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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ドクター_32
壇上に翼と上がり改めて挨拶を行う。
翼は俺の腕から降りようとしたが、俺はそれを阻んだ。

「ご招待頂きありがとうございます。道明寺HD道明寺司です。
既にお気付きかとは思いますが、本日私の息子とこちらに出席させて頂きました。本来であればこちらにいらっしゃる皆さまにはご報告させていただくのが筋なのですが、妻が学生だったこともあり今まで公にはしておりませんでした。
私、道明寺司は数年前にここにおります息子の母親と婚姻しており、すでに家庭を持っております。
未だ妻も私も若輩者です。これからもご指導のほど宜しくお願い申し上げます」

俺は、翼を降ろして挨拶の締めを行うために頭を下げた。
プレス公開はするつもりはねぇ。
牧野は一般人だ。
しかも駆け出しの医者。
すると俺が頭をあげた途端、翼が俺を見習いお辞儀した。
それもきちんとした角度で。
それをた招待客は拍手で俺らを受け入れてくれた。

「翼、かっこいいぞ」
「えへへ」

そして俺は翼を再度抱いて壇上を降りた。
ボーイが持っていたオレンジジュースを取り、翼に渡す。
こぼさないように手を添えて。
普段の俺なら絶対に手は出さないものだ。

「美味し」
「翼、おまえいつあんな綺麗なお辞儀を習ったんだ?」
「わかんない。いつもしてるから〜」
「その勉強楽しいか?」
「うん。上手に出来たらママとお菓子食べれるから好き」
「あいつは…甘いもんで釣ってんじゃねーよ」
「パパ?」

翼が俺のことをパパと呼ぶ。
それが妙に心に響いた。
それから懇意にしている会社の重役たちに普段通りの挨拶をしに回る。
翼は飽きたと言うことなく俺に付いて回ってくれる。
挨拶回りをした相手からはほぼほぼ同じ言葉を聞く。

ご両親もさぞ嬉しいだろうね。
今まで結婚してるとは露にも思わなかったよ。
道明寺HDは跡継ぎが出来て安泰だね。

否定的な言葉は全くなく、むしろ友好的で好意的なものばかりだった。
それは翼がこの社交界にデビューしたということも関係してるけど、子どもをみれば親がわかる。
それに尽きたと言ったところだった。
翼の躾られたマナー。
そして表情。
全てが好意的。
俺が仕事人間だと世間からは見られていたものが、翼を連れてきたことで仕事は仕事・プライベートはプライベートときちんと両立していると評価されたから。
マジ、牧野と翼には頭が上がんねぇ。

「翼、そろそろ帰るか」
「うん」

そう言うと、翼は目を軽く擦り始める。
普段ならもう風呂に入る時間だろう。
俺の都合で連れ回していい時間はとっくに過ぎてる。
それに面倒なパーティも翼を楯に帰ることが出来る。

「ママにお土産は?」
「ああ。ちゃんと用意してある」
「ぼくが持つ!」
「無理しなくてもいいぞ。おまえ、眠いんじゃねーの?」
「大丈夫!ママのお土産持つ」
「わかった。じゃあ翼が持ってくれると助かるな」
「うん。帰ったらママと食べるの。パパも食べる?」
「パパの分は翼がくっていいぞ。今日のご褒美だ」

こういうところはやっぱ子どもだよな。
食いもんで嬉しそうにするのは。
俺はぜってえムリだけど。

「翼、サンキューな」

色々な意味を込めて翼につぶやいた。
俺の言ったことが翼にはわからなかったようで、翼の不思議そうな顔を見てまた俺も笑った。










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司の子守り。
こんな感じでしょうかね?
もっと甘い内容が描きたくなります。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/12/13(木) 08:47:51 | | [編集]
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2018/12/13(木) 10:47:04 | | [編集]
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