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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ドクター_25
「相変わらず軽いな、おまえ」
「………」
「もうちょっと食って太れよ」
「ヤダ、服が入らなくなる」
「そんなん、心配しなくても俺が買い直してやる」
「もったいない」

牧野を組み敷いて、見下ろす。
多少怒ってるけど、本気じゃねぇことは一目瞭然。
かくいう俺もだ。
牧野の額、頬に触れ、唇に触れた。
牧野はそっと両手を俺に伸ばしてくる。

「変わんねぇな」
「そんなすぐに変わるわけないでしょ?」
「たしかに」

牧野は俺の首に手を回す。
昔はこれが合図だった。
俺はその合図で一気にスイッチが入る。
数年振りに愛して止まない女を抱く。
ずっと忘れられなかった愛おしい女。
俺の体はコイツにしか反応しない。

「なぁ…」
「ん?なぁに……?」
「俺以外に触れたヤツはいねぇよな?」

問いかけながらも、手は休めることなく牧野の体を撫でる。
脇から腰に掛けてゆっくりとなでおろすとすでに真っ白い肌は薄っすらと赤みを帯びてくる。
これも昔から。

「気になるの?」
「多少は?」
「そうは言いつつ、目が笑ってないんだけど?」
「おまえ、余裕だな?」
「………」
「まぁ今だけか、その余裕も。すぐにその余裕も無くなるからよ」

俺はもう牧野を手放さなくていい。
その事実さえわかれば俺のもんだ。
だから素直に俺に抱かれろ。
離れてた時間の分は利子付けてこれからうんと愛してやる。

「牧野…愛してる」











行為の後、俺の腕枕で眠るあどけない牧野。
母親になっても根本は何も変わってねぇ。
ガキがいても…
俺以外には抱かれてなかったことに改めて安堵した。
コイツが…俺以外の男になびくことはない。
あるとするなら…類くらいか。
でもだからと言って類に乗り換えることはしねぇだろ。

「ん…道明寺?」
「起きたんか?」
「ううん…」

俺は牧野の髪を耳の後ろにかけてやる。
まだコイツは覚醒してねぇ。
目は閉じられたままだ。
昔からだ。こういう時の牧野はものすごく甘えてくる。

「寝ないの?」
「いや…」
「疲れてるでしょ?少しでも眠って」
「ああ…おまえも久々に違う体力使って疲れただろ、俺のことはいいから寝ろ」
「ん…」

俺は牧野の背中をもう片方の手で優しく撫でる。
すると寝息が聞こえてきた。
俺はこれ以上コイツに無理をさせないと誓う。
護るものが出来てこの上ない幸せを感じた。

「ありがとな、牧野」

柄にもなく一粒、涙がながれた。










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ご無沙汰なドクターです。
しかも短くてごめんなさい。
雰囲気が伝わればうれしいです。がっつりはムリでした。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/11/05(月) 22:12:56 | | [編集]
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