FC2ブログ
SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
たまにはこんな日も ②
「ご指導、ありがとうございました」
「次週もこの調子で頑張ってください」

優紀への個人稽古が始まって数回。
ふたり、東の茶室に篭って指導をする。
本人は初心者だからとか言っていたけれど・・・
俺から見て優紀は飲み込みが早く、筋が良い。
俺にナイショで初心者コースに通っていたのを聞いた時は驚いたけど、俺の懐に入ってくれたようで嬉しかった。
茶器を片付けている優紀に問いかける。

「着替えてくる。そんで、メシ食いに行こう」
「はい」
「何なら、着替え手伝ってくれてもいいけど?」
「バカ言わないで!!」

恥ずかしそうに笑う優紀を見て俺が嬉しくなる。
単純なことなのに、それが俺の今の原動力だったりするんだよな。
逢う約束をせずとも、必ず逢えるこの金曜日が待ち遠しい。
出来る限り早く着替えを済ませて、優紀の待つ茶室へ向かう。
オフ仕様の俺。
待っている優紀を迎えに行き、ふたり長い廊下を歩いていると振袖を着た女が向かって歩いてきた。

「総二郎様」
「失礼ですが・・・どちら様でしょうか」
「失礼致しました。柏原絵里と申します。父が柏原商事の社長で道明寺HDのグループ会社です」
「柏原絵里さんですか。で、私に何か御用ですか?」

優紀といっしょにいる時とは正反対な冷たいオーラを醸し出す。
表情も冷淡になる。
西門総二郎の鉄仮面-表の顔-


「総二郎様がお稽古を付けていらっしゃるとお聞きしたものですから是非、私にもと・・・」
「申し訳ありませんが、スケジュールが詰まっております」
「でも、こちらの方にはお稽古を付けていらっしゃるのに?」
「私の愛弟子ですから」
「では、私も愛弟子にしていただけませんか?それならば・・」
「あなたは西門の師範では不服とおっしゃるのか?」
「決してそのようなことは・・・」

面倒くせー。
こういうバカなヤツがいるから困るんだ。
日本語もろくに理解できねーのかよ、コイツ。
すると障子が開き、隣の大広間から家元夫人が顔を出してきた。

「廊下で立ち話とは何事ですか?」
「家元夫人」
「柏原さん、お稽古はもう終わられたのよね?」
「はい。なので今、総二郎様にお稽古を付けてくださらないかお聞きしていたんです」

はぁ!?
頼む態度じゃねーだろ。
香水プンプン匂わせて・・・上から下へと優紀を見下しやがって。
これじゃ、茶の品位が下る。
っつか、とっとと終わらせてこっちは優紀とメシ食いに行きたいんだけど。
イライラが募る。

「このような場所でするお話とは思えませんね」
「ですが家元夫人、総二郎様に直接・・・」
「直接、何ですか?」
「いえ・・・何でもありません」

家元夫人の目が座ってた。
釣書を書きたかったら、家元夫人を怒らせることはタブーだ。
冷たい視線で見られると・・・男でも怖ぇ。

「それからご存知ないかもしれませんが、こちらにいらっしゃる松岡さんは私の知り合いです」
「えっ!?」
「私が直接、次期家元にお稽古をと頼んだんです」
「・・・・・」
「ですので、あなたが何を言っても無駄です」
「あの・・・・・私はこれで、しっ失礼します」

逃げ足だけは速ぇな。
家元夫人にあんだけ言われりゃ返す言葉もねぇな。
っつか、知り合い!?普段幾らなんでもそんなこと口にしねぇーのに。
その言葉が引っかかった。
一応まぁ、礼だけは言っておくか。

「ご迷惑をおかけしました。家元夫人」
「迷惑などではありません。・・・おふたりとも少しよろしいかしら?!」


家元夫人から逃れることが出来ず、優紀とふたり後に続いた。



=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
長くなったので一旦、切りました。
家元夫人までも出しちゃって
当初の話と違ってきちゃいました。
引き続き、宜しくお願いします。
miru
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する