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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
隠れた愛の印
道明寺HDの玄関に一歩踏み入れるとそこは天国?って思うほど空調が効いてる。
もうこの暑い暑い日にはもってこい。
そして、今日は皆が一様に浮かれている日。

「ねぇっ牧野さん。楽しみね」
「ん?」
「今日は週に一度の私服dayでしょ?」
「ああ、そっか」

クールビズもほぼほぼ定着してる最中。
ウチの会社でも週に1日私服で通勤っていう日が設定された。
もちろん営業も役員も関係なく総勢全員。
女の子は普段からもそこそこオフィスカジュアルなんだけど。
男性は違う。
スーツからの衣替え。
面倒だって言ってた人も回数を重ねるごとに慣れてくる。
まぁ慣れって怖いってやつ?

「副社長の私服どんなだろ」
「……」

一瞬考えちゃったわよ、アイツの私服。
あのクローゼットに入ってる服の山。
一体いつ着るのよ?ってくらい入ってるし。
本当に不経済なんだけど!

「牧野さん?」
「えっ何?」
「牧野さんも楽しみでしょ?副社長の私服」
「あ…うん」

楽しみっていうより…
あたしの場合…
一体いつ買ったの?
いくらしたの?
同じようなデザインあったじゃん?
言い出したらキリがない!
どうせ…
アイツの選ぶ服なんて…
考えただけでも卒倒しちゃうわよ。
と言いながら自分の部署に行くと…
そこはコンサート会場か?ってくらい人だかりだった。
その人混みをかき分けて中に入りたくないけど入ってみる。

「よぉ」
「……」
「何してんの?そこあたしの席」

まっ牧野さん!と部長の声が聞こえてきたけど…スルー。
周りもあたしと司の2人に視線集中?

「おまえを待ってた」
「?」

あたしの席に無断で座る道明寺HDの副社長である道明寺司が立ったままのあたしを頭のてっぺんから足の先まで視線を動かした。

「それ…似合ってんな」
「どうもありがとうございます?」
「似合ってて当たり前だよな。選んだ人間のセンスが光ってる」
「そうですかね?」
「俺を誰だと思ってる?」
「……」

あたしが買う服が入るスペースあると思うの?
あんたがひっきりなしに買ってくるからでしょ?
着ないならどの道捨てられる運命だとか言うから着てるんだけど?
するとすっとアイツが立ち上がる。
いや、そんな立っただけでで黄色い声が…
異常な光景。
あたしはそんなスマートな仕草を見せる司に目を奪われた。

「惚れたか?」
「違います」
「惚れ直したの間違いか?」
「それも違うと思いますけど?」
「ずっと好きすぎて言えねぇか(笑)」

黒の細身のパンツに革靴。
白いTシャツにロングカーディガン。
本当に普通の、ごくごく普通の私服。
だけどなんでこんなに似合ってるんだろう。
Tシャツの襟元から見える鎖骨がまた綺麗に見える。
ん?
ちらっと見えた紅いの…。
何アレ。
気になる。

「ねぇ…」
「なんだ?ランチの誘いなら喜んで受けるぞ」

こそっと小さな声で問いかけた。
だってね?

「鎖骨の…そこ、紅くなってる」
「ああ、ここか?」

すっごい嬉しそうに笑ってる。
どういうこと?
氷の貴公子じゃなかった?
鉄の女の秘蔵っ子とまで言わしめたアンタの噂。
一瞬のことなのに…キャーって。
司を見た女性たちが一同に声をあげた。

「彼女のかわいいイタズラだな」
「/////」
「この礼は喜んでしねぇとな。牧野、何がいいと思う?」
「///」
「まぁいいわ。後で上に来い牧野」
「いや…お断り…」
「伝えたからな」

耳元でこそっと囁かれた。
あんま俺をヤキモキさせんじゃねぇぞと。
あのオープンすぎるフェロモンもとい愛情表現とあたしなりの隠れた愛情表現。
どちらが正しいの?








==========
ウチの会社は週に1日完全私服な日が設定されてます。
スーツ着用不可。
はじめはえーっとなってましたけど今じゃそんなことないかな。
意外に男性たちに好評なんだすよね

司のTシャツは数万するブランドのものですよ(笑)
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/08/04(日) 13:17:44 | | [編集]
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