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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
First Love, ever Love_12
優紀を連れて、俺の部屋に入った。
この部屋に女を入れたのって…初めてだな。
なんだか無性に顔がニヤける。

「ここって…」
「俺の部屋」
「すごい広い…」
「そうなんか?気にしたことなかったけど…言われりゃそうかもな」
「そうだよ。私の部屋なんて総のお部屋に比べたら…もう狭いもの」
「でもそれが世間の普通なんだろ?」
「うん、まぁね」
「さっきは悪かったな。家元夫人…お袋が暴走して」
「ううん。すごい嬉しそうだったよおばさまも総も」
「俺?」
「うん。お母さんをお母さんと呼べないのって悲しいもの」

優紀は俺に向かって笑いかけた。
少し前なら、俺の中に土足で踏み込むなって冷たく言い放ってる。
けど、今は本当のことを言われて…恥ずかしくなる。
そんだけ素直になったってことかな。
女には敵わない。
今、気付いた気がする。

「優紀、茶の稽古…増やして大丈夫か?」
「うん。先のことはわからないけれどこんなチャンス滅多にないもの。嬉しい」
「そっか…ならこれだけは約束して」
「はい」
「まず優紀の予定を最優先すること。無理はしないこと。遅くなったら車を使うこと。俺との時間もちゃんと作ること。俺を好きでいること。あと何があるかな」
「なんかどんどん総のお願いが強くなってる?」
「そ?普通だろ?」
「なんか…道明寺さんみたい」
「司といっしょにすんな!」
「だって…余裕のない総って初めて見るもの」
「好きな女相手に余裕なんてあるわけないだろ?」
「天下のF4西門総二郎なのに?」

あきらが言ってたな。
本気で好きになった相手なら、相手のことが気になって仕方ないって。
広く浅く…の俺が好きになるってことはのめり込むってことだって。
そんな女が現れるときっと一皮むけるぞって。
本当だったな。
結局高校の時の更とのことだって、初恋だと思ってた。
でも優紀と比べるとそうじゃないことに気づいた。
俺の初恋って…優紀だったんだ。
初恋は実らないって言うけど…俺は覆すよ。

「余裕がない俺って優紀はカッコ悪いと思う?」
「今の総の方が総らしいなって思うよ」
「優紀?」
「だって…次期家元の西門総二郎は手の届かない雲の上の人でしょう。でもここにいる西門総二郎はどこにでもいるような男の人でしょう?」
「まぁ一応?」
「アルバイトはしてないけど、大学に行ってお友達と遊んで彼女とデートしたり旅行したり飲みに行ったりね」
「ああ」
「それって今しかできない貴重な経験だもん」
「優紀」
「だから今の仮面を被っていない総が好き」

俺は優紀から聞く好きと言う言葉を聞いて、抱きしめた。
俺の初恋。そしてその恋はずっと続いていく。
この気持ちに気付けて良かった。

「優紀…」
「何?」
「ありがとうな。それから俺も好きだよ」
「ふふ」

俺のFirst Love, ever Love。
司じゃないけど、俺にも見えた優紀との未来。
俺は守るよ。









==========
題して総ちゃんの初恋物語。
年単位での更新で終えられました。
怒涛の如くの更新。書き出したら止まりませんでした。
一気に全部UPしようかなと思ったんですけど…総優好きさんは気になるかなと思ってちびちびUPさせていただきました。
結局総二郎は優紀の尻に敷かれるんです。
司はつくしに。
似た者同士ですね。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/02/17(日) 00:35:00 | | [編集]
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2019/02/17(日) 16:50:52 | | [編集]
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2019/03/05(火) 13:39:16 | | [編集]
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