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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
新入社員にはご用心_どっちが折れる?編
「西田、美作行くぞ。用意出来てるよな?」
「はい」

西田を連れて俺は朝イチ、あきらのいる美作商事へ向かう。
スパッと放置しておきたいが…
そんなことすればアイツらの思うツボだ。
なんでこのオレ様がこんなめんどくさいことしなきゃなんねーんだよ。
チッ
元はあきらが三条とケンカなんかすっからだろうが。
テメーの女くらいちゃんと躾けろよ。

顔パスで受付を通りあきらのオフィスに向かう。
半年前までは日本じゃ一般社員と化してたあきら。
イギリスや中華圏じゃ役員だったけどな。

「おい、あきら
「司⁈おまえな…来るなら連絡ぐらい入れろ」
「おまえ暇だろ⁈」
「暇だろはねぇだろ。自分を基準にすんな」
「つーか、おまえの所為で俺はこれから地獄に足を突っ込む」
「棺桶じゃねーの?結婚したら男は皆そう言うだろ」
「バカ言え。俺は幸せ絶頂だ」
「あ…そ。で、今日は何んだ?道明寺HDの副社長は暇なんか?」
「暇なわけねぇだろ?おまえの所為でマジ頭いてぇ」

言われる前に俺はあきらの部屋にあるソファに腰をどかっと降ろす。
西田は書類だけ置いて外だ。

「で?マジにおまえがここに来る意味がわかんねぇ」
「マジか…おまえずっと出張だったんか?」
「まぁな、戻ったのは昨日だ」
「はぁ…あきら、おまえと三条のケンカに俺を巻き込むんじゃねぇよ」
「はぁ?」

俺は持ってた資料をあきらに渡した。
あきらは封筒を開けると一気に顔色を変えた。

「どう言うことだ?司」
「こっちが聞きてぇよ
「これは…決定事項か?」
「ああ、だから最初からそう言ってんだろーが」

さすがに一応契約書の類だから、隅から隅まで目を通すあきら。
まぁ契約書っても、三条の雇用契約書だ。
アイツはくせ者だからな。
一般の新卒と同じ契約なんてもんにしたらマジに美作が黙っちゃいねぇだろ。
特にあきらのあの母ちゃんは。
ウチのババァもひでぇけど、あきらんとこの母ちゃんもすげぇからな。

「司」
「なんだ?」
「おまえんとこで桜子が働くんだよな?」
「ああ、マジ不本意だけどな?」
「優紀ちゃんもいるよな?」
「ああ」
「総二郎怒ってたろ?おまえが掻っ攫ったって俺、散々酒付き合わされたぞ」
「あ?知らねぇよ。帰国したら秘書室にいたんだよ」
「おまえんとこばっかはズルいぞ」
「知るかよ
「桜子をおまえんとこにやるんだ。だから不公平を無くそうぜ」
「はぁ?意味わかんねぇ」

あきらは視線を書類からはなし、俺に向けた。
そして、ニヤリとこれまた気持ち悪りぃ笑顔を作りやがった。
F4ん中じゃダントツに怒らせたら怖いのはあきらだからな。

「司、牧野を美作にくれ」
「バカ言ってんじゃねーぞ、あきら
「バカなこと?なんでバカなんだよ。こっちは至極真面目だ」
「なんでアイツをおまえんとこにやらなきゃなんねぇんだよ」
「そりゃ不公平を無くすため?おまえんとこは桜子と優紀ちゃんいるんだし、牧野ならウチは大歓迎だ」
「アイツはダメだ」
「類んとこよりマシだと思うけど?」
「類んとこは絶対にダメだ。それなら俺が監禁してやる」
「出来んのかよ?尻に敷かれてるおまえが?」

よく言うぜ。
おまえだって桜子に散々遊ばれてんじゃねーかよ。
つーかあの小悪魔、ちげーな悪魔だ。
アイツが毎日いると思うと牧野を連れ出せねぇじゃねーか。
確実に邪魔してくるに決まってる。
そうしてるうちに俺が出張ん時に滋も来て…牧野を拉致んじゃねぇかよ。

「桜子は知ってるのか?内定」
「いや、おまえに言ってからっと思ってよ」
「落としてくれって言ったら落とせるのか?」
「あ…無理だ。人事に関しては俺の意見は通らねぇ。特に三条みたいな特上はな。ババァ管轄だ」
「桜子の部署は?それに俺の外せないパーティの同伴はどうなる?」
「それは西田に手配させる」
「はぁ、ケンカの代償が桜子の道明寺HDの就職かよ?お袋に責めらる身になれよ」
「ならとっとと籍入れて引き取れよ
「出来るもんならとっくにしてる」
「俺は牧野を易々と連れ出せねぇじゃねーか」

深いため息と同時に悪魔が笑ってやがる。
ババァに責められ、姉ちゃんに牧野を連れ出され、そして三条かよ。
ひとつだけ得することがあるとすれば、ヤローのいやらしい目や視線から牧野を、つくしを守れるってことだ。
それしか俺への利点はねぇ。

「桜子、新卒って柄じゃねぇぞ?」
「そんなん100も承知だ。あんな図太い神経したヤツが可愛らしい仕草なんかするかっ」
「普通の新卒くんなら瞬殺だろ?」
「なら面接受けさすな、あきらの落ち度だろ」
「そこは否定しねぇ。ウチの痛手をカバーするためにも牧野くれ。何なら桜子とトレードでいいじゃん」
「………」
「俺なら、類から牧野を守ってやるぞ?」
「おまえ、三条に似てきたんじゃねぇの?腹黒いぞ」
「心優しいお兄さまからの助言は素直に聞くべきだぞ?」
「俺に兄貴はいねぇ

俺は立ち上がり、あきらを睨む。
あきらも俺が怒り狂ってなぇことはオーラで気付いてんだろ、終始笑ってやがった。

「なんか問題起こしたらすぐさま三条引き取れよ?あきら」
「了解。おまえんとこの社長?に挨拶行こうか?」
「ババァがそんなことで時間空けるかよ?」
「時間の無駄ですって瞬殺されそうだ。司も大変だな?」
「そう思ってんなら今度のコンペ俺に譲れ」
「仕事は仕事、これはこれ。公私混同がバレたら牧野に愛想尽かされるぞ」
「バレねぇようにするのがおまえの仕事だろ?」
「言ってろ」

今度こそ、あきらに片手を上げて執務室を出た。
さすがアンドロイド西田。
俺を見るなり頭を下げ、後ろに付く。

「西田、今日は早めにに帰るからな」
「承知いたしました。牧野様もお喜びになると思います」
「ああ」
「三条様から牧野様がお喜びになるモノをお聞きしておりますので準備しておきます」

黒い笑みを浮かべた悪魔の姿が俺の目に浮かんだ。










==========
契約内容…はご想像にお任せしちゃおうと思います。
きっと大まかにはこちらに足を運んで下さってる方のご想像と同じ気がしています。
桜子ちゃん…可愛らしい新人になれるのかなぁ。
なりそうだな。仕事も出来そうだし。
司とあきらの掛け合いもテンポよく書いたと思ってるんですが…
あきらの雰囲気を崩してませんように。
miru
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/04/24(水) 07:33:40 | | [編集]
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