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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
復活LOVE_3
「これがあたし?」

撮ってもらった写真…
ポートレートを見せてもらった。
決まりきって、はい撮りますよ的な撮りかたじゃなくて、
んー、なんて言うんだろうずっとカメラを回してるみたいな?そんな撮り方だった。
ポートレートの中のあたしは、普段通り。
でもネガからは幸せなオーラが漂ってる。

「おっこれいいな」

隣でいっしょに見ていた道明寺が指したもの。
あたしが恥ずかしそうにした少しだけ俯いたものだ。
横からだけど…道明寺があたしの頬をそっと撫でた時のやつ。
絶対にメディアの前でも、仕事でも、一切笑わない道明寺。
そんな男が笑みを浮かべてる。

「あたしはこっちのがいいなぁ」

道明寺があたしの横に立ってる普通のもの。
何故これに惹かれたのかなんてわからない。
でもどの道明寺も、今までメディアで見てきた冷たい矢を射るような冷酷な視線じゃなくてどれも暖かかった。
その中でも、これはあたしを選んだって意思が伝わってくるものだった。

「どれも捨てがたいな」
「そうなの?」
「ああ、モデルがいいのは前提だけどよ、修正しなくてもOKなレベルなんじゃね?」
「修正?」
「ああ、普通は顔色や肌とか修正すんだよ」
「そうなんだ」
「でも必要なさそうだ」

長い足を組んで優雅に言うこの男は。
どんだけ自意識過剰なのよ?って思っちゃうけ、そうなんだから仕方ないよね。

「あたしの顔は出ないんだよね?」
「ああ絶対に出さねぇ。当たり前だろ?」
「良かった」
「まぁ最初は話題掻っ攫うとは思うけどな」
「そうなの?楓さんに怒られるかなぁ」
「ババァなんざ放置プレーでいいんだよ。身内を扱き使うんだからな」

さすが道明寺。
相変わらず楓さんとは仲悪いんだ。
あたしにも手厳しいけど。
あっ、楓さんが指定したドレス着てない!

「ねぇ道明寺」
「なんだ?」
「楓さんが指定したドレス着て写真撮ってないけど…いいのかな?道明寺怒られない?」
「はぁ⁈ババァ⁈んなもん無視しときゃいいんだよ」
「でも…1枚くらい撮っておいた方が…」
「…わかった。じゃ俺のお願いも聞けよ?牧野」
「ん?よくわかんないけど…いいよ」

一応怖いから肯定してみたけど。
あとでものすごく後悔することになるとはその時、気付きもしなかった。




あの後、ドレスを替えて写真を撮り和やかなムードで終わった撮影会。
カメラマンさんからモデルにならないかと言われたけれど…
道明寺が、道明寺HDに話を通してからだと返答してた。
あたしはドレスを着たまま、道明寺が普段リザーブしてるインペリアルスイートに連れて行かれた。
部屋に入るとそこはシンデレラのお城みたいに調度品があり、ものすごく豪華だった。
道明寺はタキシードを脱いでソファに放り投げる。
そして、彼はソファにドンと座ってあたしを見上げた。

「ねぇ、あたしも着替えたいんだけど」
「なぁ…牧野。改めて謝らせてくれ」
「何を謝るの?」
「記憶喪失だったってのもあるけど、俺がお前に暴言吐いたこと」
「それは…うん、もういいって」
「よくねぇ。言ったことも全部思い出した。お前に当り散らしたことも」
「類の女じゃなかったでしょ?」
「当たり前だろ!寝言は寝て言え」
「それそれ、やっぱ道明寺だね。ほらあたしあんたの記憶なかったからお互い様だよ」
「俺の方が全面的に悪いだろ」
「じゃあさ、あたしのお願い聞いてくれる?」
「なんだって聞くぞ」
「男に二言はないよね?」
「当たり前だ」
「ならさ…出来なかった鍋パーティしよう。椿お姉さんも楓さんも呼んで。もちろん呼ぶのはあんたね」
「ババァもか?」
「当たり前でしょ?みんなでワイワイ食べた方が美味しいもん」

ふふ。
すっごい険しい顔してるよ道明寺。
きっと何十億とかの取引やコンペの方がきっとあんたには簡単かも。
でもね。
あたしが記憶をなくしてよくしてもらったのは楓さんなの。

「………わかっった。なら俺の言うことも聞けよ?」
「いいよ。あんたの誕生日だもんね、今日」
「ならそのドレス脱がせろ」
「えっ⁈」
「俺の彼女はお前だろ?それに男もロマンなんだろ?ドレス脱がすって」
「いやいや…それは西門さんだけだから」
「総二郎?違うだろ、好きな女ならなおさらだろ?今日は俺のバースデイなんだろ?」
「うん…そんな今日記憶戻ったんだよ?彼氏って…」
「違うのかよ?」
「違わない…と思う」

声のトーンが少し小さくなる。
だって…あの時は彼女じゃねーって言ってたもん。
あっでも記憶をなくしていたからだけど…
でも道明寺の視線から離れられない。
猛獣に捕まった?

「ならいいよな?」
「あたしは道明寺の彼女なの?」
「そうだ。じゃなけりゃ…あんな顔して被写体になんかならねぇ」
「あんな顔って?」
「お前に惚れてる顔」
「………」
「もう記憶が無かった期間みたいに無表情では過ごしたくねぇ。過ごせねぇ」
「………」
「牧野、愛してる」

道明寺はあたしのそう言って…
あたしを引き寄せそして抱きしめた。
彼の腕から伝わる気持ち。
少しだけ、震えてる?
あたしもメディアで見るあの冷酷な何にでも無表情な彼には戻って欲しくない。
あたしはその答えを言う前に…
道明寺の体にそっと手を回した。








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誕生日おめでとう司
お誕生日なお話になってるかなぁ
きっと司は何着てもサマになりますね。修正も不要。
羨ましい。
でもつくしのお願いってある意味グロいですね。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/01/31(木) 08:37:54 | | [編集]
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2019/01/31(木) 11:04:03 | | [編集]
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