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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
sweet sweet lovers_5(総優)
「明けましておめでとうございます」

ブラックの超細身のスーツにグレーのカッター、そしてダークグレーなのかブラックなのかわからないくらいの綺麗な色のネクタイを締めて松岡の玄関に立つ。
そして家元と家元夫人から持たされた手土産を持って。
玄関から顔を出したのは優紀の母親。
普段見ている総二郎よりも格段にカッコいい姿に年甲斐なく頬を染める。

「こちらこそ明けましておめでとうございます。西門さん」

どうぞと家の中に招き入れて貰う。
中には優紀の父親も揃っていて…いないのは優紀のみ。
まぁその方が都合がいい。

「明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します」
「こちらこそ明けましておめでとうございます」

お互いきちんと年始の挨拶を終え、持ってきた手土産を渡した。
きっと家元夫人はいかにも楽しそうに選んだに違いない。
普段家元夫人としての振る舞いで選ぶような代物じゃなかった。
気を遣わせないようにという気持ちが現れたものだった。

「少しはゆっくりできそうなのかい?総二郎くん」
「今年は…無理を言って家元に、父親に初めてわがままを言いました」
「お父様も嬉しいんじゃないかい?」
「そうなんですかね?でもきっとその倍ほど休み明けには仕事が回ってきますよ」
「それも大変だね」

松岡のお父さんは優しい人だ。
だから裏切りたくはないと心に止める。
優紀が働いている道明寺HDは今年は長い休みだ。
その中で入ってきたNYでのカウントダウン。
さすがに西門の行事の中でも1番重要な年末年始に不在にするのはあってはならない。
だから今回は残念ながら不参加を決めた。
だけど、どうしても優紀をNYへ連れて行ってやりたくてスケジュールを調整した。
家元も家元夫人も俺より優紀の味方。
本人たちもプライベートで海外に行くってことが最近はないからすぐさまOKがでた。
その代わり…
戻ったら家元代理で仕事をする約束は優紀にはナイショ。

「優紀ならまだ部屋にいるんだけど…」
「いいですよ」
「そう?」
「実はお願いがありまして…」

2階にある優紀の部屋に繋がる階段を上がる。
普通の一軒家。
トントンと部屋の扉をノックして扉を開けた。

「優紀」
「えっ?何?どうしたの?」
「優紀を驚かせたくて」

部屋に入るとちょうど薄っすらと化粧をしてる最中だった。
頬を薄っすらと赤く染めて俺を見る。

「珍しいな、優紀がパンツスタイルって」
「そう?スカートも好きだけどこういう格好も好きよ?」
「へぇ…まだまだ俺が知らない優紀があるんだな」
「もう」

優紀が使ってるシングルのベッドに腰掛ける。
マットレスの弾力に苦笑しながらも優紀をジッと見た。

「なぁ優紀。年明けって予定あるか?」
「ん…つくしと新年のお参りに行こうって話していたけど急遽ダメになっちゃったから特には」
「そっか。ならさ、明日から西門に来ないか?」
「どういうこと?」
「どうもこうも。西門で三ヶ日違うな、2日過ごして4日の朝からNYはどうかなと思って」
「えっでも…年末年始は忙しいって」
「そうなんだけど、司たちがNYだろ? New yearパーティに参加しようかなってさ」
「お家元とかは?いいの?」
「優紀が今日から西門の行事に参加するならいいって了承もらった」
「でもそんなこと…」
「家元が了承してるし、家元夫人も優紀と一緒に挨拶廻りしたいらしいぞ」

苦笑まじりに優紀に話す。
優紀は知らないだろうけど。
家元夫人は優紀のために着物を仕立てに出かけるし、家元はいっしょに茶を飲むんだとこれまた優紀の好きそうなスイーツを選ぶ始末。
どんだけ甘やかすんだよって突っ込みたくなった。

「じゃ海外旅行の準備もしなきゃ…」
「パスポートだけでいいぞ」
「でも」
「スーツケースも服も西門で準備するから」
「用意周到なの?」
「当たり前だろ。それにお父さんたちにも了解は得てるから」

ピースサインを優紀に向けた。
俺に抜かりなんてない。
やるからには完璧に。
しかも松岡のウチに迷惑をかけるなんてことはしないぞ。

「いいのかなぁ…あたしなんかがお伺いして」
「それ禁句だろ?」
「あっ…そうでした」
「どうせ近い将来、優紀もいっしょにするんだからそれを早めに体験しておくのもいいんじゃね?」
「………総?」
「な?ちょっと弾丸旅行になっちまうのは申し訳ねぇけど婚前旅行行こう」
「婚前旅行って…」
「そうだろ?違うの?」
「そう思っていいの?」

びっくりしながらも嬉しそうにする優紀。
俺は手招きをして優紀を自分の方に引き寄せた。
流石に松岡のウチでは今は手を出せない。
我慢するための駄賃として俺は頬にチュッと口付けた。











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総ちゃんのスーツ姿も絶対にカッコいいと思うんですよね。
細身のスーツ。
無駄がないエロさ。
自分の体型に自信がなけりゃ着れないスーツ着用で。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/01/02(水) 12:45:41 | | [編集]
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