FC2ブログ
SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
ケンカの代償?_5-3
「ん……、なんか鳴ってる」

ベッドサイドのテーブルに置かれた3台のスマホ。
ひとつはあたし。
もうひとつはあいつのプライベートスマホ。
残りは言うまでもなくあいつの仕事用。

「なんだよ?」
「どれかが鳴ってる…」
「放っておけよ。つーかまだ早ぇだろ?何時だよ」
「6時…まえ?」
「なら出んな。まだオフだ」
「いいの?ずっと鳴ってるよ?とりあえず出ようよ」
「ならおまえが出ろよ」

鳴ってるスマホをベッドに放り投げた。
そして彼はあたしの方に顔を向けてまた目を閉じる。
そりゃ普段のハードワークを考えたら1分でも寝たいってのはあたしでもわかる。
そっとベッドから出て通話ボタンを押そうとしたらそれを阻まれた。

「ちょっと!」
「なんだよ…」
「電話出るんだから邪魔すんな」
「邪魔してねぇし。ここで出ろよ」

はぁ。
どうしたってここから出そうとは思わないわけね。
あたしの力でこのバカ男を動かせるわけないし。
朝だし…まだご飯食べてるわけでもないし。
仕方なくスピーカーにして通話ボタンを押した。

「もし…」
「わたくしです。何度コールしたら出るのかしら?」
「すみません…おはようございます」
「あら?おはよう。悪いけれど司に代わっていただけるかしら」
「司さん…まだ眠ってまして」
「随分と呑気なのね。まぁいいわ。つくしさん昨日はお疲れ様」

隣を見ると明らかにイライラしてるよ。
この親子…私を介して話すのいい加減に止めないのかな。
とりあえず謝るが勝ちかしらね?

「いえ、あたしの方も勝手にパーティに参加してすみませんでした」
「あなた…〇△商事の常務や〇〇会社の社長といいお話が出来たようね」
「?」
「今、ウチが手を組みたい会社のトップよ」
「そうだったんですか?普通にお話しただけですよ」
「そう…」
「はい。でも勝手にドレス借りてしまってすみません」
「ドレス?構わないわよ。もうわたくしは着れませんからあなたに譲るわ」
「そんな!楓さんならまだ着れますって」
「隣にいる司をご覧なさい。失笑してるはずよ?」
「えっ」

隣を見るとすっごい嫌そうな顔してる。
楓さんが着てるドレス姿を想像してるのかな。
あんた、自分のお母さんでしょうが。

「司に伝えてちょうだい」
「はい」
「昨日あなたが談笑した会社にきちんと訪問すること」
「わかりました。伝えます」
「それから例の会社はグループ末端まで含めて取引停止です。潰れるのも時間の問題ね」
「例の会社?」
「あなたは気にしなくていいの。あと邸にあるわたくしのドレスですが着れるものは着て構わないわ」
「楓さん?」
「もう時間です。何か言いたいことがあればNYに来たら聞くわ。但し…」
「但し?」
「司にはサボってないできちんと仕事をするようにと伝えてちょうだい」
「はい」
「来るならあなたひとりで。会長が連れて行きたいところがあるそうよ」
「えーっと」
「もう時間だわ。それでは」

言うだけ言って切れたスマホ。
司の顔はものすごい嫌な顔してた。
といういか、相変わらずだなぁ。

「聞いてた、よね?」
「ああ」
「あんたのお母さんってやっぱりすごいね」
「いつにも増してムカつくババァだぜ」
「あんたの行動お見通しじゃん」
「……」
「ねぇ〇〇会社や〇△商事行くとき言ってね」
「つーか、お前もいっしょに行けよ。その方が話弾むだろ」
「いいの?あたしが行っても。なら行きたい」

普段なら同行はしないんだけど。
今回は行きたかった。
弾んだ話の続き話をしたかったの。
だから子どもがするように司の腕を掴んで、ブンブンと揺すってみた。
いつ行く?って。
行こうよ行こうよって催促をする。

「わかったからもうすこし寝ようぜ」
「えーっ、もう起きようよ。ちょっと早いけど」
「ムリ。そんな元気なら付き合えよ」
「何を?」
「アレ。元気なら俺の欲求に答えれるだろ?」
「いやいや…ゆっくり寝なよ。邪魔しないし」

言ったしりからあたしを組み敷いた。
言うなれば…アレが当たってるし。
いくら拒否しようともおこの男から抜け出せる術は持ち合わせてない。
だから腹を括ってあたしは司の愛情を受け止めた。








==========
楓さんが1番おいしい思いをしたんじゃないかな?
司より。
道明寺の発展にはつくしが不可欠。
==========
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019/07/29(月) 09:54:22 | | [編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2019/07/29(月) 12:26:53 | | [編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する