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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
sweet sweet lovers_6
朝、目が醒めると隣には牧野…
がいねぇ。
瞬時に覚醒する俺の脳。
上半身裸のまま、体を起き上がらせた。
サイドボードに置いておいたスマホからアイツにつながる番号をタップする。

「出ねぇ」

数回鳴らしてみると自分から近い場所からブルブルとバイブの音が聞こえてきた。
携帯は携帯しねぇ意味ねぇんだよって何回言やぁわかんだよアイツは。
ベッド脇に無造作に散らばったスウェットを履く。
髪をくしゃくしゃとかきあげる。
一応、昔と違って英語は話せるから最悪の事態にはならねぇ筈だ。
SPも付けてるが…
アイツの行動は滋レベルで極たまに読めねぇ時があるから…。
タチが悪りぃ。
クリスマスに贈ったブレスレット。
そこにはGPS機能を忍ばせた。
少しばかり儲けた金で立ち上げた類、総二郎、あきらとの共同事業。
表立っては名前を出さずあくまで俺らの副業レベルの会社。
名ばかりの代表取締役は類がテレビで面白そうだったと言ったババ抜きで決めようと訳ワカンねぇことを言い出し、負けたあきらがなった。
副社長が総二郎で俺と類が社員。
俺らで開発したGPSは今のところつくしと松岡にだけナイショで身に付けさせてる。

「まだ8時前じゃねーかよ」

室内にある時計に目をやった。
アイツは…朝から元気だよな。
そんなに動き回れんなら回数増やせばよかったぜと愚痴ってみたが後の祭り。
とりあえずシャワーを浴びてラフな私服に着替えて部屋を出た。



ペントハウスを出てストリートに出る。
New Yorkerが好きなブレックファーストの店。
クソ甘そうなマフィンの店を通り過ぎたところにあるパン屋。
そこにアイツがいた。

「何してんだ?」
「えっ⁈うそっ、なんで⁈」
「なんでじゃねーよ、ったく…勝手に出歩くんじゃねーよ」
「すぐそこだし…、気持ち良さそうに寝てたじゃん」
「チッ。それより何買ったんだよ」
「まだ買ってない…サンド系も美味しそうだしシンプルなパンも美味しいそうでしょ?」
「……ああ」
「もう、興味なさそうな返事」
「つーか、朝からよくそんなに食えんのかが意味わかんねぇ」
「それいつも言ってるよねぇ。あたしからすればあんたたちの方が不思議だわ」

結局、決めれねぇつくしのために俺がささっと決めた。
2種類のベーグル系のサンドに硬めのパンとこいつが好きそうなチョコが入ったパン。

「ほらよ」
「わぁ、いっぱいある」
「ガキかよ…責任もって食えよ」
「えーっ、司が買ったんでしょー、あんたも食べてよ」
「買って腹いっぱいになったから遠慮するわ」
「意味わかんない…ねぇ後さ、あそこのお店のマフィンも買っていい?」
「食えんのかよ?」
「んー多分?新作って書いてあるやつ」

顔をしかめてみたけど…こいつには全く効かねぇ。
結局、クソ甘めぇにおいがするデカいマフィンを買いやがった。

「このマフィン、あんたの顔くらいの大きさじゃない?」
「はぁ?」
「司もだけど、F3も顔小さいんだもん」

嬉しそうに両手にショップバックを持つつくし。
それを片手に持ち替えて…俺の腕に手を掛けた。

「普段しないけど…特別ね」
「俺はいつでもウェルカムだぞ?」
「そんなネイティブイングリッシュで言わなくていいから。買ってくれたお礼?」
「安い礼だな…」
「お金じゃないもーん。あっ…」
「なんだよ、まだなんか買い忘れたんか?」
「ウチのカギ…忘れてきちゃった。どうしよう…」

バカだ。
こいつ…マジわかってねぇな。
東京でも指紋照合だろうーが。
親父がくれた部屋なんだから…最新設備に決まってんだろーが。

「だから来てくれたの?」
「ああ…」

知らねぇことに多少便乗してやろう。
俺の存在の有難さを思い知れ。

「ありがとう、良かった」
「俺がいて良かったろ?」
「うん」
「ほら…早く入ろうぜ」

俺はささっとカードをかざし指紋照合して解錠した。
カードをかざさなくても指紋照合と網膜確認で解錠出来る。
もちろん専用エレベーターもだ。

「帰ったら美味いコーヒー淹れてくれ」

俺は苦笑しながらもレディファーストをして自分たちのペントハウスに戻った。









==========
美味しそうなパンとババ抜きをテレビで見たので。
ババ抜き…で決める代表取締役。
社長よりも社員の方が権限の強い会社(苦笑)こんな会社行きたいけど行きたくない。
最弱王はきっと司かあきら。
類は言い出しっぺなのに1抜けしそうです。
総二郎はその時の運かな。
今回はあきらに代表取締役になってもらいました。
でも口出すのはきまって社員の司と類です。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/01/04(金) 11:48:31 | | [編集]
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