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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ケンカの代償?_1
不定期更新枠です。ネタ出来た時だけ











「はぁ…マジ勘弁してくれ」

一昨日俺は最愛の、目に入れても痛くないくらい激愛しているつくしの逆鱗に触れたらしい。
何が悪かったのかは正直わかんねぇ。
昨日は昨日で朝早く西田が俺を迎えに来ちまって顔を合わせてねぇ。
しかも多忙であいつのいる営業本部にすら顔を出せねぇでいた。
(むやみに多部署で時間を潰す必要は全くない)

そして仕事を終えてマンションに戻る。
玄関の扉を開けると醤油の匂いが蔓延してる。
一瞬手で鼻を覆う。

「なんだこれ…」

リビングの扉をそっと開けた。
つーか、空調効かせてるから普通に匂いはしねぇはずだろ。
なのになんだ、この匂い。
醤油でフロアを掃除してんのか?
するとあいつが嬉しそうに昆布を炊いていた。

「たっ、ただいま」

やべぇ。
声が裏返った。
ダメだダメだ。
普通にしねぇと…ん?
でもよぉ、俺が悪いんか?悪いのは俺か?
自問自答してみてもわかんねぇ。
目を合わせることすらなく声だけが聞こえてくる。
しかも声は1トーン低い。

「おかえり」
「あっ、ああ」

目はずっとフライパン?鍋?に向けられていて手だけが動いてる。
流石にこの状況に耐えられず口を開いた。

「何作ってんだ?」
「見てわかるでしょ?」
「いや…わかんねぇんだけど?」
「そ?わからないならそれはそれでいいんじゃない?」

トゲトゲした言葉が俺に向けられる。
何度も言うけど何したんだよ俺。
マジにわかんねぇ。
とりあえずスーツを脱ぎ普段着に着替えるために衣装部屋に向かった。
トボトボと肩を落とす。
俺とあいつの服が全て収めているクローゼットルーム。
その一角にある俺の服を手に取り着替えた。
それから、あきらにlineで「どうにかしろ」と怒りの文章を送る。
普段ならすぐに既読し返信してくるのに…既読スルー。

「チッ

次に総二郎と類に同様のlineを送る。
ついでにあきらにも再度入れてやった。
いわゆるグループline。
真っ先に類から返信があるが、使えねぇ。

「また牧野を怒らせるようなことしたんでしょ司」

してねぇよ。
わかんねぇから聞いてんだろうが。

「いつでも牧野を貰い受けてあげるからさ、言ってね司

無性に腹が立ってlineの画面を閉じてあきらの番号をタップした。
チッ。
でねぇ。
20回くれー呼び出し音が流れてからようやくあきらが出やがった。

「遅ぇぞあきら」
「なんだよ司」
「どうにかしろよ、あきら」
「何がだよ司。おまえらのケンカなんて俺が仲裁できるわけねぇだろ?」
「俺だって訳わかんねぇんだ。だからあきらに聞いてんだろ?」
「おまえなぁ…とりあえずそのプライドを無くして謝っちまえよ」
「それができりゃ苦労しねぇ」

プライドなんて別に拘ってなんかねぇ。
原因がわかんねぇから聞いてんだよ俺は。
はぁと絶大なため息を付いた。
そしてデカい契約やプロジェクトを決める時のようにヨシと自分を奮い起こして部屋を出た。
そしてあいつがいるリビングダイニングへ歩いていく。

「なぁ」
「何?」

くそぉ。
一応、経済界の若きリーダーとかって評されてるこの俺が、こいつの一喜一憂にドキドキする。
まだふらっと出歩いたりしてないだけマシだよな。
一種の家出癖のあるこいつなら…今回はそこまで頭にきてねぇってことだよな?
そんなことを頭で考えるもんの解決策が見当たらねぇ。

「なぁ」
「だから何よ」
「ごめん…」
「何がごめんなの?」
「いや、俺に怒ってんだろ?」
「別に怒ってなんかないわよ?」
「いや…めちゃくちゃ怒ってるよな…」
「何?なんか言った?」
「いや…何も。つーか、こっち見てくんねぇ?」
「何で?ちゃんと聞いてるでしょ?あんたの声」
「いや、そうなんだけどよぉ…てか顔見て話したいつーか…」

しどろもどろに話す俺とめちゃくちゃハキハキ話すこいつ。
俺…今ババァと親父の光景が一瞬だけど頭に浮かんだ。
いや、絶対に違う。
つくしとババァは似ても似つかねぇ。
するとこいつが急に笑い出しやがった。

「あはは…司、あんた本当にわかんないの?」
「何がだよ」
「あたしが怒ってるワケ」
「まったく…わかんねぇ」
「あたしが録画してたバラエティー番組消したでしょ」
「は?」
「だからあたしが楽しみにしてた特番のバラエティー消したでしょって言ってんの」
「あっああ…悪りぃ」
「めちゃくちゃ楽しみにしてたのにぃ」
「悪かった!Vはどうにかする。だから機嫌直せ」
「直せぇ?」
「いや、直してくれ」
「Vはもういいわよ。白石くんが録画してたからダビングしてもらう約束したし」

白石だと?
俺の前で白石の名前出すんじゃねーよって言いたいが言えねぇ。
消すつもりなんてなかったんだ。
ボタンを間違えちまったんだろうが。

「白石くんにお礼はしても怒る理由はあんたにはないからね」
「チッ…」
「何?」
「いや何もねぇ。で、何作ってんだよ」
「これ?塩昆布作ってるの。いい昆布貰ったからさぁ」
「ああ…よかったな」
「うん!」

嬉しそうに笑いやがって。
まぁいいか。
とりあえず怒りは治ったってことだよな?

「なぁ…出来たら食わしてくれよ」









==========
塩昆布。
いい昆布貰ったんですよね〜。
年末、すっごいストレス溜まって夜の22時くらいから塩昆布炊こうかなぁと考えてやめた私。
その代わり?筑前煮煮て、次の日同僚に笑われました。
つくしちゃんには私の代わりに塩昆布炊いてもらいました。
ストレス溜まったら…無言で何かに集中したくなります。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/01/08(火) 10:08:17 | | [編集]
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2019/01/08(火) 13:23:20 | | [編集]
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