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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
驚きの瞬間
「牧野です。数日ですが、よろしくお願いします」

事の発端は、昨日。
関わっていたプロジェクトで不備が出たとかで…急遽福岡支社に行くことになった。
通常ならあたしなんかじゃなくて営業の男性。
だけど皆、スケジュールの調整がつかなかったり、出張で日本にいないとかが重なってしまいあたしに白羽の矢が立った。
あたしも別のプロジェクトを数件持ってて…1度は断った。
だけど…
部長からの度重なるお願いに根負け。

「牧野さんはここに座ってね」
「ありがとうございます」

出張者用のパソコンとデスク。
IDを入力して普段使ってる画面を呼び出してお仕事。
メールソフトを立ち上げるとそこまで緊急を要した連絡もなく。
とりあえずこっちに来て、お仕事が出来ることに安堵する。

「あっ」

安堵したのも束の間。
1番重要なことを忘れてた。
声が出て、思わず口を抑えた。
瞬時にさーって顔が引き攣った。
あいつに…
司に言うの忘れてたよね。
うん。
忘れてた、というか…
いつものお稽古と荷造りでうっかりしてた。
でもでも。
あいつだって…
連絡してこなかったもんね?
お互い様?
先週からNYで、その後アジア経由でで戻るって言ってた気がする。
まぁ。
きっと…あたしがおうちに戻る方が早いし…。

「今日にでもラインしておけば良いよね?」

なぁんて自分で自己完結をした。
すると周りの同僚たちが一斉にざわめき出した。
その騒めきだした先に視線を合わせる。

「牧野さん牧野さん、副社長よ!」
「えっ⁈」

遠巻きにSPを引き連れ…
そして西田さんを引き連れて…フロアを横切っていく。
そしてふっとこちらを見た気がする。
気のせい?
いや…気のせいじゃないような気がする。
気付いた?よね…

あたし以外。
まわりは、特に女の子たちは本当にテンションMAX。
あたしは皆に気付かれないようにため息を付いた。
そしてすぐさま嵐はやってきた。

「牧野」
「あっ、はい」

ご丁寧に…
青筋を薄っすら浮かべた司が目の前に立ってる。
あ…
怒ってるな。
あたしは呼ばれた拍子に立ち上がった。
そして司がひとこと。

「ちょっとこっち来い」
「はい…」

指で自分が使ってる部屋を指す。
そして…司の後に続いてあたしは歩き出した。
普段からのあたしに対してだけのレディファースト。
扉を開け、あたしを中に促してから自分も入り鍵を閉めた。

「おまえなんでいんの?」
「えーっと…部長の指示?」
「部長ってあのハゲか?」
「あんたねぇ…一応会社の役職者を…」
「構わねぇよ。本当のことだろが。つーか、なんで黙ってた?」

ギロっと睨まれ…
地を這うような声で威嚇?というか静かに怒った声で問われた。

「えーっと…黙ってたっていうか、急に決まったから?」
「言ってねぇもんは黙ってたんじゃねーの?」
「いや、それは」
「違わねぇよな。どうせ俺が出張中だからいいとか思ってたんだろが」
「…はい」
「マジ、びっくりさせんな」
「ごめん」

司は机の端にもたれ掛け…
長い足をこれでもかと優雅にクロスさせて腕を組んだ。
あたしはゆっくりとこいつの、司の前に立つ。

「ごめんね?」

言葉を紡いで、そしてネクタイをキュっとまっすぐに正した。
普段ビシっとスーツを着こなしてる司。
今でもそう。
手持ち無沙汰だったからネクタイに手をかけた。

「悪りぃと思ってんなら…お仕置きな」
「それはちょっと…お断りしたいな?」
「ムリ」
「なんでよ」
「俺に黙ってたのと驚かせたバツ」
「黙ってたんなら、あんただって…」
「俺はおまえに隠し事なんてねぇぞ?」
「ウソだ。今着てるスーツいつ買ったの?あたし知らないけど?」
「これか?先月オーダーしたやつだろが」
「あんだけあるのに?ムダ使いよ」
「オレ様くらいになると必要経費だ」
「あっそう…」
「それより、今日仕事終えたらいっしょに出るからな」
「いや…あたし、夜ごはん誘われて…」
「却下」

わかってたことだけど…
最後まで言葉を言うまでもなく却下された。
せーっかく、美味しいごはん食べられると思ったのになぁ。
こいつの言うことは絶対だし。
というか、あんたのスケジュールのが気になるんだけど?

「おまえ思ってること相変わらずダダ漏れ」
「えっ?」
「おまえがここにいるのに気付いた時点でリスケしてるに決まってんだろ?」
「いや、別にそこまで…」
「なんか言ったか?」
「いえ…西田さんの仕事増やしちゃったなと思って」
「西田はこれが仕事だ。おまえが気にする必要はねぇよ」
「…」
「とりあえず、ちゃんとプロジェクトの修正して報告しろよ」
「うん、わかった」
「牧野」

名前を呼ばれたと同時に腰を引き寄せられた。
そして…
唇を奪われた。
軽く触れてから、ディープに。

「俺の優しいお仕置き、楽しみにしてろ」

唇を離してから、嬉しそうにあたしに言った。









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急に書きたくなりました。
続いちゃう?笑
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2018/11/28(水) 07:18:03 | | [編集]
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