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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
きっと大丈夫_4
後片付けをしながら道明寺と杏ちゃんの方へ視線を向ける。
杏ちゃんは利発で大人ですらびっくりすることがある。
緩いウエーブの髪を見るとどう見ても道明寺の子どもだって納得しちゃう。
顔のパーツも道明寺似。
ほとんどがパパ似。

「なぁ」
「何?」

道明寺が広いリビングからあたしに話しかけた。
キッチンからほど近い場所から。
何帖あるかなんて怖くて聞いてない。
あたしは道明寺がいる場所まで歩いてく。

「こうやってるとマジ、家族だな」
「ちょっと…何言ってんの?」
「母親がそこにいて、父親とガキが遊んでる。よくある幸せ家族?」
「普通でしょ?」
「俺は年に1回会うか会わないかだったぞ。俺らはそれが普通」
「それは…」
「だからこういうシチュに憧れてる。しかも相手は牧野だし尚更嬉しい」
「言ってて恥ずかしくない?」
「全然?こういう普通の幸せが俺にとっちゃ幸せなんだ」
「本当に変わってるね」
「金なんてあっても幸せじゃない。おまえがいてくれて初めて俺の幸せが成り立つ。だから俺を拒むな」
「本当にオレサマなんだから。ねぇ?杏。そう思わない?」
「パパ?」
「そう、パパ」
「パパはママが大事で1番なのよ。ママも嬉しいって、杏知ってるのよ。それに…」
「それに?」
「パパにね弟が欲しいっておねだりしたら、パパ頑張るって言ってくれたのよ」

真っ赤になった。
なんてこと言うの?杏ってば。
杏の兄弟?
ずっとひとりっ子だったのかな?
聞いてみたいけど…
いいのかな?
すると道明寺がそれに続けた。

「杏はひとりっ子か?」
「ひとりこてなぁに?ママ。ママは何でも知ってるでしょ?」
「ひとりっ子ね。おウチに1人しか子どもがいないことかな」
「杏にはお兄ちゃんが2人いるけど、いっしょに居ないからパパは3人家族だなっていつも言ってるよ」
「そうなの?」
「うん」
「そっか。おウチにひとりなのね」
「でも寂しくないよ!楓ちゃんもタマちゃんもみんな好き!でも1番はパパとママよ」

そう言って道明寺に抱きつく。
抱きついても全然ブレることなく杏を抱きとめる道明寺。
なんか見てると本当の親子みたい。

「パパ、今日は杏といっしょに寝てくれる?」
「あ…どうすっかな?」
「パパとママの間でいっしょに寝たいな」
「うっ…」

あの子の下から見上げるこのおねだり。
あたしにはできないけど…
小さいながらもすごいわ。桜子見てるみたい。
そりゃこの可愛さでしようもんなら道明寺じゃなくても誰でも落ちるわね。
と真横で冷静にこの親子を見ていた。

「パパ、いいでしょ?」
「うっ、だっダメだ」
「ずるい!パパばっかりママと寝てる!杏もいっしょに寝たい!」
「いっしょに寝てあげれば?あれだけ広いベッドなんだし?」
「おまえと寝れねぇのは却下」
「はぁ⁈あたしは別の部屋で寝るし」

「「ダメ(だ)」」

「そんなとこだけ重複しなくても…」
「ダメ。パパとママと杏とで寝るのよ!いっつもパパはママを独り占めしてるんだもの」
「言ったら聞かねぇのは誰に似たんだ?」
「間違いなく道明寺の血よ」
「頑固なのは牧野の血だろ?」

そんな真顔で言わなくても、ねぇ。
でも本当にそっくりなのこの親子。
だから本当に杏ちゃんのママが誰なのかすごく気になった。








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偽家族続き。
言葉間違いはもれなく道明寺の血です。
杏のいる道明寺家はただ今3人家族です。
上2人は出払い中。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/05/07(火) 08:10:04 | | [編集]
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