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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ドクター_29
不貞腐れながらも俺に抱かれてる翼。
子ども特有のの甘い香りが漂う。
翼自身はものすごく軽いけど、責任という名の重みを感じた。
もちろん、牧野にしてもそうだ。
これからは俺が守ると改めて思う。

「下ろして」

抱かれていた翼が下りたいというから仕方なく下ろした。
すると一目散に走り出す。

「走っちゃダメ!転けるよ」
「ヘーキ」
「なぁ、あいついつもこうなんか?」
「うーん、色々?夜勤でいないときもあるけど、結構朝からパワフルよ」
「そっか…」

知らなかったことがわかるのは面白い。
この時間でこんなに走り回るのは、俺には無理だ。
すると案の定、曲がり角でメイドとぶつかって翼が転けた。

「翼さま、大丈夫ですか‼︎⁉︎?」

すぐさまメイドがしゃがんで翼を立ち上がらせた。
立ち上がると同時に勢い良く泣き出した。
その声で俺も牧野も小走りで駆け寄る。

「うわぁ〜ん」
「翼‼︎」
「つくしさま、司さま、申し訳ございません」
「なっちゃんは悪くないよ。前を見ていない翼が悪いの」
「ですが…」
「翼、お邸の中で走っちゃいけないってママ言ったよね?」

牧野は翼の目線に合わせてしゃがみこむ。
そして翼の両肩から手先までをゆっくりとなでおろした。
まだ、一向に泣きやまない。
それでも牧野は翼を叱ってる。というか、諭してるんか。

「なっちゃんに謝りなさい」
「……」
「翼?翼はしちゃいけないことをしたの。それはわかる?」
「……」
「翼が走って前を見てなかったからなっちゃんとぶつかっちゃったの。なっちゃんも翼がぶつかってきて痛いのよ?」
「そんな、私は大丈夫ですから…もうそれくらいで」
「ダメ。今回は全面的に翼が悪いのよ」
「…ひっく、ひっ…、ごめ、なさい」
「大丈夫ですよ、翼さま」
「ん…」
「なっちゃん、ごめんなさいね」
「いえ…私も申し訳ございません」

メイドは頭を下げて、ここを後にする。
横で見てると翼は泣きじゃくってるし、牧野は朝から怒ってるし。
俺はこの場をじっと見てるしかなかった。

「翼どこか痛いとこある?」
「……」

牧野は泣きじゃくってる翼の涙を拭う。
まだ、若干こいつは怒ってるな。
俺も牧野同様に翼の目線に合わせてしゃがみこんだ。

「もうそれくれーでいいだろ」
「ちょっと!」
「翼、ダメなことしたらケガするのわかっただろ?」
「……」
「これからはしねぇよな?」
「ん…」
「じゃもういい。泣き止め」
「……」
「牧野、いや…ママな、腹減ってるから怒ってやがんだ。早くダイニング行かなきゃもっと怒り始めるぞ?」
「道明寺っ!」
「ほらな?俺の言った通りだろ?」

初めて牧野のことを「ママ」と呼んだ。
ジワリと心に響いた。

翼は少しずつ泣いていたのが治ってくる。
ただ目を擦るから…真っ赤だ。
俺は、そんな翼の頭を撫でた。
そしてしゃがんでいた体をゆっくりと起き上がらせた。
それと同時に翼を抱き上げた。

「もうっ、ちゃんと叱らなきゃ」
「あれで十分だろうが」
「甘いわよ。ちゃんと小さい時から悪いことは悪いって教えなきゃ」
「こいつだってわかってるだろ。おまえに朝から叱られりゃ」
「あんなの叱ってるうちに入んないわよ」
「それにおまえなぁ、俺が翼の前でママって言ってんのにおまえは道明寺ってあり得ないだろ」
「いやだって…」
「俺、お前のダンナ。こいつの父親。OK?」
「うっ…」
「翼の教育上ヨロシクねぇんじゃねぇの?」
「……そりゃそうだけど」
「翼の前じゃパパでも構わねぇけど、いねぇときは名前で呼べよ昔みたいに」
「えーっ⁈」
「えーじゃねぇ。俺はお前のパパじゃねぇだろ。いいな⁈」
「ったく、オレ様なんだから」

久しぶりのこいつとの掛け合いも昔のまんま。
翼がいなけりゃキスするんだけど…いましたら明らかにもっと怒りだしやがるしな。
俺は笑いながら抱いてる翼を今一度抱き直す。
そして空いた手でエスコートするように牧野の腰に手を回した。









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昨日も、中途採用のヤツ(←ヤツ呼ばわりに降格)
基本の報連相をせず出張に行きやがりまして。
案の上、顧客の担当者に平謝りの連続でした。
あたし…
心のこもっていない謝りって先週からどれだけしてるんだろうか。
ということで?ではないんだけど、やさぐれ解消したくてほんわか話書かせていただきました。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/11/29(木) 07:39:58 | | [編集]
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2018/11/29(木) 13:46:49 | | [編集]
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