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SHOW CASE
花より男子の二次小説置き場です。
隠れた愛の印_テレビチェック編
「ねぇ青山くん」
「なんだ?」
「今ごろ牧野さんたちってパリかなぁ」
「そうじゃね?」

結局、こいつは一旦ウチに帰ってオレん家に来た。
そして今に至る。
本来なら休み前半は予定があったって言ってなかったか⁈
まぁ会えるならなんでもいっか。
というか。
オレも緒方も当てられたんだよな、牧野と副社長に。

「手土産なんだった?」
「焼菓子とパンだった」
「私は焼菓子、ゼリーとかだった」
「相手によって中身変えてたんか牧野」
「ほぉんと牧野さんて気がつくというか気遣い半端ない」

狭い部屋で2人揃ってソファに並んで座るオレら。
羨ましいけど、あのウチは広すぎる。
オレらが一生あくせく働いてもきっと住むことは出来ないのは重々承知。

「テレビ付けるよ」

リモコンを押すと画面にはちょうど出国ラッシュ特集。
今年は長期の休みでヨーロッパに出かける旅行者が多いらしい。
おっそこはトレンドいってんな牧野たち。

「この時期にヨーロッパってボーナス飛んでっちゃうよ」
「だな」
「そりゃ青山くんが連れてってくれるなら喜んで行くよ?」
「副社長にはなれません〜」

そりゃそうだろ。
あんな全てにおいて完璧な男に勝てるはずないし。
F4のメンバーならまだ可能性あるか?

「ねぇねぇねぇ!」
「何?」
「あれ…副社長じゃない?」

テレビの端に頭一個分飛び出した長身が目に映った。
あの髪型。
うん、副社長だ。
白いTシャツに黒のジャケットを肩に掛けて…
くそぉ!男から見てもすげーカッコいい。
というか、オーラ半端なくね?
でもチラッと見えた副社長の表情は、笑ってたな。
テレビから聴こえてきた芸能コメンテーターは副社長のことに気付いたらしい。
すげぇ勢いで話し始めた。
服はどこのブランドだとか、サングラスは某ブランドメーカーだとか。
これって芸能人クローズアップじゃねぇよな?
いや、副社長は一般人か、一応。

「オレら牧野にデレデレな副社長見てるからなんか変な感じしないか?」
「うん。やっぱり副社長って二面性?な顔持ってるよね」
「牧野の前でだけ自分を曝け出してるんだよ」
「あとF3の前でもかな」
「俺らと話したって言っても結局は仮面付けてるもんな」
「牧野さんと手繋いでるのかなぁ」
「さぁ?きっと腰に手回してんじゃないか?」
「ありえる〜!」

結局。
あの億ションに果てにはテレビでも副社長の牧野愛を見てしまった。
いや見させられたって感じか?
休み初日の出国ラッシュをインタビューした映像。
休み明け、牧野に言ってやろ。



***

「珍しいね」
「何がだ?」
「こんな混雑してる時期に民間機使うって」
「ああ…」
「なんかあったの?」
「ババァからのクレームだ」
「……あっそ。あたしは聴かなかったことにするよ」
「おまえがジェット使いたいって言えばこんなことになんなかったんだろが」
「アンタの親子喧嘩にあたしを巻き込むな」

結局、緒方さんたちが帰ってから…数時間。
寝室から出ることを許されなくて。
司に抱かれた後、時間がないとかでコーディネートも全て司の指示で着替えて空港にいる。
彼は至って普通の…格好をしているのに、トキめいたのはナイショ。
そして暑いのに…恋人繋ぎだ。

「ねぇ手、離してってば」
「ダメだ!離すと迷子になんだろ?」
「なりません!子供じゃないんだから」
「いや、まだガキのがマシだろ?(笑)」
「ケンカ売ってる?」
「売ってねぇよ」

そう言いつつも表情とは裏腹に嬉しかったりする。
普段、SPがコイツの周りを囲んでるから。

「民間機ならエコノミー?」
「アホか。ファーストに決まってんだろ?行くのはパリだぞパリ」
「あはは、そうでした」

だってね。
コイツってばちょっとコンビニに?っていう感じで行くのよ?
財布とパスポートだけ。
あたしも同じ感じで小さめのスーツケースをひとつ預けただけ。

「つーか、スーツケースいらねぇだろ」
「言われると思ったよ」
「服は向こうに用意してるんだしよ」
「緒方さんたちにお土産買いたいからいるの!」
「ふーん」
「もう、本当に気がないんだから」
「普段から世界各国行ってると全く興味がねぇ」
「アンタはそうだろうね」

あたし、この休み満喫でるんだろうか。
司が仕事してる間に出掛ければいい?
いや秘書なら一緒?

「おまえ、ひとりごとダダ漏れ」
「何が?」
「俺がちょこっと仕事してる間、出掛けようとか思ってるだろうけど、ムリじゃね?」
「なんでよ」
「俺が全力で抱くのにそんな余裕あると思ってんのかよ?」
「ちょっとここ!公共の場に何言ってんの?」
「関係ねぇし。行きたいとこあんなら連れてってやっから」
「それ毎回聞くけど、実行されたためしないよね?」
「おまえが爆睡してるからだろ?」
「ちーがーう!」
「まぁいいわ。なぁ」
「何?」

触れるか触れないかの軽い軽いキスを頬に受けた。
さも自然に。
周りも騒めくことなく。

「こういうのもいいだろ?俺のもんだって感じれて」
「アンタのその勘違いは毎度呆れるんだけど?」
「ぬかせ。嬉しいくせに」

恋人繋ぎを解いて、腰に手を回してきた。
これって側からみたら新婚カップルに見えるのかしら?

「言い忘れてたけどよ」
「何を?」
「もしかすっと俺らテレビに映ってるかもな?(笑)」
「えっ?」
「さっき、カメラ見えた…まぁヤバかったらババァが止めるだろ」
「いいの?普段氷の貴公子って言われてるのに?」
「勝手に言ってるだけだろ?どうせならもっと際どいキスして目立つか!」
「イヤイヤ…株価暴落しちゃうって!」
「またババァの反感買って離れ離れになるってか?ほらラウンジ行くぞ」

もうアンタは笑ってるけど、笑えないし。
アンタと楓さんの言い合いって…超怖いんだからね。
ハブとマングース?
優紀にワイドショーチェックしてもらおうかな。

司の顔を見ると笑ってるからまっ、いっか。








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前半は青山くんたち目線、後半はつかつく。
普段と違う感じで書いてみました。
第三者目線?でのお話楽しんで頂けているようで調子乗って買いてみました(笑)
ファーストでパリ、一生ムリだわ。
宝くじ当たったら現実になるかも?
でも普段乗らないと、きっとソワソワして落ち着かないんでしょうな。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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2019/08/23(金) 07:55:14 | | [編集]
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