FC2ブログ
SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
新入社員にはご用心_気苦労編
今朝、ようやくババァの悪の魔の手から解放された。
なんだったんだ?あの超絶過酷労働は…
1日って24時間だよな?と自問自答してみるが…俺だけ48時間だったような錯覚囚われた。
労基にチクりゃ一発アウトだ。
NYは自分のホームグラウンドだと言っても限度があるだろう。
日本支社に戻ってくる最中、不機嫌を最大限にカラダで表してやった。
けれど、前世がアンドロイドだったんじゃねーかと疑う余地すらねぇ西田には全く以って効きやしねぇ。
さすがババァの側近、ブレーンだったわけだ。

「失礼いたします」
「なんだ?今からまたどっか出張か?」
「いえ、出張ではなく急で申し訳ありませんが面接に入って欲しいと人事部からの要請がございました」
「はぁ⁈寝言は寝て言え」
「…」
「つーか、人事部の管轄だろうが、そりゃ」
「ご尤もかと思います。数ヶ国語話せる学生が面接に進んでいるようで、日本支社の人事部では英語以外話せる人材が今居ないようでして」
「牧野ん時は呼ばれなかったぞ」
「それは会長、社長自らが面談をなさいましたので」
「それ…聞いてねぇぞ」

一気に数度室内の温度が下がったな。
冷たい視線を西田に向けた。
西田は知らぬ存で通しやがるな。
まぁいいぜ。
帰ったらアイツに思う存分聞いてやる。

「西田…」
「なんでしょうか」
「明日、牧野休みな。お前から上手くあそこの部長に伝えろ」
「牧野様は公私混同されるのを極端に嫌われるかと思いますが?」
「なんとかしろ、いいな」
「承知致しました。それでは面接の件、宜しくお願い致します」

無言で椅子から立ち上がった。
今回の募集は急遽退職者が出たことによる人材補充だ。
キャリア募集や上級派遣を考えたが時期的にも学生の方がという話になったらしい。
言葉が話せるのならば問題ない。
採用する側も選択肢が広がるしな。
そして西田から履歴書を渡されたが要らないとはねのけた。

「女で、いくら言葉を話せても俺を見て浮かれるようじゃ速攻で出るからな」
「そこは人事部にも伝えております故」
「ならいい」

俺はバンと面接の部屋の扉を開けて入る。
視線の先には学生の後ろ姿。
その前には人事部の数名。
俺を見てそいつらは立ち上がった。
手で座るように指示し、俺は漸く学生とご対面をした。



「副社長、本日面接を受けてもらっている英徳大の三条桜子さんです」
「…」
「三条さん、もう一度自己紹介をお願い出来ますか?」
「はい。三条桜子と申します。どうぞ宜しくお願い致します」

いや名前なんて知ってる。
嫌っつーほど。
椅子から立ち上がり優雅に頭を下げるのも見慣れてる。
アイツの後ろからどす黒い影と悪魔の尻尾が見えてるのは俺だけか?

「三条さんの履歴書には数ヶ国語話せると記載されています。副社長、三条さんの語学力を確認頂けますでしょうか」
「ああ」

とんだ茶番だろ。
西田、知っててハメやがったな
マジ、勘弁しろよ。
人事部のやつら、こいつの魔の手に落ちてんじゃねーよ。

(ドイツ語)
「おまえ、何してんだ?」
「何って道明寺HDの面接に来てるんですわ」
「そりゃそうだろ、ここに居んだから」
「道明寺さんお暇なんですか?私の面接に来られるなんて」
「暇じゃねーよ」
(フランス語)
「つーか、あきら知ってんのか?」
「……」
「マジかよ」
「私も悪魔じゃありませんからね、一応面接を受けに行ってきますねとは言いましたわ」
「ちゃんとここ受けるってあきらに言えよ」
「道明寺さんだって先輩に隠し事もありますでしょう?それと一緒です」
「一緒じゃねぇよ
(イタリア語)
「そういえば明日先輩とお食事に行くんです」
「おまえと2人か?」
「ええ。でも…」
「でも何だ?類でも来るんか?」
「あらご存知でしたの?予定ですけどね…」
「三条、後で行く店言え。支払いはしておく」
「ありがとうございます道明寺さん」
(中国語)
「それよりおまえマジでウチで働くつもりか?」
「楽しそうに働いてらっしゃる先輩を見たら道明寺HDでもいいかなと」
「でも?…美作は?」
「美作ならいつでも入れますでしょ?」
「パーティとかどうすんだよ?あきらのパートナーだろ」
「それは先輩と同じですわ。ちゃんと務めます。道明寺さん口添えお願いしますね」
「三条…落ちるとか思わねぇの?」
「落ちる要素が見つかりません。それと道明寺さん、私が働くことになれば先輩と優紀さんと3人揃います。滋さんの突撃は阻止なさってくださいね」
「テメェでしろよ」
「一社員に大河原財閥の滋さんを止めれるとお思いですか?オフじゃないのに?」
「………」
「宜しくお願いしますね」

ほんの数分のことなのに、俺が丸めこまれてる気がしてならねぇ。
くそっ。
なんで疲れてるこの俺が、こいつの面接してんだよ?
最後に三条がこれまた悪魔の微笑みで頭を下げた。
きっと俺以外、満場一致で採用なんだろう。
後であきらに当たり散らしてやる。
覚えてろよ、あきら。
そしてこの疲れはつくしに癒してもらうぜ。

「道明寺さん、先輩〇〇のザッハトルテ食べたいとおっしゃってましたよ?」

俺が部屋を出ると同時に三条がこれまた綺麗な言葉を投げてくる。
俺は振り向くことなく言葉だけを頭に入れた。
今日はきっと寝かせてやれねぇから喜ぶもんが必要か。
結局好きな女に振り回されてるのは俺らF4の宿命なのかもしれねぇな。
顔がニヤけるのを我慢しながら俺の戦場へ戻った。









==========
久々なのにも関わらず、たくさんの拍手に拍手コメントにメッセありがとうございました。
いつも以上に嬉しかったです。
このお話書いた時点で、面接編とか既に妄想してた私。
悩んでカテゴリ増やしました(笑)
その方が探しやすいですもんね。
とりあえず今回は面接編。
今回つくし出てきてませんが…後ほど別のお話で出しますので。
桜子も司もつくしにはめっぽう甘いです。
miru
==========
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019/04/11(木) 15:43:06 | | [編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019/04/12(金) 01:22:15 | | [編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する