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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ケンカの代償?_4
「牧野さんすごぉい」
「何が⁈」
「見てないの?掲示板」

ほらほらって緒方さんに付き添われてそこに行くと1枚の紙に唖然。
そこにはあたしの名前。

「ね?いいなぁ副社長とランチなんて!」
「うっうん…そうだね」
「どんなランチなのか後で教えてよね」
「わかった…」

あたしの名前の他には見知った名前。
松岡優紀に三条桜子。
どう考えてもいつものメンバーじゃない。
ランチミーティングなんてそんなの今までなかったでしょうが。
席に戻ると部長には、不手際がないようにだとか…粗相がないようにだとか…聞かれたらちゃんと答えるようにだとか色々言われた。
そんなのわかってるっちゅーの。
つーか知ってる相手だしとは口が裂けても言えないけど。
昨日はあたしがぷりぷり小さな愚痴を言った。
仕事のことじゃなくて。
それを聞いてアイツはひとこと。

「で?まとめたら〇〇だろ…そんなことで何で怒ってんだよ?」

違うの。
まとめたらじゃないの!
つーか、アイツの言い方がムカつく。
この前ふとテレビで言ってたダンナのムカつく言い方。接し方。
これに当てはまってるのよ。
そりゃね?
アイツからしたらなんでもないことなのよ。
でもね。
あたしには重要だったのよ。
それをね、同調までじゃないけど聞いて欲しかっただけなのよ。

「先輩」
「あっ桜子」
「道明寺さん…すっごいイライラしてましたけど?」
「させておけばいいのよ、あんなバカ」
「あら?珍しいですね。ケンカ長引くと大変ですわよ?」
「ケンカじゃないし、勝手にあのバカが怒ってるだけだし」
「先輩じゃなくて?」
「あたしは普通よ!」

いや多分怒ってるのはあたしだ。
わかってるの。
単にあたしがひとり怒ってるだけ。
でもね。
男と女と考え方が違うし、それに相手はあの「道明寺司」なんだし。

「ランチって何ですかね?」
「桜子…アンタの心配はそれ?」
「時間も限られるわけでしょう?その中で極上のランチですよ。興味あるに決まってるじゃないですか」
「あっそ」
「先輩ってば素直じゃないんですから」
「あたしは至って普通よ」
「まぁ100歩譲ってそうしておきますわ」
「桜子!どっちの味方なの?」
「味方も何も…」

何がランチミーティングよ。
もう無言でバカ食いしてやる。
どうせ…どっかのお弁当でしょ?
メールを開くと重要マークが付いた未読メール。
差出人は…楓さん。

「ごめんなさい」

読みながらひとりごと。
『この状況が続くのであれば、NY異動にさせますよ』
誰が?とは書かれていない。
きっとそれはあたしに対してだ。
そんなことをすればたちまち司は怒り狂うだろうに。
『会長も今すぐ動く勢いです』
はぁ。
この親にしてこの子あり…か。
ほんとそっくりなんだから。
怒ってたのがバカらしくなってきた。
もう一度席を立ちトイレに。
そして携帯でピッといつもの番号をタップした。

「もしもし?」
「おぅ」
「あのさ…」
「ああ」
「あたし、NYに強制異動になったらどうする?」
「はぁ?どういうことだ
「この状況が続くならね…っていうかなんで楓さん、あたしたちがケンカしてるの知ってるの?」
「ババァ?知らねぇよ。親父とは話したけどババァとは話してねぇぞ」
「そうなんだ」
「詳しく話せ。ババァに異議申し立てる」
「ならいいや」
「良くねぇ」
「違うよこっちの話。ねぇ…今日のランチミーティングって?」
「美味いもん食ったら少しは落ち着くだろ?本当はディナー連れってってやりたかったんだけどよ、急遽出張入っちまって…悪りぃな」
「あたしも悪かったしごめん」
「おぅ。で何食いたい?」
「じゃメープルのね…」

きっと電話を切ったすぐに西田さん経由で指示がだされるだろう。
ごめんなさい西田さん。
面と向かって謝らなくても司の声のトーンで怒ってないのがわかる。
それは長年付き合ってればわかること。

「じゃ後でね」
「おぅ。美味いもん食わしてやるから楽しみにしておけ」
「昼から仕事するからね!」
「一応、聞いておくわ」

ケンカの代償は、豪華なランチとあたしの半日有休に変化を遂げた。








==========
社長と役員とでランチミーティングもしくはディナーミーティングなるものがあります。
普段聞けない話を聞いて視野を広げようみたいな。
今回見事にクジで当たりました。
こんな強運いらねぇし。
どうせ当たるならコンサートのチケットにしてくれ!と何回愚痴ったかわかりません。
マジ「当たったの?チケットくれるんじゃないの?えーっいらないよ」と返してバカ扱いされました。
ちょっとネタに拝借です。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/05/23(木) 07:25:56 | | [編集]
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