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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
きっと大丈夫_2
「ママ!」
「へっ⁈ママ⁈」
「ママ。杏、お腹空いたの」

杏は俺の元から牧野が見えた途端に腕からもがき、床に下ろすとすぐさま牧野の元へ走っていった。
そしてひとこと。
さすが…だな。
牧野に似て、空腹は我慢できねぇんだな。
俺はゆっくり牧野の元へ歩いていく。
杏は牧野の足に抱きついてた。

「杏は何食いたいんだ?」
「ママのオムライス!」
「オムライス?」
「うん!タマゴがふっわふわでね、美味しいのよ。パパも食べる?」
「ああ…腹減ったし食うかな」
「ちょっと!それよりもこの子誰?」
「さぁ?起きたらいた」
「ちょっと!道明寺の子でしょ。あんたそっくりだもん」
「まぁ…つーか、よくわかんねぇんだよ」
「信じらんない。自分の子でしょ?知らないとかありえないんだけど?」
「ママ、杏お腹空いて動けない」

俺と牧野の話を遮った杏。
ペタっと床に座り込みやがった。
牧野は杏の目線に合うようにしゃがんだ。
俺は冷蔵庫に体を預けたまま。

「杏ちゃん?だっけ。オムライス食べたいの?」
「うん…」
「じゃ今から作るけど…少し待ってられる?」
「うん…すぐね?」
「はいはい。ならパパと向こうで待っててくれる?」
「うん」
「パパ、行こうっ」

杏は俺の手を握って、俺をキッチンからリビングへ連れて行く。
全然、俺を見てたじろぐどころか嬉しそうだ。
つーか、牧野から発する「パパ」ってのが無性に棘があんだけど?
よく見てみろよ?
杏の目とか牧野そっくりだぞ?
牧野は冷蔵庫からタマゴやらを取り出して作り始めた。
杏は俺が座る横に座るかと思いきや、胡座をかいた俺の腿の上に座った。

「えへへ」
「そんなに嬉しいんか?」
「うん!いーっつもパパはママばっかりなんだもの」
「そんなにパパはママ好きなんか」
「そうよ。パパはママが大好きなのよ」
「へぇ」
「杏がいてもいっつもチュってするんだもの。杏がするとダメっていうのに」
「杏は好きなヤツいんのか?」
「うん!類くんとこの廉くん!」
「廉⁈類んとこ?」
「類くんにそーっくりなのよ。杏、あのビー玉大好き!廉くんも杏大好きだって!」
「類、いつガキ出来たんだよ?」
「パパ?類くんもね、杏のこと大好きなんだって!だからいつでも(花沢に)おいでって!」
「類のやつ…」

ふっとキッチンの方に杏が目をやるとテーブルにオムライスが乗せられるところだった。
杏は俺の腿から尻をあげて立ち上がる。
杏は小走りで牧野の元に駆け寄った。
俺は杏の脇に手を入れて抱き上げ、椅子に座らせた。
きっと杏が座ってもテーブルとの差がデカくてちゃんと食べられないだろう。
俺は自然と自分の膝の上に杏を乗せていた。

「杏ちゃん…ママのと味違うだろうけど我慢してね?」
「うん。いただきます!」
「はい、どうぞ」
「パパもちゃんといただきますしてね?ママやタマちゃんに怒られちゃうんだから」
「ふふふ、道明寺も形無しだね」
「美味しいー。パパも食べて?」

スプーンにオムライスを掬って俺に差し出す杏。
すげーかわいい。
牧野にもしてもらったことねぇのにと思いながら俺は杏が差し出したスプーンを口に入れた。

「美味しい?」
「ああ」
「ママ、良かったね。パパ美味しいって!」
「ほら、杏ちゃんお腹空いてたんでしょ?いっぱい食べてね」
「うん!ねぇ…ママ、どうしてパパのこと道明寺って呼ぶの?いつもパパか司なのに…ケンカしてるの?」
「へっ⁈」

牧野はフォークにさしてたトマトをポロリと落とした。










==========
ほんわか偽家族の出来上がりです。
補足しますと、類くんちの廉くんってのは花沢宅の次男くんです。
杏の1才年上くん。
類と瓜二つな彼はやはり性格もパパ似です。
杏のソウルメイト。類パパからは「いつでも(花沢にお嫁に)おいで?」と言われてます。
あきらや総二郎からは「やっぱ、杏は類んとこ選ぶのか…」だそうです。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/05/05(日) 07:34:10 | | [編集]
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