厚いきがします。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/09/28(金) 07:34:28 | | [編集]
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2018/09/28(金) 08:31:44 | | [編集]
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