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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
きっと大丈夫_8
「どした?」
「ううん、何でもないよ」
「何でもないとか俺の前で嘘つくな」

またぐるぐると訳わかんないことで悩んでやがんな。
そんなんで騙せるとか思うなよ。
俺は肩に掛けたバスタオルで髪を拭きながら告げる。

「当ててやろうか?」
「何をよ」
「今、おまえが思ってること」

牧野の前にどかっと腰を下ろした。
ちょうど杏をはさんで正面に。
杏には昼間にスーパーで超安いルームウェアを買ってそれを着せた。
黒いレギンスにウサギの顔が付いたパーカーワンピース。
風呂上がりだから肌も薄っすらまだピンク色。
髪もまだ濡れてるから牧野のようにストレートだ。

「なぁ…」
「何よ⁈」
「杏、よく見てみ?」
「へっ⁈」
「だから杏だよ。どう見てもこの肌の白さとか目のデカさとか自分に似てるとか思わねぇの?」
「意味わかんないんだけど」
「髪だって…髪質はおまえに似てるぞ?まぁ性格や他のパーツは道明寺の血だろうけどよ」
「何言ってんの?」
「だから、杏は俺らのガキだって」
「あたし…あんたの子どもなんて産んでないっ」
「当たり前だろ。今いたら、速攻で籍入れてやる‼︎」

ニヤけるのを我慢しながら言う。
きっとこれは夢だ。
俺の希望する牧野との幸せな時間。

「本当?あたし、何ももってないよ」
「俺が持ってるからいい」
「仕事だって…辞めれないよ?」
「道明寺HDにいるんだ、何とでもなんだろ。辞めろなんて言わねぇよ」
「ドレスだって似合わないよ」
「似合うドレスを俺が選ぶから何も心配する必要ねぇ」
「それから…」
「それから?あぁババァのことは完全無視で問題ない」
「それはマズイでしょ」
「マズかねぇよ」

手を伸ばして牧野の頬にそっと添えた。
泣いてないだけ今日は及第点か。
杏を膝に座らせて、一気に牧野を俺の方に引き寄せた。
そして唇を合わせた。
一度離してもう一度。
さすがに舌までは入れなかったけど十分だろ。
俺の気持ちが入ったキスはおまえしか知らねぇんだから。

「ちょっと子どもの前‼︎」
「気にすんな」
「気にするってば」
「杏は気になんねぇよな」
「うん。いーっも杏の前でパパとママ、チュウしてるもん」
「ほらみろ。子どもは正直だろ?」
「言葉の使い方間違ってる…」
「ママ、嬉しい?杏はパパとママが仲良くしてるの嬉しいよ?」
「うん…」
「やった‼︎」

牧野は顔真っ赤にして俺を見る。
いつになったら慣れるんだろな、俺さまの愛に。

「言い忘れてたわ。俺の体も好きだろ?」
「はぁ⁈」
「おまえって知らねぇ間に男見る目厳しくなってんぞ(笑)」
「どう言うこと?」
「俗に言うイケメンをイケメンと思わなくなってるってことだよ」
「それこそ意味わかんない」
「基本が俺や類ってだけでハードル上がってんだよ」

苦笑が漏れる。
初恋が類なんだろ?恋人が俺。まぁダンナもだけど。
芸能ニュースや経済誌ですら俺を含むF4を手に入れたいと軒並み騒いでんだぞ。
そんなハイグレードな男がすぐ側にいて普通の男がいいとかありえねぇだろ。

「気が変わるかもしれないでしょ」
「それこそありえねぇ」
「あたし、メンクイじゃないもん」
「俺を見てよく言えるなぁ(笑)」
「お金持ちに興味ないし」
「俺の資産なんてまだ親父に比べたら少ない方だろ?国家予算くらいなんじゃね?」
「性格も穏やかな方が好きだし」
「おまえがグダグダ決まらねぇから俺が決めてんだ。悩むだけ時間の無駄だ」
「嫁姑問題とか苦手だし」
「ババァと真っ向から喧嘩出来んのおまえくらいだろ。最近楽しんでねぇ?」
「それから!」
「諦めろ。言えば言うだけ俺への愛に気付くだけだぞ」
「……」
「な?俺が心底愛してんのはおまえだけだって」

もう一度言った後に額、鼻、唇にそっとキスを落とした。
もっと深いやつは子どもが寝た後で。

「ママは風呂入るってよ。ベッドでママ待ってようぜ」







==========
以前のタイトルって確か「子どもが寝た後で」とかだった気がします。
内容もネタだけ同じでほぼ変えました。
リベンジ版という名の新作。
司のつくしへの愛情表現ですな。
自然に男見る目が上がってるつくしちゃん。
彼氏の座に胡座かいてたら足元すくわれるんだから!と思わないでもないですが、
司ならまず大丈夫です。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/05/13(月) 07:44:43 | | [編集]
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