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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
復活LOVE_2
ドレスを纏った女が俺の方に歩いてくる。
格段に美人でもねぇ。
まぁ可愛い部類か?肌は透けるように白くて、目はデカかった。
向かい間際にババァに言われた。

「司、メープルのテコ入れです。あなた自ら試写体となってメープルの看板になりなさい」
「ハァ?」
「お相手の方は私が支援している学生です」
「ババァが支援?」
「ええ。優秀な学生を確保しておくのも経営者として必要よ。失礼のないように」
「チッ」

そんなやりとりがあった。
その代わり、俺の誕生日である明日と明後日は休みだと言われた。
だからさっさと写真を撮って時間を有意義に使うつもりでいた。
なのに…まさか相手が牧野だったなんて。
俺が刺された時に記憶をなくした相手だったなんて。
なんで俺はこんな大事な女のことを忘れていられたんだろう。
自分に怒りが込み上げてくる。

「一度、控え室戻るぞ」
「あっうん…」
「足挫いてねぇか?」
「うん、大丈夫。だけど…ヒールが」

言うが否や、牧野は片方の折れたヒールを目の前に持ち上げた。
ヒールなんて替えはいくらでもある。
けど。
お前の代えはねぇだろう。
内心笑いながら…俺はこいつをお姫様抱っこして立ち上がった。

「ちょっと!歩けるってば」
「バタバタすんな。落ちてぇのか?」
「やっやだ」
「なら少しの間辛抱しろ」

俺は、新郎側の、俺が使っていた控え室に牧野を連れて入る。
そしてゆっくりと牧野をソファに下ろした。

「牧野…」
「ん?」
「お前のこと、忘れてて…酷いこと言っちまってすまねぇ。俺…」
「あのさ、あたしも実はあんたのことついさっきまで忘れてたの」
「はぁ⁈どういうことだよ?」
「聞いてない?あたし、バイトで頭打ってあんたのことだけ記憶がなかったの。けどさっき転けた拍子であんたのこと思い出した」
「マジかよ…」
「うん、ごめん道明寺」
「謝んのはお前じゃねー、俺だろ」
「2人して今思い出せたんだからいいんじゃない?」
「お前はそれでいいんかよ?」
「いいも何も…道明寺もあたしも忘れていた記憶が戻ったんだもん」

こいつは…
俺はめちゃくちゃに当たり散らして暴言吐いたのに。
なんでこんなにあっさり許せんだよ。
でもそれが俺の愛してる牧野つくしなんだ。

「なぁ今日のこの撮影ってなんて聞いてんだ?」
「ああ…楓さんから?」
「楓さんだぁ?お前らいつからそんなババァと仲良くなったんだよ」
「あたしが記憶無くしてて、支援プログラムに選んだからって有無を言わさず?まぁその時は初対面だと思ってたから」
「まぁいいけどよ?どうせババァのこった、俺にモデルさせてゲイの噂を払拭させたかったんだろ?」
「女嫌いの?」
「ああ。香水クセェ女が近寄るだけで割れるような頭の痛みがあったから」
「今は?」
「お前を取り戻した今は、あるわけねぇ。つーか、このドレス着替えろよ」
「ハァ?あんた何言ってんの?」
「お前が着るもんは俺が選ぶ。今回は1000歩譲って既製ドレスで手を打ってやる」

牧野の記憶が戻った今、俺は完全無敵だ。
牧野レーダーも冴えてる。
これも似あわねぇわけじゃねーけど…今の牧野なら多分こっちだ。
有無を言わさず俺はパパッとドレスを選び牧野を試着室に放り込む。
そして俺も牧野のドレスに合うタキシードに着替えた。

牧野が新婦になる過程を俺は後ろでじっと観察してた。
恥ずかしがってるこいつには悪いが、今の俺にはむしろ俺のものって烙印を押したいくれーだ。

「うわぁ、すごぉい」
「ほら見ろ。こっちのが断然似合ってんじゃねーかよ」
「うん、ありがとう…」
「さっさと撮影して忘れていた時間取り戻そうぜ」
「うん?」
「ババァが…明日明後日はオフって言いやがった」
「あんたが?仕事はいいの?」
「いいんじゃねーの?ババァが言ったんだし?牧野のスケジュールは?」
「撮影の後、2、3日ゆっくりしてから会社訪問?」
「会社訪問?ってウチか?」
「そう。ほら一応あたし、道明寺HDに内定してるから」

内定って…
マジか…。
ウチの会社は入りたくてもすんなり入れる会社じゃねー。
それを内定って…こいつただもんじゃねー。

「ねぇ、撮影会場まで連れっててくれんの?」
「当たり前だろ?俺を誰だと思ってんだよ?」
「天下の道明寺司?女嫌いで有名な道明寺司?仕事は出来るけど冷酷極まりない道明寺司?」
「ひとつ忘れてんだろ」
「何?」
「牧野つくしだけを永遠に愛してる道明寺司」
「………」

ジッと視線を外すことなく真面目に偽りなく言う。
これは俺の本心。
そしてこの先変わることはない。
思い出せたのが誕生日前日で良かったよつくづく思う。

「ほら行くぞ」
「ちょっと…あたし、ヒールに慣れてないんだってば」
「俺がいるだろ」
「思い出した途端俺様」
「最高に幸せな新郎新婦(仮)の写真撮らせようぜ」

俺は誰も見ていないのをいいことに牧野の頬に触れるだけのキスをした。








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ちょびっと復活。
ハッピーバースデイ司。
昨日から、花男Fを見てテンション上げてる私。
そう言えば、チョコってシワ予防に効果的なんですって知ってました⁈
あたしはcacao86パーセントが好き。
目指せつくしのような白い肌
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/01/30(水) 07:31:00 | | [編集]
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