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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
First Love, ever Love_10
西門に戻るとすでにバタバタと内弟子が走り回っている。
家元夫人の知り合いって誰だ?

「ねぇ、私なんかがお伺いしていいの?」
「ほらまた…(笑)」
「えっ?」
「私なんかってやつ。さっき優紀のお母さんに彼氏だって言ったばっかなのに心配か?」
「うん」
「大丈夫だよ。中途半端な付き合いはしてないから、な?」
「うん」

優紀を伴って家元夫人がいる部屋に向かう。
ひと息ついて、戸を開けた。

「総二郎です、失礼します」
「どうぞ」

頭を上げ、視線を上げると家元夫人と優紀が師事してる先生がいた。
この2人の温和な雰囲気。
珍しいこともあるもんだな。

「一服立てましょうか?」
「いえ、まずはお座りなさいな」

いや、座ってるだろう。
なんだ?この妙な雰囲気。
優紀呼べねぇじゃねーかよ。

「単刀直入に聞くわ。あなた今、お付き合いしてる女性がいるの?」
「ええ、おりますよ。私も健全な男子ですから」
「そのお嬢さんはあなたのことをご存知なの?」
「ご存知とは?」
「あなたが西門流の次期家元だということです」
「もちろん知ってますよ。今日あちらの母親に挨拶もしましたから」
「そう。どちらのお嬢さんなの?」
「ごくごく一般家庭で育った普通の女性ですが何か?」

めんどくせぇな。
なんだこの会話。
つーか、この家元夫人の雰囲気が怖ぇ。
何考えてんだ?

「総二郎くんごめんなさいね、私が松岡さんの話を少しね」
「ええ…」
「すごく筋のいい生徒さんがいるから、もし良ければこちらで師事出来ないかとご相談させていただいたのよ」
「そうだったんですか」
「松岡さんにも相談が必要だけどね」
「それであれば呼びますよ?」
「あらデートの途中だったのかしら?悪いことをしちゃったわね」
「いえ、外に待たせてるんですよ」

俺は立ち上がって戸まで歩く。
そして一旦閉じ優紀においでと声を掛けた。
優紀は教えられた通りの挨拶をして顔をあげる。
先生はニコニコ、家元夫人は値踏みするように上から下まで優紀に視線を向けた。

「こんにちは松岡さん」
「こんにちは先生」
「デートの途中だったのでしょう?ごめんなさいね」
「いえそんな…」

謙遜しつつ、姿勢を崩さずに座る姿も先生には好印象だ。
家元夫人はどう思っているかは知らねぇけど。
司んとこのかぁちゃんも面倒だけど、うちも同じくらい面倒この上ない。

「家元夫人、可愛らしい方でしょう」
「ええ」
「やっぱり家元夫人も母親なのね。息子の彼女には嫉妬かしら?」
「先生!」
「私はそうだったわよ?でもね、総二郎くんがお付き合いしてるお嬢さんが松岡さんって聞いて私は見る目あるなって思ったのよ」
「そうなのですか?」
「親のネームバリューを笠に着て容姿しか磨かない娘さんより、真摯に自分を高める彼女の方が余程好感度が高いわ」
「そう、ですわね」
「松岡さん、来週から私のお茶のお稽古とは別にこちらでもお稽古してみませんか?」
「いいのですか?私はまだ初心者です。それに…」
「それに?」
「お恥ずかしいお話ですが、お稽古のお月謝ってこちらでお稽古するとなると高いですよね?お稽古させていただけるのならアルバイト増やさないとと思って」

俺も含めて家元夫人も先生ですら目が点になった。
そして一瞬間が空いて…先生が我慢出来ずに吹いたのを皮切りに俺らも笑ってしまった。
当の本人である優紀は眉が下がってる。
そうだよな、団子屋のバイトだけだもんな。

「えっ…」
「笑ってしまってごめんなさい松岡さん。そうよね、お月謝のこと気になるわよね」
「はい…すみません」
「いいのよ、普通のことだから。ね?家元夫人、すごくいいお嬢さんでしょう?」
「そうですね、普段お話ししているお嬢さんと違って驚きました」

どう切り返そうか。
意図が読めねぇ。
俺が口を開こうとした矢先、家元夫人からとんでもない言葉が投げられた。

「私が師事することにいたします」










==========
普通のお稽古でも…費用って結構気にしませんか?
私は気にします(笑)
それを元ネタに。
通いたくてもお月謝が高いと考えちゃうんですよね。
でも今は体改善のために…ヨガに通っています。
股関節が元から悪いので出来るポーズがやっぱり少ないんですけど…
現状維持を目標にしてます。
miru
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2019/02/16(土) 17:09:13 | | [編集]
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