FC2ブログ
SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ドクター_36
出社して昼の会食のためにメープルに行って気付いた。
今日は7/7、世間でいう七夕。
そういや…まだ幼いガキだった頃、タマや邸の連中が笹を飾ったりしてたことを思い出した。
そして、会食じゃ相手の会社の爺が七夕の願いことを聞いてきやがった。
昔の俺ならそんなこと絶対に言わせねぇし、孫娘やら娘やらを七夕に掛けて見合いに繋げてる三段だったりする。
まぁそんなことをしようもんなら即刻切り捨てるけどな。
でもそれをしないのはつくしと翼を手に入れたから。

「やっぱアイツの存在はスゲェわ」

側に居るだけで俺の纏う雰囲気が違う。
LAに寄った時に姉ちゃんにも言われた。
おんなじ雰囲気に見えても、丸くなったらしい。
まぁアイツや翼に害が及んだ時は容赦しねぇ。
地獄を味合わせてやるのは俺のポリシー。

「西田…今日は早く帰るぞ」
「心得ております」
「おう」

どうしてもムリな時は諦める。
けど出来る限りは翼が起きてる時間に帰る。
そしてつくしが仕事でいねぇ時もだ。
パソコンさえありゃ最低限のことは出来る。
それに俺が率先してこうすることで道明寺HDの株価もここ最近はうなぎ登りだ。
出来ることはする。
そして社に戻り会議と決済を滞りなく遂行し邸に戻った。

「翼は?」
「リビングでつくし様と七夕パーティをなさっておいでです」

使用人たちはつくしのことをつくし様と呼ぶ。
普通なら俺のことを旦那様、つくしのことを奥様というがつくしがそれを断ったらしい。
アイツらしいぜ…ったく。
だから俺のことも今までとおり。
タマは坊ちゃんだけどな(笑)
俺はリビングにゆっくりと向かった。
カチャと扉を開ける。

「あっパパだ!」

俺の姿を見つけた途端、翼が勢いよく走ってきた。
そしてその小せぇ体を抱き止める。
手を伸ばして抱き上げた。

「パパっ、おかえり」
「おぅ、ただいま」

俺は翼を抱いて愛おしいつくしの元へ向かう。
そして翼を抱きながら…頬にキスを贈る。

「ちょっと!もう」
「なんだよ⁈嬉しいくせに」
「教育上良くない!」
「NYじゃ普通だから、今から慣れとけ」
「僕もする?」
「翼はダメだ。これはパパとママとの挨拶だからな」
「ずるい!」
「ずるくねぇよ。その代わり菓子食っていいから。OK?」
「……OK」

すげぇな翼の顔。
納得なんかしてねぇって顔。
つくしも苦笑いだし。
こんな時は話題を変えんのが1番だ。

「なぁ翼。何やってたんだ?」
「ん…笹にね、お願い事書いてたの」
「七夕だもんな」
「うん」
「何書いたんだ?」

翼が自分の書いた短冊を指差す。
なんだ?いっぱいあんじゃねーか。

『ケーキが食べたい』
『カエデちゃんといっしょに寝る』
『タマちゃんと遊ぶ』

「なぁ…これ」

俺が見つけた短冊。
それに書かれた翼の願いごと。

「ああ…見つけちゃった⁈」
「……」

『パパに会えますように』
『パパに抱っこしてもらえますように』
『パパと遊ぶ』

じっと見入る。
翼を抱いていないもう片方の手でその短冊に触れた。

「これねあんたに会う前に書いたやつ」
「ああ」
「翼にさ、何お願いごとするの?って聞いたら全部パパのことなの。側にあたしが居るのにね?」
「そっか…」
「嬉しいでしょ?」
「すげぇ嬉しい」
「これ、結構前から書いてってうるさかったんだよね」
「……七夕じゃねぇのに?」
「そう。早くからお願いしないとダメって思ってたみたいね。サンタさんといっしょ?」
「そっか」

言葉になんねぇ。
最近知った翼の存在がすげぇ愛おしい。
つくしとはまた違った愛情。
俺は自分とよく似た翼の髪を撫でた。

「サンキュー翼」
「うん。パパも書く?」
「願いごとか?」
「うん」
「あとでな」

これ以上翼の短冊を見ると泣きそうになる。
だからそれを悟られないためにさっそとこの場を離れたかった。
そして翼が俺に上目遣いでおねだりを開始する。

「パパ、お菓子食べていい?」
「ああいいぞ。パパはこれからメシだ」
「ダメです!」
「良いだろ?少しくらい。ほら行くぞ翼」

俺は翼を連れてダイニングへ歩き出す。
苦笑じみたつくしは盛大なため息をついた。






==========
七夕終わっちゃいましたが七夕話。
カエデちゃんと遊ぶっていうお願いは普段じぃじと遊んでるから。
まだ起承転結の転に至ってませんが(笑)お付き合いください。
==========
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019/07/09(火) 07:36:28 | | [編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する